山口県萩市・大島診療所にリアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」を導入

医師の負担を軽減し、離島における医療課題の解決に貢献

ウィーメックス(WEMEX)

 PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区)傘下のウィーメックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋秀明、以下「ウィーメックス」)は、萩市国民健康保険大島診療所(山口県萩市、以下「大島診療所」)に、リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」(*1) を導入しました。大島診療所と本土のベテラン医師が勤務する診療所を繋ぎ、離島の若手医師を支援する形での活用となります。いわゆる「D to P with D(患者が医師といる場合のオンライン診療)」(*2) 形式での「Doctor Cart」の活用は、山口県では今回が初となります。

リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」(写真奥)を使用する様子リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」(写真奥)を使用する様子

 萩市大島は、山口県の本土から約8キロ離れた所に位置し、本土へは1日約4便、片道約30分のフェリーで繋がっています。大島には、600人弱の方が居住しており(*3)、高齢化率は県全体より高い45.6%です。(令和6年3月末時点)(*4) 大島を含む離島では、高齢化に伴う医療ニーズの拡大や医師不足により、医師にかかる負担の増加が喫緊の課題となっています。

 このような医療課題に対応すべく、国では、離島で勤務する総合診療専門医のICTを活用した育成・サポート体制の整備が進められています。(*5) この度、萩市においてリアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」を導入し、本土のベテラン医師が遠隔からリアルタイムで大島診療所の若手医師を支援することで、診療の質の向上や、若手医師の精神的な負担の軽減を目指しています。また、離島にいても専門医から学べる体制を整えることで、離島における若手医師の確保や育成も期待されています。

 ウィーメックスは、リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」の導入を通じて、医師の負担を軽減しながら、患者さんが住み慣れた地域で適切な医療を受けられるよう、持続可能な地域医療の構築へ貢献してまいります。


「D to P with D(患者が医師といる場合のオンライン診療)」 形式での「Doctor Cart」の活用イメージ図「D to P with D(患者が医師といる場合のオンライン診療)」 形式での「Doctor Cart」の活用イメージ図


(*1) リアルタイム遠隔システム「Doctor Cart」製品紹介サイト
https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth/services/doctorcart?utm_campaign=pr240425
(*2) D to P with D: Doctor to Patient with Doctorの略。遠隔地の医師が患者さんのそばにいる医師と実施するオンライン診療
(*3) 出典:「とびラボ企画~離島医療のいまとこれから~」(厚生労働省)
https://mhlw-communication-gov.note.jp/n/n57f2ab7a8502?gs=b0f349e5b873#87768b12-19d5-4ee6-84f8-560a9af211e8 
(*4) 出典:萩市Webサイト「萩市の人口」(令和6年4月9日時点)
https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/12/1085.html
(*5) 出典:「へき地の医療提供体制について」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001231218.pdf

#リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」について
専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインで繋げる、リモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システムです。遠隔地の医師主導で高性能カメラを操作が可能な上、超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し、患者さんの容体を短時間で把握することができます。遠隔操作で水平・垂直方向に動く最大20倍ズームができる高性能カメラを搭載しています。

※本製品には医療機器に該当する機能は含まれていません。※本製品には医療機器に該当する機能は含まれていません。




<萩市国民健康保険大島診療所について>
 萩市国民健康保険大島診療所は、萩市の本土から北約8kmに浮かぶ「大島」にある島唯一の診療所です。令和3年11月に竣工した萩市大島複合施設「ゆうあい館」の1階に診療所を移転しました。内科、小児科を標榜しており、医師1名、看護師2名、事務1名で対応しております。X線撮影装置や、CR装置、超音波診断装置、電子内視鏡装置なども整備しております。
https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/41/h40281.html
□所在地:山口県萩市大島5番地9


リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」を導入する、大島診療所(山口県萩市)の外観リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」を導入する、大島診療所(山口県萩市)の外観


<ウィーメックス株式会社について>
ウィーメックス株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制として、2023年4月より新会社として事業を開始しました。「メディコム」ブランドの医事コンピューターや電子カルテシステムの他に、薬局経営のサポートや特定保健指導の支援、遠隔医療システムなどを提供しています。また、2023年10月に富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社より電子カルテ・レセプト関連事業を取得し、ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社が誕生。 国内の「医療DX」を推進するヘルスケア IT製品・サービスを通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率化に取り組んでいます。
https://www.wemex.com/?utm_campaign=pr240425
□所在地 :東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF 渋谷ガーデンフロント14F
□代表者名 :代表取締役社長 高橋秀明

<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2022年度のグループ連結売上収益は3,564億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
https://www.phchd.com/jp

お問合せ先
ウィーメックス株式会社 

E-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com

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会社概要

ウィーメックス株式会社

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URL
https://www.wemex.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区渋谷3-25-18  NBF渋谷ガーデンフロント14F
電話番号
-
代表者名
高橋 秀明
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
1969年11月