静岡県の函南町立桑村小学校に、映像制作による新たなコミュニケーション教育プログラム『MCP』を導入

〜学校の魅力を映像で伝える体験で「伝える力」を育む教育パッケージ〜

株式会社Yuinchu

人々の日常の中で、ヒト・モノ・コトの接点が生まれる場“コミュニケーションスポット”の創出・運営を行う、株式会社Yuinchu(読:ユインチュ、本社:東京都品川区 / 代表取締役:小野正視 以下、当社)は、小学生向けの新たなコミュニケーション教育として、映像制作をとおしてコミュニケーション能力や伝える力を育むことを目的とした教育プログラム『Movie Communication Program by SHOOTEST(以下「MCP」』を函南町立桑村小学校に導入したことをお知らせします。

MCPが提案する“新しいアウトプット型学習”のかたち

昨今では、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」により、全国の小中学校において、児童・生徒一人に一台の端末が配布されるなど、資料作成ツールを用いたプレゼンテーションや、映像の簡易編集ソフトを使った動画づくりの授業が広がっています。

そうした背景からも今後はツールを使い、自分の伝えたいことを、相手に伝わる形に変換していく「表現の編集力」は、これからの社会でますます重要なスキルとされており、MCPはその体験機会を子どもたちに届けています。

当社は、映像制作がアウトプット型教育の理想的なモデルと考えております。これまでMCPでは、プロのクリエイターが講師となり映像制作の重要なプロセスに沿って必要なコミュニケーションを図りながら、伝えるために必要な考え方、言語力、表現力、アウトプット、動画の仕組みなどを学べる場を創出してきました。

過去の導入実績:熱海市立初島小中学校 様

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000028845.html

過去の活動報告記事

https://shootest.jp/circle/journal/

函南町立桑村小学校

プログラム導入の背景

同年代の子ども達に桑村小学校を知ってもらうための機会を

本プログラムの導入にあたっては、2年前にMCPを実施した熱海市立初島小中学校で当時校長を務めていた関口直校長が、令和5年度より函南町立桑村小学校へ着任されたことがきっかけになりました。

桑村小学校の周辺にはいくつかの小学校があるなかで、「桑村小学校の卒業生が中学校に進学した際、桑村小学校の名前があまり知られていない」という現状がありました。

この現状を受け、児童たちが自らの通う学校の魅力を深く見つめ直し、その魅力を動画というかたちで発信することを通じて、地元の子どもたちに桑村小学校をより身近に感じてもらう機会をつくることや、卒業後に自信を持って出身校のことを語れるようになってほしい。そうした想いから、MCPの導入に至りました。

MCPの価値提供について

① 映像制作の「前工程」から始まる学び

MCPでは、映像制作の前段階にあたるリサーチや構成といった「前工程」に重きを置いています。映像制作というと、完成された動画やその表現技法に目が向きがちですが、まずは、取り上げたい事柄について深くリサーチし、情報を集めることが、映像制作における最初のプロセスです。

今回のプログラムでは、桑村小学校の魅力を見つけ出すことをテーマに、魅力抽出のためのワークショップや、学校内外でのフィールドワークなど、様々なコミュニケーション手法を取り入れた実践型の学びを展開していきます。

最終的には、動画としてアウトプットし、地域の同年代の子どもたちに向けて発信することを目的としていますが、もっとも大切にしているのは、児童自身が自分の学校の魅力に改めて気づき、自らの言葉で語れるようになることこそが、MCPが届けたいプログラムの本質です。

② 実践を通じて学ぶ、著作権とデジタルリテラシー

桑村小学校では、著作権に関する知識やデジタルリテラシーに関して、学校での座学の教育よりも実際に児童自身が作っていく中で伝えていくことでより身につくと考えていらっしゃいました。

MCPでは、実際にビジネスの場で活動する商業クリエイターやYouTuberが先生として登壇するため、児童にとってより実践的な学びの場になります。また、学校の先生方にとっても、専門領域のプロフェッショナルを頼ることで“教育現場における負荷の軽減”に繋げることが可能です。

プログラムの内容

<授業の内容>

第1回:桑村小学校の魅力を伝えよう(個別探求、グループワーク)

第2回:フィールドワークしよう(取材・情報収集、ロケハン)

第3回:動画作りに必要なことを知ろう(企画の立て方、撮影・編集の仕方)

第4回:絵コンテをつくろう・撮影の計画を立てよう(絵コンテ作り)

第5回:情報リテラシーを学ぼう(撮影・編集の前に情報リテラシー)

第6回:動画を撮影しよう(自分のつくった絵コンテをもとに動画を撮影)

第7回:動画を編集しよう(撮影した動画を編集する)

第8回:作った動画を見てみよう(編集した動画をみんなでフィードバック)

第9回:動画を完成させよう(フィードバックをもとに修正、完成へ)

完成後:SHOOTEST YouTubeにて動画公開

<学びのプロセス>

1)ワークショップ形式を通して、伝えたい情報を仲間と一緒に考える。

2)インタビューを行うなど、フィールドワークの中から感じるままに情報を集める。

3)集めた情報から、何を伝えたいのか、何を求められているのかを考え、イメージを膨らませる。

4)仲間との議論や自問自答を繰り返す中から、伝えたいイメージを言語や絵コンテに落とし込み、イメージを具体化していく。

5)絵コンテを元に、目の前に広がる世界から自分が必要な素材を撮影する。

6)撮影した情報を編集、映像として具現化する。

<得られるもの>

・自分が伝えたいことを想像する力

・相手に何を求められているか想像する力

・全体プロセスを俯瞰して見通す力

・著作権、肖像権、個人情報などのデジタルリテラシー

・動画制作スキル

プログラム導入への想いと期待について

桑村小学校・関口直校長のコメント

桑村小学校は、大自然に恵まれた環境で、これまで読書活動と体験活動を通して、感性を育む教育をすすめてきました。その成果は出ている一方で、小規模校ということで、育んだ感性をどう働かせるかといった表現力の育成が課題となっています。授業の中で、自分で調べたことや考えたことをまとめて発表する機会は設定されています。

 これをさらに、社会で生きて働く力として育成していくには、子供たちが身近に触れているものを活用して授業づくりに生かすことが大事であると考えました。普段受け手の立場で視聴することが多い動画を、発信者として自分たちで制作していくことは、子供たちの多様な見方・考え方を育むことにつながります。このプログラムは、プロの指導のもとに、計画にそってすすめていくことで、大きな成果が得られます。また、単にすべてをプロに任せるのではなく、そこに教員も関わりながら共につくりあげていくプログラムであることも大事なポイントです。

ここでの子供たちの学びが、情報を適切に扱うことによって、自分の表現力の幅が広がるきっかけとなることが期待されます。そして、自分の学校や地域の良さを発信することで、これからも自信と誇りをもって生活していける子供に成長してほしいと願っています。

ご参考:

<詳細資料>

「Movie Communication Program(MCP) by SHOOTESTについて

<プレスリリース_2024年2月6日>

小中学生が映像制作でコミュニケーション能力を育む "新たな教育プログラム"「Movie Communication Program(MCP) by SHOOTEST」

プログラム紹介ムービー

『MCP』は「自分のスキルや経験を仕事以外にも活かしたい」そんな思いを持つクリエイター・パートナーと、その力を必要とする人たちを繋げ、実現力と継続力のある場を作っていくプロジェクト「SHOOTEST CIRCLE」が取り組むプロジェクトです。

当社は今後も、学校や地域と連携しながら、子どもたちの「伝える力」を育む学びの場を、ひとつひとつ丁寧に届けてまいります。

■会社概要

社名:株式会社Yuinchu

所在地:東京都品川区上大崎2-11-10藤原ビル 5F

設立:2012年8月8日

代表取締役:小野 正視

事業内容:

空間開発・運営事業 / 飲食開発・運営事業

各種メディア開発・運営事業 / 各種プロデュース・制作事業

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会社概要

株式会社Yuinchu

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URL
https://yuinchu.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都品川区上大崎2-11-10 藤原ビル5F
電話番号
03-6408-9085
代表者名
小野正視
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2012年08月