男性の育児参加の「質」を企業も考える時代へ〜県・地域企業との連動による効果的な取り組み事例〜
「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」をビジョンに掲げるコネヒト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 北吉 竜也、以下「コネヒト」)と三重県(知事 鈴木 英敬、以下「三重県」)は、県内における男性の育児参画を推進するための取り組みとして、県内の企業と連携し「パートナーと取り組む育児」オンラインワークショップを共同実施いたしました。
■取り組み背景
コネヒトは、「家族を話そう」を合言葉に家族に関する全国調査(※1)や「とるだけ育休」を防ぐための冊子配布、企業の従業員家族を応援する「Reworkパッケージ」の提供など、個々人が思い描く家族像の実現に向けた取り組みを行政や企業向けに展開しています。
特に、男性育休の領域では、「とるだけ育休」を防ぐための冊子の制作や配布に加え、全国の自治体や企業などと連携しご夫婦で向き合い、話し合うきっかけづくりとなるワークショップを開催しています。
三重県は、「希望がかなうみえ 子どもスマイルプラン」の重点的な取り組みの一つである「男性の育児参画」を推進するために、平成26年度より「みえの育児男子プロジェクト」を進めています。「子育てには男性の育児参画が大切」という考え方が職場や地域社会の中で広まるよう、家族での話し合いや理解のもと、その人なりの方法で、子どもの生き抜いていく力を育てることを大切に考え、男性が積極的に育児に参画することを応援しています。
育児をする上で家族で話し合いをし、それぞれの家族でのあり方を実現していくという両者の思いが合致し、今回の取り組みへとつながりました。
※1:家族に関する全国調査は下記よりご確認ください。
https://connehito.com/news/nationalfamilysurvey-2020/
■コネヒト・三重県・県内企業の3者連携で、より参加しやすい取り組みへ
コネヒトは、従業員の家族像の実現に意義を抱く最先端の取り組みに興味をもつ企業と連携してきました。ところが、多様な家族像の実現というテーマに課題を感じていない企業、またはそういったテーマに工数を割けない企業との取り組み数をどう増やしていくかが課題でした。
一方で、自治体が直接的に住民にアプローチしていたケースでは、プレパパ教室などに参加意欲はあるものの「仕事の都合で参加できなかった」という男性も多く、ワークショップやイベントなどの集客に苦戦することがあります。
そこで今回は、三重県子ども・福祉部少子化対策課と共催で、「みえのイクボス同盟(※2)」に加盟する県内企業7社のプレパパ・パパを対象とし、平日の業務時間内に「パートナーと取り組む育児」オンラインワークショップを実施いたしました。
県のネットワークを活用し、企業の理解を得ながら業務時間内に複数の企業の当事者従業員に対してワークショップを実施することで、男性の育児参画支援のための取り組みをより多くの人々へ届けることができました。
※2:平成28年4月に発足した三重県の職場でともに働く部下の仕事と家庭の両立等を応援する“イクボス“の取り組みや精神が県内各地に広がり、女性の活躍や男性の育児参画が当たり前の社会、子育て家庭を含むすべての家族に優しい三重県が実現することをめざし、誰もが働きやすい職場づくりに取り組んでいただいている企業経営者等で構成される同盟。
〈参加者の声〉
・対話形式が多く、育児を考える良い機会となりました。ありがとうございます。(30代男性)・旦那さんが持つ悩みは同じ内容が多くて、気持ちを共有する事が出来ました。(30代男性)
・話し合う機会を持てて、たわいもないことでも共有したり学びがあり、非常に良かったです。(30代男性)
・とても貴重な経験ができました。来年度以降も、オンラインを使ったワークショップを期待しています。(50代男性・管理職)
〈三重県子ども・福祉部少子化対策課〉
企業等と連携することで、より多くの男性が「プレパパ教室」に参加しやすい環境づくりが進むと考えています。今回の取り組みで得たノウハウ等を活かし、今後も企業等と連携しながら、「パートナーとともに行う育児」に向けたワークショップ等を進め、「男性育児参画の質の向上」に取り組んでいきます。
〈生活協同組合コープみえ 人事部〉
「3日間の育児休暇はおしごと体験と同じですよ!」ワークショップを通じて衝撃的に響いた言葉です。
組織(企業)側が職員(社員)に、仕事と家庭の両立について立ち止まって考える「機会を提供」することは、当人やその家庭だけでなく、組織にとっても有益な場になるように感じられました。
前向きに取り組みをすすめることで、より良いWLBの実現を後押ししていきたいと思います。
■「家族を話そう」の取り組みパートナー募集について
コネヒトが持っている家族の支援に関するデータや家族に関する全国調査を用いながら、さまざまなテーマで「家族を話そう」をともに拡げていく行政や企業、パートナーを募集いたします。
【コネヒト株式会社について】
「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」というビジョンを掲げ、「家族を話そう」というキーワードをもとに家族像の多様性を実現するための活動に日々取り組んでいます。「家族像」という概念は、抽象度、個別性や変動性が高いものですが、まずはこれまで運営してきたママリが活かせる「子どもを望む家族」の家族像実現に向け、「育児の悩み」「家計の悩み」「不妊の悩み」を解決課題を設定し、取り組んでいます。また、並行して「社会の意識」も変革していきたいと考えています。
私たちは、日々家族を学び、行動を繰り返し、時に志を共にするパートナーのみなさんとともに社会を前進してまいります。
https://connehito.com
設立: 2012年1月
代表者:代表取締役 北吉 竜也
所在地:東京都港区南麻布3-20-1 Daiwa麻布テラス5階
【提供サービスについて】
ママ向けNo.1アプリ(※3)「ママリ」を軸に、ビジョンステートメントである「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」ために家計、不妊、育児の悩み解決および社会の意識変革を行ってまいります。
〈育児〉
■2019年に出産した女性の3人に1人(※4)が会員登録しているコミュニティアプリ/情報メディア「ママリ」
Q&Aアプリ https://app.adjust.com/mg2p0df_pnh375z
情報メディア https://mamari.jp
■パパとママが喜ぶ子供の遊び場は?子連れお出かけ情報「アチコチ」
https://achikochi.mamari.jp/
〈家計〉
■働く一歩を踏み出そうとしているママを応援する求人サイト「ママRework」
https://mama-rework.mamari.jp/
■家族の購買判断を支える「ママリ口コミ大賞」
https://award.mamari.jp
〈社会の意識〉
■ママが一歩を踏み出しやすい社会の実現を目指すママリの社会発信活動「変えよう、ママリと」
https://mamari.jp/change/
※3:1,000人のママを対象としたママ向けアプリの認知度・利用経験・支持率調査にて、6項目(認知度、利用率、利便性、好感度、子育てで悩むママにオススメしたい、妊娠中に役に立った)で1位を獲得しました(実施年度:2021年2月、調査協力:GMOリサーチ株式会社)。
※4:「ママリ」内の出産予定日を設定したユーザー数と、厚生労働省発表「人口動態統計」の出生数から算出。
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