【慶應義塾】高感度視覚再生遺伝子治療の効果を確認
-失明の克服・実用化に向けて-
慶應義塾大学医学部眼科学教室の栗原俊英准教授、堅田侑作特任助教らの研究グループは、名古屋工業大学神取秀樹教授らが創出した「キメラロドプシン」という独自の光センサータンパク質を用い、光遺伝学(オプトジェネティクス)を利用した高感度な視覚再生効果及び網膜変性の保護効果を世界で初めて、マウスで確認しました。
光遺伝学を利用した視覚再生遺伝子治療法は、若者の失明原因のトップである網膜色素変性症をはじめとした失明難病疾患を克服する技術の一つとして注目を集めているものです。既に海外では治験も行われていますが、課題の一つとして従来の光センサータンパク質は直射日光のような非常に強い光を必要としているということがありました。今回、動物実験においても夜道くらいの明るさの光でも応答できるという高感度化のみならず、網膜変性の保護効果という2つの効果を確認し、今後の視覚再生治療の実用化に応用されることが期待されます。
本研究成果は、2023年10月20日(グリニッジ標準時)にiScience誌に掲載されます。
光遺伝学を利用した視覚再生遺伝子治療法は、若者の失明原因のトップである網膜色素変性症をはじめとした失明難病疾患を克服する技術の一つとして注目を集めているものです。既に海外では治験も行われていますが、課題の一つとして従来の光センサータンパク質は直射日光のような非常に強い光を必要としているということがありました。今回、動物実験においても夜道くらいの明るさの光でも応答できるという高感度化のみならず、網膜変性の保護効果という2つの効果を確認し、今後の視覚再生治療の実用化に応用されることが期待されます。
本研究成果は、2023年10月20日(グリニッジ標準時)にiScience誌に掲載されます。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/10/16/231016-1.pdf
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