全国第2位に神戸市がランクイン 国際会議開催件数の都市ランキングで過去最高の快挙!
11月22日に日本政府観光局(JNTO)から発表された、2017年「日本の国際会議 開催件数」によると、神戸市は年間405件の国際会議を開催し、東京23区に次いで全国第2位という快挙を達成! これはJNTOが国際会議統計を新基準で取り始めてから約10年、神戸市としては過去最高の結果となります※1。
2015年の8位(113件)から前回は4位(260件)、そして今回の2位(405件)と、連続して飛躍的に上昇。内訳は、医療産業都市・神戸として医学・科学技術関係がやはり強く、全体の約半数となる183件に。また、地元大学における社会学関係の会議開催の伸びには目をみはるものがあり、約4割の153件という結果になりました。これは、国際会議を開催できる世界的に知名度のある先生が、いかに多く神戸にいるかということを表す結果とも言え、大変名誉なことでもあります。
※1 JNTOによる国際会議統計は1966年から実施。2007年に「参加者総数50名以上、参加国が日本を含む3カ国以上、開催期間1日以上の会議を認定」という新基準に変更
2015年の8位(113件)から前回は4位(260件)、そして今回の2位(405件)と、連続して飛躍的に上昇。内訳は、医療産業都市・神戸として医学・科学技術関係がやはり強く、全体の約半数となる183件に。また、地元大学における社会学関係の会議開催の伸びには目をみはるものがあり、約4割の153件という結果になりました。これは、国際会議を開催できる世界的に知名度のある先生が、いかに多く神戸にいるかということを表す結果とも言え、大変名誉なことでもあります。
※1 JNTOによる国際会議統計は1966年から実施。2007年に「参加者総数50名以上、参加国が日本を含む3カ国以上、開催期間1日以上の会議を認定」という新基準に変更
【主な要因】
①リサーチャーの配置による細かな情報収集
神戸観光局・神戸コンベンションビューローがMICE*2 の誘致力を強化するため、組織を改編、MICE誘致部を立ち上げてから2年。この間、神戸市内での会議開催の統計をとる人員を配置し、市内の施設等との連携を図ってきました。結果、今まで以上により多くの情報を細かく収集できるようになり、今回の件数増加につながりました。
②会議主催者との継続的な信頼関係の構築
地元を中心とした大学連携においても人員を配置し、会議の主催者となる可能性を持った先生と継続的な信頼関係の構築にも着手。その成果として、より国際会議開催についての情報把握ができるようになり、今まで収集しきれていなかった分野の会議についても集計が可能になりました。さらに、会議開催にあたって補助金の交付やグッズの提供、観光案内や日本文化体験の手配等、細やかなサポートをコンベンションビューローが実施。先生方から、神戸での国際会議開催に向けて積極的に動くことができるようになったという声も届いており、これらも一因と考えられます。
なお、全国的な傾向としても国際会議開催件数は前年比6.2%増の 3,313件となっており、日本の国際会議への総参加者数は、172.6万人、うち外国人参加者数は、18.7万人となりました。
【2017年に神戸市で開催された主な国際会議】
・生命科学系学会合同年次大会(ConBio2017)
参加者数10,202人(内外国人1,194人)
・国際測地学協会及び国際地震学・地球内部物理学協会合同学術総会(IAG-IASPEI 2017)
参加者数1,000人(内外国人500人)
・第11回リハビリテーション工学・支援技術国際会議(i-CREATe2017)
参加者数600人(内外国人100人)
【今後開催予定の主な国際会議】
・[2019年3月予定] ICANN64(インターネット関連国際会議)
参加予定人数2,500人(内外国人2,000人)
・[2019年6月予定] 国際リハビリテーション医学会(ISPRM)
参加予定人数7,000人(内外国人3,000人)
・[2019年10月予定] 国際義肢装具協会世界大会(ISPO)
参加予定人数5,000人(内外国人3,000人)
【その他】
MICEがもたらす神戸市への経済効果に期待
コンベンションビューローでは、ホテルやコンベンション施設等33施設を対象に2017年に開催された会議・イベントの件数を独自に調査。市内では会議・学会のほか、展示会やイベントが年間7,000件以上開催されているという結果が出ました。
つい先日、医学会の多い神戸にかけたお菓子が発売されたというニュースも記憶に新しいところですが、MICEは会議開催・宿泊・飲食・観光等と消費活動のすそ野が広く、神戸市内はもちろん、周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されており、年々その影響について注目が集まっています。
また、新しいビジネスやイノベーションの機会の創造につながること、多くの外国人が神戸を訪れることで国際都市としてのブランドの向上につながることも大きな魅力。神戸市では全国に先駆けてコンベンション誘致を戦略的に取り組んできた結果、2013年には東京、横浜、京都、福岡などの都市とともに「グローバルMICE都市」として観光庁に選定されました。これにより、JNTOによる外国人アドバイザーの派遣やプロモーション支援などを受けながらのMICE誘致ができていることも大きな強みと言えます。
今後もグローバルMICE都市・神戸としての知名度向上をはかりつつ、神戸市への経済発展をもたらすMICE誘致を積極的に推進してまいります。
※2 MICE(マイス):企業等の会議(ミーティング:Meeting)、企業が従業員等の表彰や研修などの目的で実施する旅行(インセンティブ旅行:Incentive Travel)、国際団体、学会、協会が主催する総会、学術会議等(コンベンション:Convention)、文化・スポーツイベント、展示会、見本市(エキシビション/イベント:Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称
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