食品業界初、植物由来合繊素材採用 食品工場用作業服「プロホワイト®」2022年11月よりリニューアル販売開始
安全靴や作業着等を販売するミドリ安全株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松村 不二夫)は、東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)が製造する部分植物由来ポリエステル繊維「エコディア®PET」を使用したミドリ安全オリジナル作業服「プランテックス」シリーズに、食品工場用作業服「プロホワイト®」を新たに加え、2022年11月より販売を開始いたしました。
(通販サイト等では従来モデルが完売次第、順次製品を切り替えていく予定です)
食品工場用作業服で部分植物由来合繊素材を採用するのは業界初(※)となり、今後も環境負荷低減の取り組みを様々なワーキングウェアに広げていく予定です。
※2022年8月時点 自社調べ 発行済み他社カタログ調査
- 食品工場用作業服プロホワイト(一部ラインナップ)
開発経緯
当社ではこれまで、食品工場用作業服「プロホワイト®」シリーズに東レの透け防止(フルダル)・異型断面繊維 スプリンジー®を使用し主力商品として販売してきましたが、2022年11月より順次スプリンジー®を植物由来合繊素材にリニューアルしていきます。
スプリンジー®を使用したウェアは、軽量で通気性・吸汗速乾性に優れ、プロホワイト®シリーズの中で最も人気のある商品で、生地に換算すると年間37万m以上(幅150cmとして換算)販売しています。これをすべて「エコディア®PET」素材へリニューアルすると、ブナを主体とする天然林が一年間に吸収・蓄積するCO2の量に換算し、東京ドーム約3個分の面積となり、CO2排出量を削減する効果があります。
※試算にあたっては、東レにて前提条件を設定しており、あくまでも前提に基づく計算値です。
「エコディア®」について
「エコディア®」は、東レグループのバイオマス由来ポリマー素材・製品の総合ブランドで、東レの登録商標です。
「エコディア®PET」は、植物由来の再生資源(サトウキビ廃糖蜜)を粗原料とした部分植物由来ポリエステル素材です。
「プランテックス」について
プランテックスは、ミドリ安全の植物由来合繊素材を使用したユニフォーム製品群のブランド(登録商標)です。
https://plantex.midori-uniform.jp/about/
【補足説明】
※1:「生態系サービス」とは、生態系から得られる便益で、O2や原材料の供給など。
※2:「再生資源」とは、「資源の有効な利用の促進に関する法律」に定められた用語で、プランテックス®では植物由来の再生資源として「サトウキビ廃糖蜜」を採用しています。
植物由来の炭素は大気中のCO2を増やしません
石油などを粗原料とした化石資源由来の合繊製品は、最終的には焼却され、地下から大気への一方通行での「炭素移動」になります。そのため、大気中のCO2濃度を増加させ、地球温暖化の主原因の一つにもなっています。
一方、サトウキビ廃糖蜜などを粗原料とした植物由来の合繊製品の場合、含まれる植物由来の炭素は、植物が光合成時に大気から吸収したものであり、仮に焼却(ごみ発電など)をされても大気中のCO2濃度を増やしません。
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