【東洋学園大学】3年次の全学生対象、必修授業内で「オンライン模擬就活」を実施
キャリアコンサルタントと連携しWeb会議ツールを活用。7月4日(土)、11日(土)にも実施予定。
■激変する就活市場、「オンライン」への柔軟な対応を求められる学生たち。
本学では、就職活動支援として「キャリア教育科目による授業」「キャリアセンターでの就職支援プログラム」の2軸で学生をサポートし、自身にあった進路に進めるよう教職員ともに連携しながら推進しています。
今回ご紹介する「キャリアデザイン」の授業では、面接官としてキャリアコンサルタントを招聘し、本番さながらのグループ面接指導やグループディスカッション指導を行う「模擬就活」を昨年度から実施。今年度は大手資格指導の学校TACによるSPI対策講座も加え、激変する就活市場への対応としてオンラインで実施しました。
今年は新型コロナウイルスの影響により就活市場も大きく変貌を遂げました。その中で重要視されるのが、「オンライン面接」や「オンライングループディスカッション」への対応です。本学では学生たちにいち早く状況に慣れてもらえるよう、Web会議ツールを使用した模擬就活の場を全3年生向けの必修授業で用意しました。担当教員※2は人間科学部の坊 隆史専任講師、現代経営学部の石黒 順子専任講師らをはじめ、企業や省庁の第一線での勤務経験がある教員やeラーニングのプロフェッショナルなどが参画しています。
■6月27日に第1回を開催。学生からは「自分の苦手なことがわかった」など好評。
すでに6月27日(土)に人間科学部の3年生189名が模擬就活を体験。担当した講師からは、「オンラインだと思った以上に一人ひとりの姿勢や動きが見える。学生たちもそれをわかっているのか、積極的に発言し相手に伝わるようにはきはきと喋り頑張っていた。自分の様子を客観視できるのは良い機会になっている。」(飯田専任講師)、「オンライン就活に向け、プライバシーへの配慮などといったリテラシーの部分もしっかりと指導した」(坊専任講師)、「オンラインでの選考は企業にとってのメリットも多く今後もオンライン選考は続くと思われる。その意味でも必要な取り組みだと考える」(石黒専任講師)といったコメントが寄せられました。
また、実際に体験した学生からは「面接の雰囲気を感じることができた」「緊張してしまい、言いたいことが上手くまとまらず笑顔に意識が回らなかった」「自分の苦手なことがわかった」「課題が山積みでもう一度シミュレーションしてみたい」といった感想が出ました。オンラインでの模擬面接・グループディスカッションを通じて、学生が自身を客観視し不得意な点に気付けるなど、非常に大きな収穫となりました。
【参考資料】
※1教養教育センター(センター長:人間科学部 中村哲之准教授)
2006年の設置以降、リベラルアーツ(教養教育)を重視する本学において、「時代の変化に応える大学」という理念のもとで教養教育に関わる授業科目の研究開発、企画立案、運営を行っています。深い教養と広い視野、正しい判断力と実行力を備えた人材を育成することを目的とした多様な基本教育科目を設置しており、近年では初年次教育や社会人基礎力を身につけるためのキャリア教育科目に力を入れています。
※2「キャリアデザイン」科目担当教員
<グローバル・コミュニケーション学部>
下山幸成 教授
専門は英語教育学・教育工学。現在はeラーニングを活用した反転学習と協働学習を多くの授業で実践している。
井上実佳 准教授
津田塾大学、コロンビア大学を経て、外務省(調査員)・大学・研究所勤務のち現職。
<人間科学部>
坊隆史 専任講師
(株)島津製作所人事部を経て、現職。現在は東京経営者協会で経営者に対する相談活動も行っている。専門は産業臨床心理学。公認心理師、臨床心理士。
飯田明日美 専任講師
IBMグループ会社にてグローバル展開プロジェクトに従事。アメリカとベトナムでの留学と居住を経て、お茶の水女子大学大学院博士後期課程に入学。2017年より現職。
<現代経営学部>
赤尾充哉 准教授
慶應義塾大学大学院助教(研究奨励)、関東学院大学准教授を経て現職。経営管理、組織理論、経営学説史を研究対象とし、キャリア教育の経験も豊富。
石黒順子 専任講師
あさひ銀総合研究所(現りそな総合研究所)、ベンチャー企業経営を経て現職。中小企業診断士としてコンサルティング業務にも従事している。
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