【育児の不安は尽きないけれど、子どもと一緒に楽しみたい】第2子以降の産・育休者ほどアクティブな傾向

育休コミュニティ「MIRAIS」は産・育休者に対して意識調査を実施しました

育休コミュニティ MIRAIS

「なんとなく育休」をなくしたいを目標に活動する、育休コミュニティ「MIRAIS」(代表 栗林真由美、以下MIRAIS)は、産・育休取得予定者及び産・育休者115名に対し、産・育休中における意識調査を実施しました。その結果、第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに子育てに対する不安はある一方で、第2子以降の産・育休者の方が、産・育休中に取り組みたいことが多い傾向であることがわかりました。

【調査の背景】

2020年からのコロナ禍において、外出制限や自粛、対面は最小限とすることを余儀なくされました。その結果、オンラインを通してコミュニケーションをとりたいというニーズが高まりました。これは当時の産・育休者にとっても同様の状況でした。その後、2023年5月に新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行されて1年が経ち、アフターコロナの現在、産・育休者のニーズを改めて調査しました。

【調査の主な結果】

  • 第2子以降の産・育休者は第1子の産・育休者と比較して、「産・育休中にやりたいこと」の選択肢を1.7倍多く選択。

  • 産・育休者は出産・育児のことから、育休中の過ごし方、パートナーシップ、キャリアや復職準備にかかるまで様々な不安を抱えている。

※ 第1子の産・育休者

  現在、1人目を妊娠していて産休または育休を取得予定の者、及び1人目の産休または育休を取得している者

※ 第2子以降の産・育休者

  現在、2人目以降を妊娠していて産休または育休を取得予定の者、及び2人目以降の産休または育休を取得している者

【調査結果詳細】

●第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに、親子で外出する機会を作っていきたいと思っており、第2子以降の産・育休者の方が多くのことに取り組みたいと思っている

「産・育休中にやりたいと思っていることについて教えてください(複数回答)」と質問したところ、第1子の産・育休者は5割、第2子以降の産・育休者は8割が「親子でお出掛けや旅行する機会を作っていきたい」と回答しました。また、ほぼ全ての選択肢で第2子以降の産・育休者の方が「産・育休中にやりたい」と答えた割合が多いという結果になりました。このことから第2子以降の産・育休者が、休暇中の時間を活用することに意欲的であるとわかります。

図1-1
図1-2

【参考】

産・育休中に参加できるイベント/セミナー/コミュニティ/場でどのようなものが嬉しいか自由記述で募ったところ、次のような回答がありました。(上記設問に付随する自由回答抜粋)

  • リアル会場で同じ状況の赤ちゃんやお母さんと交流したい

  • 地域の支援センターなど、お家にいるより赤ちゃんと一緒に外出したい

  • オンラインで同じくらいの子供を持つママと悩みを共有したり相談できるコミュニティに参加したい

  • オンラインでママ向けのキャリア講座に参加したい

  • 子どもを見てくれる環境下でママに学びがあるといい

  • ベビーマッサージ

●第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに、経験のない子育てに対して不安に思っている

「出産・育児全般について、妊娠中/産・育休中に不安に思う/思ったことについて教えてください(複数回答)」と質問したところ、第1子の産・育休者のうち、「出産についてわからないことだらけ」「育児についてわからないことだらけ」と回答した人がともに5割以上と、未経験のことに対する不安が示されました。また、第2子以降の産・育休者の7割が「上の子に加え下の子のお世話を両立できるか不安」と回答しました。さらに、両者とも、約半数が子育て費用が増えることによる金銭的な不安や、子育てによって自分の時間が取れなくなることに対する不安を感じているという回答となりました。

図2-1
図2-2

●第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに、家事と育児を毎日繰り返す変わり映えのない日々を過ごすことを不安に思っている

「育休中の過ごし方について、妊娠中/産・育休中に不安に思う/思ったことについて教えてください(複数回答)」と質問したところ、第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに「家事と育児、毎日同じことを繰り返す変わり映えの無い日々」を最も不安に思っているという回答となりました。第1子の産・育休者は育休中の過ごし方のイメージが湧かないことで不安を感じる一方で、第2子以降の産・育休者は第1子の育休経験があるため、家庭以外でのコミュニケーションに関する具体的な不安を抱えていることがわかりました。

図3

●第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに、パートナーとの家事育児の分担を不安に思っている

「パートナーシップや家族について妊娠中/育休中に不安に思う/思ったことについて教えてください(複数回答)」と質問したところ、第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに5割以上が「パートナーとの家事育児の分担について」不安に思っていると回答しました。家事と育児を両立させるには、パートナーの協力が必要であると感じている回答者が多いことがうかがえます。

 図4

●第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに今後のキャリアの進展を不安に思っている

「育休後のキャリアについて妊娠中/産・育休中に不安に思う/思ったことについて教えてください(複数回答)」と質問したところ、第1子の産・育休者、第2子以降の産・育休者ともに6割以上が「今後のキャリアについて(昇進、転職、副業、起業、退職など)」の進展を不安に思っていることがわかりました。次いで「復帰後に備えて『何か学ばなくては』と焦る」が第1子、第2子以降の産・育休者ともに4割を超える回答となりました。

図5

●第1子の産・育休者は保活や復職準備の進め方に不安を感じ、第2子以降の産・育休者は復職後の仕事と育児の両立を不安に思っている

「復職準備について妊娠中/産・育休中に不安に思う/思ったことについて教えてください(複数回答)」と質問したところ、第1子の産・育休者の5割以上が「保活についてどう進めればいいかわからない」「復職準備をどう進めればいいのかわからない」と回答したのに対し、第2子以降の産・育休者は4割強が「復職後の仕事と育児の両立についてわからないことだらけ」と感じていることがわかりました。選択肢のうち「不安に思うことはない」と答えた回答者の割合が、第1子産・育休者で1割、第2子以降の産・育休者で2割強と両者の差が最も大きく出た設問となりました。

図6

【今回の調査を通じて】

第1子の産・育休者は初めての出産・子育てに、第2子以降の産・育休者は子どもの人数が増えた生活に様々な不安を抱えていることが明らかになりました。そのような中でも、子どもと一緒に外出したい、子どもの成長を味わいたいという意欲は強く、特に第2子以降の産・育休者の方が意欲的であることが示されました。

MIRAISでは同じ環境下にいる産・育休者と交流することで不安を共有、解消する機会を提供しています。また、子どもがいても何らかの「行動したい」気持ちに正直になることが産・育休を有意義に過ごすことに繋がると考えており、今後も産・育休者が意欲を持って行動することを応援してまいります。

【調査概要】

調査概要:産・育休中のニーズに関するアンケート調査

調査方法:インターネット調査(調査期間:2024/6/4〜2024/6/9)

有効回答:

  • 第1子の産・育休者(現在、1人目を妊娠していて産休または育休を取得予定の者、及び1人目の産休または育休を取得している者)50名

  • 第2子以降の産・育休者(現在、2人目以降を妊娠していて産休または育休を取得予定の者、及び2人目以降の産休または育休を取得している者)65名

図7

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

※本資料に含まれる調査結果をご掲載頂く際は、下記のフォームに事前登録の上、情報の出典元として『育休コミュニティ「MIRAIS」』の名前を明記してください。

 https://forms.gle/NVPhSeiHfT87sody5

 

育休コミュニティ「MIRAIS」について 

代表者:栗林 真由美

発足:2018年8月

URL:https://www.ikukyu-mirais.com/

2018年8月に代表 栗林真由美が「なんとなく過ごす育休」をなくしたいをミッションに立ち上げた産・育休者・復職者のコミュニティ。オンラインを中心に、イベントや企業コラボレーションなどの活動を行い、未経験分野にチャレンジしたり、育休をともに過ごす仲間と交流したりと「有意義な育休を過ごす」場を提供しています。

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会社概要

育休コミュニティ MIRAIS

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URL
https://www.ikukyu-mirais.com/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
神奈川県川崎市中原区井田1−34−43
電話番号
090-8057-7492
代表者名
栗林 真由美
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年08月