暑さ対策先進都市(浜松市・熊谷市・四万十市・多治見市・山形市)と伊藤園が集結 環境省後援「第11回アツいまちサミット2024」実施
“水分補給”をテーマに若者と各地の暑さ対策を発表
本サミットでは、日本の歴代最高気温を記録した5都市である浜松市(静岡県)・熊谷市(埼玉県)・四万十市(高知県)・多治見市(岐阜県)・山形市(山形県)が、暑さ対策先進都市として、各地の暑さ対策の発表を行うとともに、次代を担う若者と共に”地域の暑さ対策”について検討するワークショップも実施いたしました。
今年は、2019年の開催以来、5年ぶりに各都市が一堂に会しての開催となりました。当日は、昨年の活動報告、共催である伊藤園の取組み、また「水分補給」をテーマに市民団体や学生の他、若者と連携して考えた、この夏の各市のアイデアを発表しました。発表されたアイデアを5都市(浜松市、熊谷市、四万十市、多治見市、山形市)で実施することを『アツいまち活動宣言』として採択し、「第11回アツいまちサミット2024」は閉幕しました。
<各都市の取組み>
■浜松市:「地域産業」活用で浜松の暑さ対策を全国に!
アツいまちサミットへの参加が4年目となる浜松市。2024年は地元産業を活用した「熱中症対策 水分補給 ✕ 中心市街地 夏休みこども取組みでPR」と「SDGs」を主旨とする活動を発表しました。2022年FIFAワールドカップ、2023年大河ドラマ「どうする家康」に続き、2024年は地元産業の「注染染め体験」を屋外で開催することで熱中症対策のプロモーションをしていきます。
■四万十市:SNSやイベントを通じて全国に四万十・西土佐地域の暑さ対策を発信!
四万十市は2024年、「いろいろアツいぜ!夏の四万十大作戦」と題し、昨年に引き続きSNSやイベントを通じて全国に米ナスと暑さ対策を発信することを発表。西土佐地域の飲食店11店舗で四万十市名物の美味しい米ナス料理を食べることができる「アツさに負けるな!ガブッと米ナスキャンペーン」を実施します。8月に開催する「ナスフェス」では、ナスを使った様々な体験ができる他、むぎ茶配布による暑さ対策と水分補給の啓蒙を行います。
■多治見市:やってみよう!あっつうドリル~めざせアツさたいさくの神~
多治見市では、「多くの子どもたちに参加して欲しい」「積極的に取り組んで欲しい」「色々な人に関わって欲しい」などの想いから、昨年実施した暑さ対策をバージョンアップした「あっつうドリル」を発表しました。①「ドリル」での暑さ対策の取組みと「検定要素」を追加。②クエスト形式をリニューアルした点として、年齢に関係なく楽しく、日常的に暑さ対策を行える環境を目指します。街中を巻き込んだ企画も実施することで、色々な人に関わって欲しいと語りました。
■山形市:山形から日本全国に届ける暑さ対策 ―遊んで!楽しく!水分補給―
山形市は、山形大学と連携し、大学生が考える「遊んで!楽しく!水分補給」な空間、お水ゴクゴクパークを山形駅前で実施(8月5日)します。水分補給をテーマにペットボトルを使用したゲームを通して、1日にとるべき水分量や水分だけでなく塩分の補給も大切という正しい熱中症対策と水分補給について学べる機会をつくります。
また、昨年に引き続き企業と学生が連携した「暑さから考えるSDGsワークショップ」も実施する他、涼しい場所だけでなく、涼しく感じる食べ物を探す「クールスポット探索」を行い、見つけた場所や食べ物をマップ化し、発信いたします。
■熊谷市:地域資源を活用した挑戦 ~暑さ対策日本一の熊谷へ~
熊谷市は、「高齢者や子供達に対して重点的に暑さ対策を伝える」ことを目標に「クーリングシェルター」を拡充します。 さらに「星川グリーンカーテン事業」では、地域資源である星川で子供達とともにグリーンカーテンを栽培することで暑さ対策だけでなく、食育活動としても普及させていきます。
また、住民交流と夏の暑さを楽しむため、水を使った暑さ対策イベントとして、水かけ祭りを開催します。
さらに、熊谷駅ビルの「アズ熊谷」と連携して、伊藤園「健康ミネラルむぎ茶」がもらえるスタンプラリーやキャンペーンを7月14日より順次開催いたします。
■株式会社伊藤園:「健康ミネラルむぎ茶」SDGsの取り組み
2017年より「アツいまちサミット」に参加している株式会社伊藤園では、「お客様の健康づくりをサポート」「地域社会への貢献」といったテーマを掲げ、夏を快適に、住み良いまちづくりに貢献することを発表。
さらに「国内の資源循環」の実現を目指した新たな取組みとして、使用済みのラベルから新しいラベルにする「ラベルtoラベル」、むぎ茶殻を緩衝材にするアップサイクルなどを実施することで、環境課題解決に貢献し、持続可能な実現を目指します。
<熊谷市長 小林哲也様 コメント>
株式会社伊藤園様・アズ熊谷様のご協力により今年も本市でこのイベントが開催され、多治見市・四万十市・山形市・浜松市の皆様と、このようにオフラインという形で、またお会いできたことを大変嬉しく思います。
熊谷市は、様々な暑さ対策事業を通して、環境啓発を進めておりますが、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを目指し、一昨年10月28日に、「ゼロカーボンシティくまがや」を宣言いたしました。
また、今年度は熊谷市の公式LINE「クマぶら」を利用して、暑い中でも街中を快適に安心して、回遊していただけるように、暑さ対策スマートパッケージの公開や昨年に引き続き猛暑日の避暑先として「クーリングシェルター」を開設するなど熱中症対策の取組みを行っております。アツいまちサミットでは、日本有数の暑さで知られる町の地元住民の皆様や企業の皆様、学生さんなどが毎年暑さ対策について活発に議論を重ねているところでございますが、今回もご参加の皆様とアイデアを共有しながら、各市での熱中症予防対策の強化が図れることを期待しております。暑さ対策や地域活性化が各地でさらに推進され、そして皆さんに笑顔が溢れますことを期待申し上げますとともに本イベントがご参加の皆様の交流の輪を広げ実りの多いものとなりますことをご祈念申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。
<環境省大臣官房環境保健部 企画課熱中症対策室 室長 永田翔様 コメント>
埼玉の川越で生まれ、浜松でも医者をやっていたこともあり、アツいまちサミットの開催を心からお喜びするとともに、私が過ごしたまちの皆さまが頑張っていただいていることをとても嬉しく思います。
近年では毎年1000人を超える熱中症での死亡者数が出ていると言われ「熱中症は、死ぬ病気である」ことを理解していただきたいと思います。一方で、「熱中症は、予防できる病気です」これも是非知っていただきたいと思っております。
環境省では、熱中症警戒アラートを暑さ指数(WBGT値)が33を超えたときに発表させていただいてます。例えば夏の甲子園を事例で見ているとテレビで熱中症警戒情報がでることもあると思います。
そして、今年から新たに始まった「熱中症特別警戒アラート」では、35の値が出るときには、環境省の方から外出を控える呼びかけするという制度を開始いたしました。
今まで一度も出たことのない制度ですが、それくらい地球が熱くなっていることを是非知っていただきたいと思います。
また、環境省では「クーリングシェルター」作りを進めているところでございます。特別警戒アラートが出るような状況では不要不急の外出は避けていただきたいところですが、自宅にいられない場合は近くの「クーリングシェルター」をご利用いただきたいと思います。
改めて「熱中症警戒アラート」に注目していただき、熱中症予防行動として、見守りや声がけ、適切にエアコンを使う、こまめな水分・塩分を補給することが大切です。もう一度言いますが、熱中症は亡くなる病気です。しかし、熱中症は防ぐ事ができる病気です。是非取組んでほしいと思います。
今回は第11回ということで、歴史を重ねているこの会が、来年、再来年と続いていくことを心よりお祈りいたします。
<上尾中央総合病院 黒沢哲生医師 コメント>
6月に入り、本格的な夏がやってきました。「記録的猛暑」といわれた昨年よりも今年の夏の方が暑いとの予想が気象庁から発表されております。
暑さが厳しい日中の屋外での暑さ対策はもちろん室内や夜間での対策にも注意が必要です。
その理由は、気密性の高い住宅では、日中の日差しにより、家の壁や天井に熱が
蓄えられ、夜には放射熱となって室内に流れ込んで室温が下がりづらいためです。
特に、暑さを感じにくい高齢者や、体温調節機能が未熟な乳幼児は、十分な暑さ対策が
必要です。対策の一つとして、大切なのが水分補給そしてミネラルへの意識です。
動かなくても汗をかいてしまう暑いこの季節は、意識的に水分補給を行いましょう。
そこで、私がいつもおすすめしているのが、伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」です。
無糖で、カフェインゼロ、カロリーもゼロなので、どの時間でも誰でも飲めるのが
おすすめの理由です。家族みんな一緒に水分補給をしましょう。
飲み方にはポイントがあります。一気に補給しても、うまく体内に吸収されないため、
点滴のようにこまめに飲む「点滴飲み」がおすすめです。
ぜひとも、今年もしっかり「健康ミネラルむぎ茶」で水分補給をして、暑い夏を
乗り越えましょう。
アツいまちサミットとは?
暑さ日本一の記録を持つ「浜松市(静岡県)」、「熊谷市(埼玉県)」、過去に日本一の記録を保持していた「四万十市(高知県)」、「多治見市(岐阜県)」、「山形市(山形県)」の民間団体がタッグを組み、より良いアツいまちにする為に毎年夏に取組みを行っています。
理念「アツいまちを住みよくするために私達にできること」
日本のアツさ対策先進都市が、SDGsを踏まえアツさに負けない経験とアイディアを共有し、持続可能な社会の実現を目指します。
・元気に活動できる環境をつくります。
・いきいきとした人間関係を構築します。
・訪ねたくなるまちづくりを実践します。
未来へのビジョン「私の地域を誇りに思えるようにする」
発信:アツさ対策を全国・世界と共有し、持続可能な社会の実現を目指す
交流:アツい街同士の交流
革新:アツい街のイメージチェンジ
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