書籍「『感動』ビジネスの方程式」2016年1月22日発売
~「おもてなし」の仕組化が、ビジネスを変えていく~
本書の著者である杉元は、自社のサービス事業の経験から、現在の日本の「おもてなし」を―日本人だから出来る、非常に属人化したノウハウ―である― と捉え、今後グローバル化するであろう日本のサービス業界に警鐘を鳴らしてきました。また同時に、サービスが人に与える「感動」が今後の日本にコト作りという新たな価値を生み出すと考え、あらゆるビジネスにも応用できる技術として理論的、科学的な視点で分析・研究を重ね自社独自のノウハウとして追求を続けてきました。本書は、この感動を必然的に生み出す技術「感動の技術化」を軸に、様々な業界のビジネスに役立つノウハウを独自の視点でまとめたものです。
≪ポジティブドリームパーソンズの事業戦略≫
<着眼点>
①これからの日本の武器「ものづくり」から「ことづくり」への転換
②「日本人だからできる」サービスは、海外では通用しないという事実
③“ことづくりの工業化”、サービス業の生産性をあげる「リピート率」という観点
④顧客の「また来たい」を感動度という数値におきかえデータ化する(感動度≒リピート率)
⑤日本そして世界が本当に求める豊かさを追求する GDP(国民総生産量)からGNH(国民総幸福量)へ
■負けないための戦略
1.ウェディング専門企業からの脱却 ⇒ 感動創出企業として感動分野国内No.1の企業を目指す
2.過去のノウハウをもとに、ホテル・レストラン・宴席・フラワーの各事業に参入
※但し、戦うフィールドは他者参入のないコアな層をターゲットとする事業展開
例)男性をターゲットとした、“花を使ったギフト産業”(日本の男性がもっと女性へ花を贈る社会へ)
例)感動体験をするために訪れるレストラン
(ITを駆使し、1顧客に対してオリジナルのシナリオを描く(感動曲線))
例)法人のサービスには、本当に心がいらないのか?幹事の潜在意識に寄り添う宴席事業
3.リピートで顧客数の低迷をカバーする戦略(数の少ない顧客が、生涯に渡り繰り返し・複数事業をまたいで利用する)⇒生涯顧客化、事業間の回遊施策
≪書籍で紹介をしている「感動の技術化」の取り組み≫
■感動を科学する「感動の技術化」(※1)への挑戦
ポジティブドリームパーソンズでは、2009年から自社のサービスを科学的に分析し、独自の技術として事業に反映していくというプロジェクトを進めており、その技術を「感動の技術化」と呼び実際のサービスへの応用に努めてきました。
<感動を測定するアンケートを実施、数値に分析するアルゴリズムを開発>
・各サービスが実施するアンケートをもとに、顧客の潜在意識を分析し、それに響くサービスアクションを解析。即時反映させていくという膨大な工数を繰り替えし、(多くの失敗もありながら)現在のサービスノウハウを構築しています。
・『感動度86点以上』をリピート率の指標として定義。各事業が事業アクションの達成指標としています。
<金沢工業大学 感動デザイン工学研究所との感動にまつわる共同研究>
・2012年より、金沢工業大学 感動デザイン工学研究所との感動に関する協同研究をスタートしました。一般的に測ることは難しいといわれる“感動”という概念を、心拍、発汗、瞳孔の開き方、脳機能等の感動工学の観点から測定し、サービスが人の心身に与える効果を科学的なデータとしてとして見える化することに取り組んでいます。また、これらの取り組みは今後新たな商品開発にも役立てていく予定です。
※1 「感動の技術化」とは
「感動の技術化」とは、PDPがこれまでに手掛けた数万件以上のサービス提供の経験やノウハウ、さらには学術研究を基に独自に開発したサービスメソッドです。人が感動する際のメカニズムを理論的に分析し、感動を“偶然的”ではなく“必然的”に創り出し、方程式化することで全てのサービスに展開しています。2012年からはこのテーマで金沢工業大学との共同研究も開始し、さらなる精度の向上に努めています。
日本人の心の中にだけ息づく「おもてなし」を、ビジネスとしていかに再現性の高い技術に育てていくかに着目し、生み出した感動を必然的に生み出す技術「感動の技術化」。独自のサービス理論を方程式のように組み立て、感動を再現するこの技術が生まれた背景から、その手法、ビジネスへの展開方法までを自業界だけでなく、あらゆる業界のビジネスにも役立つノウハウ本としてまとめた1冊です。
感動の技術化が、どの業界においてもオリジナル製の高い商品やサービスを提供する為のフレームワークとなる技術であることを多くの方に知っていただければ幸いです。
≪書籍概要≫
■タイトル
・「感動」ビジネスの方程式~「おもてなし」を凌駕する驚異の手法~
■ページ構成
第一章:市場環境における「感動」ニーズ
第二章:「感動」の実際
第三章:「感動」の仕組みづくり
第四章:「感動」の理解と浸透
第五章:「感動」の現場での徹底力
第六章:「感動」の普遍性とPDPのこれから
■想定読者層
・組織のマネージメントに悩む30~40代のミドルマネージメント。
・学生~20代の若いビジネスマン(将来のマネージメント候補)となる人。
・あらゆる業界において、顧客を惹きつける商品・サービスを提案したいと考えているビジネスマン、経営者。
■特設サイト:http://www.positive.co.jp/books/
■出版社
東洋経済新報社(商業出版)
■著者
杉元崇将(すぎもと・たかまさ)
株式会社ポジティブドリームパーソンズ 代表取締役社長。
1967年2月、福岡県北九州市生まれ。福岡大学商学部卒業、グロービス経営大学院修了(MBA)。1997年、レストランウェディングのプロデュースを中心とした有限会社ポジティブを起業。4年後、PDPへ組織・商号変更して現職。“感動創出企業”としてホテル、レストラン、ウェディングなど、幅広い事業を展開。2013年第13回 EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー セミファイナリスト選出。
■販売
amazon:http://amzn.to/1Q7NfyH ※電子書籍での販売も予定しております。
≪企業概要≫
ポジティブドリームパーソンズがこれまでに提供してきたのは、ウェディングプロデュース事業を中心に、ホテル事業、レストラン事業、フラワー事業など多岐にわたります。世界の「豊かさの価値観」までを変革させようとする今、私たちが目指すのは「感動の技術化」。直営施設をファクトリーと捉え、ファクトリーで「感動」を生む技術を磨き、ノウハウとして蓄積させる。そして、その仕組みを全国各地へと広げていくコンサルティング事業をコア事業へと成長させていきます。そのために必要なのは、「感動の技術化」を成し遂げ、ビジネスとして拡大していく一人ひとりの力と志です。
■社名 :株式会社ポジティブドリームパーソンズ
■設立:1997年7月1日
■本社所在地:東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南ビル3F
■代表取締役社長:杉元 崇将
■従業員数:740名(※2015年5月現在)
■事業内容:ホテル、レストラン、ウェディング、バンケット、フラワー、コンサルティング事業
■企業サイト:http://www.positive.co.jp/
■SNS公式アカウント:Facebook: PositiveDreamPersons/Twitter: @pdp_kandou/
Youtube : http://www.positive.co.jp/youtube/
Instagram:positivedreampersons_inc
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