CNIEL フランス酪農業界の最新経済動向を発表
―L’économie laitière en chiffres(数字で見る酪農経済)2025―
CNIEL(フランス全国酪農経済センター)は、2025年版レポート『L’économie laitière en chiffres(数字で見る酪農経済)2025』を2025年6月に公開いたしました。フランス酪農経済の最新データを包括的にまとめた年次資料で、CNIELが毎年発行しています。酪農業の生産動向、消費傾向、輸出入などを網羅しており、政策立案や業界分析に活用されています。

1. 酪農場の5軒に1軒が“ロボット搾乳”を導入
フランスには約44,000 もの酪農場が存在し、2024年には約230億リットル以上の牛乳が生産されています。最新のCNIELの調査で、フランス全国の酪農場のうち24.4%がロボット搾乳機を導入していることが分かりました。CNIELでは全国の農場に対し、デジタル化支援や研修も展開しています。
2. フランスチーズの輸出量は前年対比+5%と増加傾向
チーズ大国として知られるフランスでは、国内だけでなく世界市場においても強い競争力を持っています。2024年のフランスチーズ(全カテゴリ)の輸出量は、前年よりも約5%増の690,780トンにも上り、欧州をはじめ、北米や日本など世界各国へフランスチーズが広がりを見せています。
3. フランスの食卓に欠かせないチーズ!年間消費量は1人あたり約11kg
2024年にはフランス国内で約147万トン※ものチーズが製造されており、1人あたりの年間消費量は約11kgであることが分かりました。チーズの世帯購入額も2021年以降右肩上がりで上昇しており、2024年では約85億ユーロと乳製品の中でもっとも消費金額が高く、チーズはフランスの食卓に欠かすことのできない存在です。
※ フレッシュチーズを除く

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L’économie laitière en chiffres – Édition 2025
【CNIELについて】
CNIEL (フランス全国酪農経済センター) は、国内の酪農家、酪農協同組合、製造業者、および流通関係者からなる非営利団体であり、国内外で以下の活動を行っています。
1. 酪農業界の経済動向、および乳製品が健康に与える影響に関するリサーチ
2. チーズを中心としたフランス乳業製品の良質なイメージの促進と消費拡大のための広報活動
3. 国際規格ISO26 000「社会的責任」の創設原則を尊重した社会活動「フランス・テール・ド・レ」
【CNIELモバイルサイト】
https://www.authenticcheeses.com/jp/
【CNIEL公式Instagram】
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