87.5%が「10年後の日本社会に不安を感じている」と回答【国際社会に対する日本人の意識調査】
全国1,000人の男女へのネット調査の結果、9割が日本の将来への不安感を示し、国連を軸とする国際社会体制の改革を望む声が上がった
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA: Institute for International Strategy and Information Analysis, Inc. 本社:東京千代田区、代表取締役:原田武夫)および一般社団法人日本グローバル化研究機構(RIJAG: Research Institute for Japan’s Globalization)は日本全国に住む男女1,000人に対しインターネット調査『国際的な社会課題に対する意識調査』を実施しましたので、調査結果をお知らせ致します。
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA: Institute for International Strategy and Information Analysis, Inc. 本社:東京千代田区、代表取締役:原田武夫)および一般社団法人日本グローバル化研究機構(RIJAG: Research Institute for Japan’s Globalization)は日本全国に住む男女1,000人に対しインターネット調査『国際的な社会課題に対する意識調査』を実施しましたので、調査結果をお知らせ致します。
■調査結果概要
・87.5%が 10年後の日本社会に不安 を感じている
・国際連合(国連)の認知度 は約40%
・46.7%が 「国連は国際問題にうまく対処できていない」 と回答
・80%が 「海外との関係よりも日本国内の問題を重視すべき」 と回答
・国連の 組織改革 を望む声
※その他社会課題に対する意識について計24問の回答を収集。
■調査レポート
年代別分析並びに全24問の調査データに関しては以下をご参照ください。
https://bit.ly/33v5oT6
■調査概要
調査対象:「日本並びに世界の社会課題に関心がある」と回答した、日本全国の16~69歳男女1,000名
調査手法:インターネット調査
実施時期:2021年4月14日(水)~4月15日(木)
■調査背景
国際連合(国連)によるUN75イニシアティブで実施された調査を我が国国民対象に特化して追調査する他、それに独自の質問項目を加えた調査の実施により我が国国民の自国および国際社会に対する意識傾向を明確化し、日本社会及び国際社会に対し、弊研究所として具体的な提言を行っていくため、その数値的根拠を得るため本調査を実施致しました。
■調査結果(抜粋)
1.10年後の日本社会に対して、87.5%が10年後の日本社会に不安 を感じていると回答。また、25年後の世界では人々は今より幸せでない、と回答した人が47%。
10年後の日本に対して不安を感じるか、希望を持っているかを質問すると、約9割が「不安に感じる」と回答しました。また、25年後の世界で人々は今より幸せだと思うかを質問すると、「今よりとても幸せだと思う」は3.7%、「どちらかと言えば今より幸せだと思う」(27.6%)で合計すると31.3%でした。他方で、「今よりあまり幸せではないと思う」(34.9%)、「今よりとても幸せではないと思う」(12.1%)という結果から、約5割は将来に対して悲観的であると言えます。
2.国際連合(国連)の活動について認知度は過半数を下回るおよそ40%。活動内容をよく知っているとの回答は5.8%にとどまる。
国連の活動の認知状況について、活動内容まで認知している(「活動内容を具体的によく知っている」、「活動内容を多少なりとも知っている」)人は39.9%で、約6割が国連の活動内容を知らないと答えました。
3.46.7%が 「国連は国際問題にうまく対処できていない」と回答。「うまく対処できている」と肯定的な回答は8.8%。
国際連合が国際的な社会課題に対してうまく対処できていると思うかを問うと、「うまくできているとは思わない」という回答が46.7%を占め、反対に「うまくできていると思う」という回答は8.8%にとどまる結果となりました。
4.80%が日本は「海外との関係よりも日本国内の問題を重視すべき」と回答。国内の社会問題への対応と国際協調のバランスが課題。
日本は諸外国とどのような国際関係を築くべきだと思うかを問うと、海外との関係よりも「日本のことを重視すべき」との回答が約8割という結果でした。一方で、本調査の別項目では86%が「国際的な社会問題に対しては世界各国が協調して一緒に取り組むことが重要である」と回答しており、国際協調の重要性を理解しながらも、まずは日本国内の社会問題への対応を求めていることがわかります。
5.国連の組織改革を望む声により、国連を軸とする現存の世界的な社会体制がもつ問題点が明らかに。
国連が国際的な社会問題に対してどう対処していくのが良いか、国連に提言するならばどのような提言をするかを問うと、約50%が「常任理事国だけではなく包括的な体制に移行してほしい」と回答しました。その他国家を超えるグローバルな社会体制の構築や国連の組織改革を望む意見が集められました。
その他、関心を持っている日本及び世界の社会問題に関する設問や、国際社会の中での日本の立ち位置に関する意見を問う設問など独自の質問項目によりデータを収集しレポートを作成致しました。
今後、当研究所として、具体的にどのような世界システムが望まれているのかについて更に調査をすすめ、国際社会における我が国の目指すべき在り方を検討しながら、人々の社会問題への取り組みを活性化させていき、さらに、調査により得られた定量的なデータをもとに、しかるべき組織に提言していくことにより希望にあふれる社会を形成していく所存です。
▼他の設問への回答結果や年代別の分析など、詳細な調査レポートは下記ページよりご覧ください。
https://bit.ly/33v5oT6
◆株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)について
マーケットとそれを取り巻く国内外情勢に関する分析とそれに基づく未来シナリオの提示をする中で、
ヴィジョンに掲げる「Pax Japonica」(※1)の実現のための活動を展開する独立系シンクタンク。
原田武夫(代表取締役CEO。2005年まで12年間、外務公務員I種職員として外務省に勤務)が2007年に
設立登記。主に全国の中小事業主をメンバーとする会員制サーヴィス(会員数865名(2021年3月現在))を軸に、創業以来急成長を続けている(2019年度売上は前年比145%)。日々発信する調査分析レポートは、
2015年7月よりトムソン・ロイターでも配信されている。また米ペンシルヴァニア大学のローダー研究所主催の
シンクタンク評価『Global Go to Think Tank Index Report』2020年度版の「注目すべきシンクタンク(ThinkTank to Watch)」カテゴリにおいて、日本から唯一31位にランクイン、2019年度からランクアップを果たすな
ど、グローバル社会においても高い評価を受けている。なお、ファウンダーである原田武夫は2020年度に東京
大学教養学部・学生自治体公認の自主ゼミを開講。2021年度は同学部において正規単位認定の「全学研究ゼミナ
ール」を担当する。
※1:直訳は「日本による平和」。現状は「課題先進国」である我が国が今後、多様な社会問題の包括的かつ斬新な解決を図らざるを得なくなることで、同様の問題を続々と抱え始める諸外国のモデルへと昇華し、もって新世界秩序が構築されることになるというコンセプト。
◆代表取締役(CEO)プロフィール
原田 武夫(はらだ たけお)
東京大学法学部在学中に外交官試験に合格、外務省に外務公務員Ⅰ種職員として入省。アジア大洋州局北東アジア
課課長補佐(北朝鮮班長)などを歴任し、2005年外務省を自主退職。2007年、株式会社原田武夫国際戦略情報研
究所(IISIA)を設立登記し、代表取締役に就任。2017年より国際商業会議所(ICC)G20 CEO Advisory Group
のメンバーを務める。2020年より東京大学駒場キャンパスで教鞭を執る一方、『PAX JAPONICA-The Resurrecti
on of Japan-』を英国にて出版(2017年)。その他、日独で著書・翻訳書多数。修士(学術(放送大学大学院
(2021年))及び京都文化学(京都産業大学大学院(2021年))。
◆IISIA 会社概要
商号:株式会社 原田武夫国際戦略情報研究所
英語表記:Institute for International Strategy and Information Analysis, Inc.(略称:IISIA)
代表取締役(CEO):原田 武夫
設立登記:2007年4月2日
事業内容:国内外情勢に関する調査研究および教育活動、経営コンサルティング業
資本金:3,000,000円(2020年4月現在)
本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 郵船ビルディング 3F
URL: https://haradatakeo.com/
Twitter 公式アカウント: https://twitter.com/iisia
Facebook 公式アカウント: https://www.facebook.com/iisia.jp
公式Youtubeチャンネル: https://www.youtube.com/channel/UC1_4Dgxm7gwcs7TPXPjcNwg
◆RIJAG組織概要
組織名:一般社団法人日本グローバル化研究機構
英語表記:Research Institute for Japan’s Globalization (略称:RIJAG)
設立:2011年9月29日
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 郵船ビルディング3F
URL:https://www.facebook.com/globalization.japans
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