ライフステージの変化とキャリア育成の両立へ『あなたらしい復職計画』プログラム開始
「平等な機会とインクルーシブな世界の実現(Equality & Inclusion =E&I)」を経営戦略の一環として掲げるP&Gジャパン合同会社(本社:神戸市/以下P&G)は、出産や育児に伴って育児休業を取得する社員が、安心して育休を取得し、復職する際もスムーズにキャリアを再開できるようサポートする『あなたらしい復職計画』プログラムを2022年9月に開始しました。
P&Gでは、「平等な機会とインクルーシブな世界の実現(Equality & Inclusion =E&I)」を経営戦略の一環として掲げ、多様な社員一人ひとりが、等しく機会を得て能力を最大限に発揮できる組織づくりに取り組んでいます。「文化」「制度」「スキル」を3本柱に、1992年から30年近くにわたって、女性活躍推進、ダイバーシティ(多様性)推進、個々の違いを受け入れて認める「インクルージョン」を推進し、それによって多様な社員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる組織づくりを進めてきました。
育児・介護休業法の改正が2022年4月より順次施行され、企業規模にかかわらず「育休取得対象の従業員への周知と意向の確認」が義務化されるなど、企業側には、これまで以上に男女関係なく育児休業が取得しやすい職場環境の整備が求められています。本プログラムは、それぞれの社員が、自身またはパートナーの妊娠や出産、育児などのライフステージの変化に応じて、キャリア育成を自分らしく計画できるようサポートするプログラムです。従来は必要に応じて、各人が調べていた各種制度や申請方法などを分かりやすくまとめた“虎の巻”を提供するだけでなく、同内容の研修も実施しスムーズに育児休業を取得できるよう支援します。同時に、企業文化として各人に応じた育休取得・復職をサポートするためにも全社員への更なる意識改革を行っていきます。また、先輩パパ・ママの体験談を直接聞くことができるセッションや育休中に受講する復職前セミナーを設定し、包括的に自分らしい復職計画を立てる手助けをしていきます。
• 全社員への研修:虎の巻と同様の内容ですが、育休取得を計画している社員だけでなく全社員を対象として行い、特に部下をもつ管理職の社員にも知識を持ってもらい、部下が不安なく育休を取得し、復職することをサポートできるようにする目的としています。
• 先輩パパ・ママのパネルディスカッション:今後のライフとキャリアの計画に役立ててもらうため、育休を取得した先輩ママ・パパの体験談を共有してもらい、質問にも答えてもらう相互コミュニケーション型のセッションです。
• 復職前セミナー:育休中に、復職後に利用できる会社の制度や育児とキャリアの両立のヒント、上司とのコミュニケーションの方法などを共有したり、疑問や不安を解消するための少人数のセッションです。
P&Gは、本プロジェクトの推進・普及を通して、組織内でインクルーシブな風土を醸成し、女性だけでなく男性もライフステージの変化とキャリアの育成を両立できる環境作り進めてまいります。
S.Yさん(高崎工場勤務)/取得期間:3週間
2011年に入社し、洗濯用洗剤ジェルボールの生産立ち上げに携わり、その後ジェルボール一筋。
妻が里帰りから戻り、自宅での新生活が始まるタイミングで育休を取得しました。妻に育休を取得して欲しいと言われ取得を考えましたが、最初はチームに迷惑が掛かるのではと仕事を離れることに不安を覚えました。迷いながらも上司に相談したところ快く受けいれてくれ、安心して休みに入ることが出来ました。取得した感想は“最高!”の一言です。家族とずっと一緒にいられる貴重な時間となりました。復職後、同僚にも機会があるなら絶対取得したほうがよいと勧めています。
上司からのコメント – N.Nさん(高崎工場勤務)
管理職経験がまだ浅く、私自身も初めての経験でしたが、どのようにサポートしたら安心して育休に入ってもらえるか、自分の上司にも相談しながら、バックアップ体制を整えました。チームメンバーがそれぞれYさんの仕事を引き継ぎ、みんなで協力した経験が、チームの団結力をより強くしたと感じました。今回の経験を活かして、今後も安心して育休などライフステージを大切にしながらキャリアも伸ばせる職場づくりを継続していきたいと思います。
【ケース②】上司との強い信頼関係のもと、育休中の業務引継ぎを二人三脚でプランニング
Y.Mさん (購買部)/取得期間:約3カ月間
入社後、洗剤や紙おむつなどの工場の購買を担当し、同職中に育休を取得。育休から復職後からはメディア広告やブラウン・ジレットの購買担当。
出産時、妻がまだ医学生だったことと、純粋に子供の成長を身近で見守りたいという想いから、育休をとることを選択しました。上司が必ずサポートしてくれるという強い信頼関係があったので、安定期に入ってすぐに相談し、不在時のバックアップ体制づくりや引き継ぎを一緒に計画していきました。出産後1カ月経ってから育休を取得したのですが、育児に関わることができ、産後の妻のサポートもできたので、取得して本当によかったと思っています。6月に第二子が誕生予定で、離乳食が始まる時期が実は一番大変なのではと感じた経験から、今回は少し時期をずらし、離乳食が始まる時期に取得しようと考えています。
上司からのコメント – M.Oさん
最初に育休取得の話を聞いたとき、チーム内の他メンバーの反応や彼のキャリアの幅を狭めることにならないかなど、正直少し不安に思いました。同時に、上司として絶対にサポートしたいと考え、どうするのが本人にとってもチームにとってもベストなのかを何回か話し合いました。育休期間中の業務は私が担当し、その分私の業務の一部を他のチームに担当してもらうなど、周りのサポートも得ることができたので、最初に懸念していた点も全くの取り越し苦労に終わりました。育休取得前のOさんは仕事に全力投球するタイプだったのですが、この育休を機に生産性を落とさずに成果を出せるよう、ワークライフバランスを保つ方法を自分なりに見出しているようで、嬉しいです。
【ケース③】上司との強い信頼関係のもと、育休中の業務引継ぎを二人三脚でプランニング
H.Kさん (マーケティング)/取得期間:約2カ月半間
2008年入社後、ブラウンやパンパースなどのマーケティングを担当。2019年6月よりブランドマネジメント執行役員。
ジュネーブで働く妻が現地での出産を選択したため、初めての出産を迎える妻をサポートしたいと考え、育休を取得し、その期間ジュネーブに滞在しました。当時の心境としては、自分のキャリアを心配するというよりは、休まざるを得ないから休む!という気持ちが強かったです。無事に娘が生まれ、夫婦二人での育児がスタートすると、二人でも本当に大変で、世の中のお父さん・お母さんを本当に尊敬しました。育休取得前にパンパース(紙おむつ)を担当しており、数多くの消費者リサーチに参加し、消費者のニーズなどを理解してきたつもりでしたが、実際に自分で赤ちゃんのお世話をし、おむつを替える経験は、新たな発見や学びが多く、その後の仕事にも大いに生かすことができました。復職後で執行役員に昇格し、キャリアの不安を重視するのではなく、人生の新たなステージを大切にして育休を取得して本当によかったと感じています。
同僚からのコメント – B.Yさん
1998年に入社し、現場での営業経験を経て、ヘアケアやベビーケアの営業企画を担当。現在はパンパースの病産院向け営業に従事。
最初にKさんから育休取得の話を聞いたとき、当時はまだ部下持ちの男性が育休を取得するということが珍しかったので非常に驚きました。私も二人の子供がいますが、妻にまかせっきりでこれで良かったのかと後悔することもありましたので、育休を取られることは素晴らしいことだと感じました。
現在、彼はジュネーブから帰国し、この時の経験を経てさらにパワーアップし、大きな組織のリーダーとして活躍されていますが、以前よりも温和でさらに魅力的になったと思います。
同僚からのコメント – N.Oさん
2007年入社。ヘアケア、洗剤、化粧品等のデジタルプロモーション部門を経て、現在はベビーケアを担当。
Kさんは、私が育児休暇から復帰した時の上司でした。おそらく彼にとって「赤ちゃんを育てている部下」は私が初めてで、「どのような形で、何時まで働けるのか」など、とても気を遣っていただいた事を覚えています。管理職でも育児休暇を「当たり前のこと」として、下の世代の社員に示したことは、将来積極的に育児をする男性へのエールになったのではと思います。
育児・介護休業法の改正が2022年4月より順次施行され、企業規模にかかわらず「育休取得対象の従業員への周知と意向の確認」が義務化されるなど、企業側には、これまで以上に男女関係なく育児休業が取得しやすい職場環境の整備が求められています。本プログラムは、それぞれの社員が、自身またはパートナーの妊娠や出産、育児などのライフステージの変化に応じて、キャリア育成を自分らしく計画できるようサポートするプログラムです。従来は必要に応じて、各人が調べていた各種制度や申請方法などを分かりやすくまとめた“虎の巻”を提供するだけでなく、同内容の研修も実施しスムーズに育児休業を取得できるよう支援します。同時に、企業文化として各人に応じた育休取得・復職をサポートするためにも全社員への更なる意識改革を行っていきます。また、先輩パパ・ママの体験談を直接聞くことができるセッションや育休中に受講する復職前セミナーを設定し、包括的に自分らしい復職計画を立てる手助けをしていきます。
- 『あなたらしい復職計画』プログラム コンテンツ
• 全社員への研修:虎の巻と同様の内容ですが、育休取得を計画している社員だけでなく全社員を対象として行い、特に部下をもつ管理職の社員にも知識を持ってもらい、部下が不安なく育休を取得し、復職することをサポートできるようにする目的としています。
• 先輩パパ・ママのパネルディスカッション:今後のライフとキャリアの計画に役立ててもらうため、育休を取得した先輩ママ・パパの体験談を共有してもらい、質問にも答えてもらう相互コミュニケーション型のセッションです。
• 復職前セミナー:育休中に、復職後に利用できる会社の制度や育児とキャリアの両立のヒント、上司とのコミュニケーションの方法などを共有したり、疑問や不安を解消するための少人数のセッションです。
P&Gは、本プロジェクトの推進・普及を通して、組織内でインクルーシブな風土を醸成し、女性だけでなく男性もライフステージの変化とキャリアの育成を両立できる環境作り進めてまいります。
- P&G 男性社員育児休業取得事例のご紹介
S.Yさん(高崎工場勤務)/取得期間:3週間
2011年に入社し、洗濯用洗剤ジェルボールの生産立ち上げに携わり、その後ジェルボール一筋。
妻が里帰りから戻り、自宅での新生活が始まるタイミングで育休を取得しました。妻に育休を取得して欲しいと言われ取得を考えましたが、最初はチームに迷惑が掛かるのではと仕事を離れることに不安を覚えました。迷いながらも上司に相談したところ快く受けいれてくれ、安心して休みに入ることが出来ました。取得した感想は“最高!”の一言です。家族とずっと一緒にいられる貴重な時間となりました。復職後、同僚にも機会があるなら絶対取得したほうがよいと勧めています。
上司からのコメント – N.Nさん(高崎工場勤務)
管理職経験がまだ浅く、私自身も初めての経験でしたが、どのようにサポートしたら安心して育休に入ってもらえるか、自分の上司にも相談しながら、バックアップ体制を整えました。チームメンバーがそれぞれYさんの仕事を引き継ぎ、みんなで協力した経験が、チームの団結力をより強くしたと感じました。今回の経験を活かして、今後も安心して育休などライフステージを大切にしながらキャリアも伸ばせる職場づくりを継続していきたいと思います。
【ケース②】上司との強い信頼関係のもと、育休中の業務引継ぎを二人三脚でプランニング
Y.Mさん (購買部)/取得期間:約3カ月間
入社後、洗剤や紙おむつなどの工場の購買を担当し、同職中に育休を取得。育休から復職後からはメディア広告やブラウン・ジレットの購買担当。
出産時、妻がまだ医学生だったことと、純粋に子供の成長を身近で見守りたいという想いから、育休をとることを選択しました。上司が必ずサポートしてくれるという強い信頼関係があったので、安定期に入ってすぐに相談し、不在時のバックアップ体制づくりや引き継ぎを一緒に計画していきました。出産後1カ月経ってから育休を取得したのですが、育児に関わることができ、産後の妻のサポートもできたので、取得して本当によかったと思っています。6月に第二子が誕生予定で、離乳食が始まる時期が実は一番大変なのではと感じた経験から、今回は少し時期をずらし、離乳食が始まる時期に取得しようと考えています。
上司からのコメント – M.Oさん
最初に育休取得の話を聞いたとき、チーム内の他メンバーの反応や彼のキャリアの幅を狭めることにならないかなど、正直少し不安に思いました。同時に、上司として絶対にサポートしたいと考え、どうするのが本人にとってもチームにとってもベストなのかを何回か話し合いました。育休期間中の業務は私が担当し、その分私の業務の一部を他のチームに担当してもらうなど、周りのサポートも得ることができたので、最初に懸念していた点も全くの取り越し苦労に終わりました。育休取得前のOさんは仕事に全力投球するタイプだったのですが、この育休を機に生産性を落とさずに成果を出せるよう、ワークライフバランスを保つ方法を自分なりに見出しているようで、嬉しいです。
【ケース③】上司との強い信頼関係のもと、育休中の業務引継ぎを二人三脚でプランニング
H.Kさん (マーケティング)/取得期間:約2カ月半間
2008年入社後、ブラウンやパンパースなどのマーケティングを担当。2019年6月よりブランドマネジメント執行役員。
ジュネーブで働く妻が現地での出産を選択したため、初めての出産を迎える妻をサポートしたいと考え、育休を取得し、その期間ジュネーブに滞在しました。当時の心境としては、自分のキャリアを心配するというよりは、休まざるを得ないから休む!という気持ちが強かったです。無事に娘が生まれ、夫婦二人での育児がスタートすると、二人でも本当に大変で、世の中のお父さん・お母さんを本当に尊敬しました。育休取得前にパンパース(紙おむつ)を担当しており、数多くの消費者リサーチに参加し、消費者のニーズなどを理解してきたつもりでしたが、実際に自分で赤ちゃんのお世話をし、おむつを替える経験は、新たな発見や学びが多く、その後の仕事にも大いに生かすことができました。復職後で執行役員に昇格し、キャリアの不安を重視するのではなく、人生の新たなステージを大切にして育休を取得して本当によかったと感じています。
同僚からのコメント – B.Yさん
1998年に入社し、現場での営業経験を経て、ヘアケアやベビーケアの営業企画を担当。現在はパンパースの病産院向け営業に従事。
最初にKさんから育休取得の話を聞いたとき、当時はまだ部下持ちの男性が育休を取得するということが珍しかったので非常に驚きました。私も二人の子供がいますが、妻にまかせっきりでこれで良かったのかと後悔することもありましたので、育休を取られることは素晴らしいことだと感じました。
現在、彼はジュネーブから帰国し、この時の経験を経てさらにパワーアップし、大きな組織のリーダーとして活躍されていますが、以前よりも温和でさらに魅力的になったと思います。
同僚からのコメント – N.Oさん
2007年入社。ヘアケア、洗剤、化粧品等のデジタルプロモーション部門を経て、現在はベビーケアを担当。
Kさんは、私が育児休暇から復帰した時の上司でした。おそらく彼にとって「赤ちゃんを育てている部下」は私が初めてで、「どのような形で、何時まで働けるのか」など、とても気を遣っていただいた事を覚えています。管理職でも育児休暇を「当たり前のこと」として、下の世代の社員に示したことは、将来積極的に育児をする男性へのエールになったのではと思います。
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