【新企画】理工学部住環境デザイン学科の1~3年生の作品展 2月19日までグランフロント大阪にて『学生バーチカル作品展2023』を開催
環境技術を活用して自然に配慮し、美しい空間・建築・まちをデザインする研究の集大成
2010年の開設以来、住環境デザイン学科はSDGsに先駆けて「環境技術を活用して自然に配慮し、美しい空間・建築・まちをデザイン」するための教育・研究を推進しています。
この度の『学生バーチカル作品展2023』は、「学修の成果として制作した作品を学外の方に見ていただき、さらに作品をブラッシュアップしていきたい」という学生の想いから開催に至りました。本作品展は3年生の学生が中心となり1~2年生も巻き込んだもので、学年を超えて学外で作品を展示する初めての企画です。
また同学科では、第1期生卒業生から毎年、卒業研究の成果を学外の方に広く知っていただく機会として「卒業研究発表展」を開催しています。今年度は2月12日(月・祝)から14日(水)まで3日間、4年生が作品や論文をポスターにまとめた「第11回卒業研究発表展」を本町ガーデンシティで開催しました。学生の家族、友人はじめ卒業生や他大学の学生、建築業界の方々など過去最大規模の600人以上が来場しました。
理工学部住環境デザイン学科はこれからも、環境技術を活用して自然に配慮し、美しい空間・建築・まちをデザインすることを通して、社会へ貢献してまいります。
1~3年生の学生有志による『学生バーチカル作品展2023』を2月19日まで開催
グランフロント大阪にあるサンワカンパニー大阪ショールームにて、住環境デザイン学科1年~3年生の有志による『学生バーチカル作品展2023』を開催しています。「バーチカル作品展」とは、学年を超えて学生たち自らが企画・運営する作品展示会です。授業やコンペで制作した空間・インテリアデザインや、環境・建築デザインの作品を展示しています。
【イベント概要】
会 場:サンワカンパニー大阪ショールーム
大阪市北区大深町3-1 うめきた・グランフロント大阪北館
ナレッジキャピタル5F ハウジング・デザイン・センター大阪(HDC大阪)内
期 間:2024年2月3日(土)から19日(月)までの12日間、オープン10時、クローズ17時
※18日(日)は、本作品展を計画・運営している学生が会場にて展示作品を説明します。
展示作品数:65点
参画教員 :理工学部 住環境デザイン学科 全教員
入 場 料:無料(ご自由にご覧いただけます。是非お越しください。)
企画学生(3年生)コメント
・1年次から実践的な授業が多く、授業の課題で作品を作る機会が多くありました。昨年の夏休みは製図室にこもり、渾身の作品を学外コンペに出展するも入選には至らず、悔しい思いをしました。しかし、フィードバックしてもらったことをきっかけに、学内や専門家だけでなく広く多くの人のコメントを聞く大切さを学び、作品展をしたいと思うようになりました。
・ポスターの中に並べられた丸い写真には、出展している学生一人ひとりの手と各々の作品に関係する物が写っています。3年生が中心となり、1、2年生も巻き込んで取り組めたので、次年度にもつなげてほしいと思っています。
参考
4年生によるイベント『第11回卒業研究発表展』 過去最大規模の600人以上の来場者
この度の発表展では、第11期生全員(総勢65人)が4年間にわたる学びの結晶「卒業研究」の集大成である、空間・インテリアデザイン、環境・建築デザイン、制作物、実験・フィールドワークの論文ポスターなどを展示し、ご来場のみなさまに学生から研究内容について説明しました。
●当日の様子
来場者からは、「学生の作品からインスピレーションを得ることが多く、毎年楽しみにしている」(20代:デザイン事務所勤務)という声や「デザイン性だけでなく、環境への配慮や自然との調和等、細部にまでこだわっていて、学生の説明から学ぶことが多い」(30代会社員)という感想がありました。
●学生のコメント 峯本菜奈さん
「ヒトとサルとの共生」をテーマに研究をしました。針葉樹人工林が野生動物の多様性と食料循環を妨げていることに着目し、人工林の間伐材利用を促進・工夫することで、サルの通り道兼溜まり場となる「サルPATH」のデザインを実現しました。今後は、サルが落とすタネ等に注目することで、「豊かな森は動物が創っている」という意識を涵養する“共生デザイン”にも貢献したいと思います。
●学生のコメント 池田風人さん
「循環型の建築」をテーマに寒冷稲作地域の緊急シェルターを製作しました。現在、廃棄されることが多い稲の副産物を見直し、「もみ殻」断熱に加え、稲作地域の生活文化に欠かせなかった「稲わら」を外壁に取り入れて文化継承に繋がる木造稲わら構法提案を実現できました。今後も、日本文化の根底にある“農作物の副産物”等を活かして持続可能な建築に貢献したいと思います。
●住環境デザイン学科 学科長コメント 坂本淳二 教授
コロナ禍に入学した学生ということもあり、卒業制作が始まった頃は学生同士のコミュニケーションにぎこちなさがありましたが、時間とともにお互いに知恵を出し合う姿を目にするようになり、目まぐるしい成長を感じました。最終的には、大変満足度の高い作品を制作できた学生が多かったように見受けられます。
今年で11回目となりますが、毎年、卒業研究発表展は学生が主体となり、自分の作品だけが目立つようにするのではなく、全体として調和するように、学生同士意見を交わしながら展示をしております。リアルなフィジカル空間として学生自らが会場を構築し、学内外の人々と有意義な時間を共有する「実践教育の体現」を目指しています。
【イベント概要】
会 場:本町ガーデンシティ(大阪市中央区本町3丁目6-4)
期 間:2024年2月12日(月・祝)から 2月14日(水)までの3日間
展示作品数:64点
参画教員 :理工学部 住環境デザイン学科 全教員10人
入 場 料:無料
理工学部 住環境デザイン学科とは
建築学における「環境工学」分野と「計画・設計デザイン」分野の両面からの探究を中心とする世界でも新しい教育プログラムを実践しています。「ECO技術×空間デザイン+IT」をテーマに、緑・光・水・熱・風などの自然の力を借りて持続可能で豊かな「住環境」を創造するための技術と考え方を学びます。
座学だけではなく、実践を通じて一級建築士を目指しており、環境に配慮されたインテリア・建築の現場見学や測定・分析などの実体験を通じて、人の生活の未来を描く力をもった有資格技術者となるために必要な基礎を学びます。講義で学んだことを、設計演習、インテリアデザイン演習、環境工学演習、デザイン方法演習、サスティナブルデザイン演習、スタジオ授業などで実践することで学びの効果を高め、さらに次の講義での深い理解につなげます。
現代の学びとして、ICTを駆使した学びにも注力しており、持続可能性や人口減少などの社会課題から、風・熱などの自然現象に至るまで、ICTを駆使して予測・検証・表現する力を身に付けます。ICTで空間創造と環境分析を融合する、新たな住環境デザイン方法を学びます。
▼摂南大学 理工学部 住環境デザイン学科
https://www.setsunan.ac.jp/gakubu-in/rikogaku/jukankyo/
▼住環境デザイン学科Instagram
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