60代以降も仕事を続けたい美容師は約半数!だけど…
女性美容師が望む、産休/育休制度やフレックスなど、“時間”にまつわる環境についてのリアルボイス!「働きたいのはこんなヘアサロン」
株式会社ビューティーエクスペリエンス(本社:東京都世田谷区・代表取締役社長:福井敏浩)は、全国の美容師ネットワークから得たトレンド情報を発信する「 bex トレンドラボ」にて、美容師 102 名を対象に、就業に関する意識や職場環境に関する調査を実施しました。
調査結果の要旨は以下の通りです。
【調査サマリー 】
①60 代以降も仕事を続けたい美容師は 48%!
②男女別~美容師さんが働き続けるために今の環境に望むものは「産休/育休/介護休業」、「労働時間制度フレックスなど)」、「ボーナス」
③女性美容師が重視するのは時間にまつわる働きやすい環境
④現役女性美容師さんたちのリアルボイス! 働きたいヘアサロンはこんなところ
【調査概要 】
調査期間 :2019 年 6 月 1 日 〜 6 月 30 日
調査方法 :インターネット調査
対象 :美容師
サンプル数 :n=102
株式会社ビューティーエクスペリエンスは、サロンと製品を共同開発する共創モデル「SIM SalonInteractive Marketing )」を通し、全国の美容師様とその先のお客様に寄り添った製品の企画・販売をしてまいります。本リリースは、「 bex トレンドラボ」と題し、美容師様対象セミナーにご参加いただいた、トレンドを知るプロフェッショナルの声を調査したものです。今後も ‟人生に、新しい美の体験を。”という企業理念のもと、全国の美容師様とのネットワークを生かしたトレンド情報を発信してまいります。
トピックス①
60代以降も仕事を続けたい美容師は 48%!
ビューティーエクスペリエンスは美容師102 人(男性 38 名、女性 64 名)を対象に、美容師として何歳まで働きたいか調査を行いました。
「美容師として一生働きたい」と回答したのが、全体の31 %で第 1 位でした。第 2 位は「 40 代」で全体の 24 %、第 3 位は「 60 代」で全体の 17 %という結果になりました。男女別の調査でも、順位は同様の結果がみられました。この調査結果から、48 %の美容師さんが 60 代以降も働きたいと思っていることが分かります。
一方、「40 代まで働きたい」と答えた人が 2 番目に多いのも気になります。結婚や子育てなど、ライフステージの変化を見越しているからなのかもしれません。
【調査概要】 調査期間: 2019 年 6 月 調査方法:インターネット調査 美容師 102 名を調査
トピックス②
男女別 美容師さんが働き続けるために今の環境に望むものは「産休/育休/介護休業」、「労働時間制度フレックスなど)」、「ボーナス」
次に、「今の働き方のままで美容師として働き続けることは難しいと思うか」という意識調査を行ったところ、男性美容師では、「今のままで働き続けることは難しい」と感じている人は 53 %で、「どちらかというと難しい」と感じている人の 26 %に対して 2 倍以上という結果になりました。
女性美容師への同じ質問では、「どちらかというと難しい」と感じている人が44 %、「難しい」と感じている人は 27 %でした。
では、今の働き方が難しいと感じる理由は何でしょうか?
「どんな環境があれば希望の年齢まで美容師として働けると思うか」という質問を男女別にみると、男性美容師の回答第1位は「ボーナス」で、45%を占めています。第2位は、「明確な昇給・評価制度」で40%でした。
一方、女性美容師の回答では、第1位が「産休/育休/介護休業」で48%を占め、第2位は「労働時間制度(例:フレックスタイムなど)」で47%でした。
【調査概要】 調査期間: 2019 年 6 月 調査方法:インターネット調査 美容師 102 名を調査
トピックス③
女性美容師が重視する「産休/育休/介護休業」、「労働時間制度(フレックスなど)」時間にまつわる働きやすい環境
これらの調査結果からは、男性美容師が働く際に特に重視するものは「賃金」や「能力に見合あう昇給や評価」など、お金にまつわることだということが見えてきます。一方女性美容師の場合、「産休/育休/介護休業」や「労働時間制度(フレックスなど)」といった、ライフステージの変化に合わせて働くことのできる体制・制度、つまり“「時間」にまつわる働きやすい環境”であることが見えてきました。これは専門職である美容師だけでなく、すべての職種に共通する男女の差と言えるかもしれません。
女性美容師が「時間」を重視する背景について考えてみると、女性の社会進出は増加しているにも関わらず、結婚や出産を機にライフスタイルがガラリと変わることが多くあります。もちろん、男性の意識改革や政府のワーク・ライフ・バランスを推進する取組みによって、家事や育児を分担する男性は以前よりも増えています。しかし日本社会の現実を見ると、まだまだ多くはないといえるでしょう。
子育てや介護などでフルタイム勤務が難しい場合、ヘアサロンでも、フレックスタイムの導入や休暇の取りやすさなど、ライフステージの変化に合わせられる仕事環境が求められています。
勤務形態の多様化により離職を防ぐことは、結果としてヘアサロンの業績向上にもつながるのではないでしょうか。
【調査概要】 調査期間: 2019 年 6 月 調査方法:インターネット調査 美容師102名 (うち女性美容師 64 名)を調査
トピックス④
現役女性美容師さんたちのリアルボイス!「働きたいヘアサロンはこんなところ」
女性美容師に「働きたいサロン選びの決め手」について尋ねたところ、多くの女性美容師が「サロン・スタッフの雰囲気」を挙げています。
un ami omotesando の津村佳奈さんは、「アシスタントの時は、お客様がたくさん来ていて活躍している先輩がたくさんいるサロンが決め手でした。いまはその人に合った働き方、好きな事 自分が興味のある事 ができるサロン。」と答えています。自身のライフスタイルに合った今のサロンは、「肩こり、腰痛、足のむくみ、ついつい可愛い子を目で追ってしまう(笑)。」といった職業病(?)があるものの、全体的に環境が整っていて満足されているそうです。
SISの金田優歩さんは、サロン選びの決め手として、「サロンの雰囲気の良さ、スタッフの空気感・美容への意識の高さ」を挙げていました。
また、美容師をこれから目指す人のために整えてあげたい環境は?という問いに対して、多くの美容師さんが「教育、レッスン環境」と答えているのも特徴的でした。働きやすい環境を整えることと同時に、技術や接客のスキルを磨くためのカリキュラムの整備も求められているようです。
時間にまつわる働きやすい環境・しっかりとした教育制度を整えることは、美容師さんの生活を充実させるだけではなく、今後の美容業界の発展にもつながっていくのではないでしょうか。
Un ami omotesando
トップスタイリスト
津村佳奈さん
https://www.un-ami.jp/
SIS
スタイリスト
金田優歩さん
http://www.sis-hair.com/
【ビューティーエクスペリエンスについて】
株式会社ビューティーエクスペリエンスは、リピート率 No.1*の「ハニーチェ」や今年で10周年を迎えるヘアケアブランド「ロレッタ」で知られる、創業44年のヘアケアメーカーです。
「beauty experience -人生に、新しい美の体験を。」という新たな理念のもと、2015年4月に旧社名である株式会社モルトベーネから株式会社ビューティーエクスペリエンスへ社名変更を行いました。創業以来、美容師とお客様に寄り添った製品提供を目指し、美容室向け専売品及び、一般市場向け製品の製造・販売を行っております。その他、アジアを中心とした海外事業を展開し、日本の美容文化を世界に発信しています。
2018年11月には、「ロレッタ」を卒業した大人女性へ贈る、女性美容師と考えたケアスタイリングブランド「mm(ミリ)」を、美容室向け専売品として新しく立ち上げました。
*シャンプーリピート率ランキング<ドラッグストア> 2018 年実績 True Data 社調べ)
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