2021台湾映画上映&トークイベント第4回『千年一問』 漫画家鄭問への興味とドキュメンタリー映画への関心が高まる!
今年もオンラインでの開催となった台湾映画上映&トークイベント、新作と未公開作品で台湾映画の「精鋭と新鋭の挑戦」を伝えていく第四回は、7月17日アジアを席巻した台湾の漫画家 鄭問(チェン・ウェン)の人生を追ったドキュメンタリー『千年一問』を上映しました。
2時間15分という長尺のドキュメンタリーながら、鄭問の生き様や絵の素晴らしさ、監督の構成の巧さにより時間を忘れたという感想が多くありました。
2時間15分という長尺のドキュメンタリーながら、鄭問の生き様や絵の素晴らしさ、監督の構成の巧さにより時間を忘れたという感想が多くありました。
「鄭問さんを知らなかったのですが、グイグイとお話に引き込まれて作品の素晴らしさに驚きました。実際の作品を見てみたいです」
「漫画にもゲームにも疎いが、すごく面白かった。漫画を読みたくなった」
「絶句でした。感動を通り超えた映画だったからです。彼が残した作品は今もこれからも漫画だけでは無く沢山の映画や劇画にそのスピリットを残し続けると思います」
「『東周英雄伝』の連載が日本で始まったときの衝撃は忘れられません。鄭問の人生と仕事を知ることが出来てよかった」
「冒頭のインタビュー撮影風景からのアニメのチェンウェンさん登場、随所に監督のセンスの良さが感じられるドキュメンタリー」
「観賞後に鄭問のことを調べたくなるほど興味が湧いた」
アフタートークでの作品解説は、
「監督のメッセージも嬉しかったです」
「気さくで魅力的な監督。これからの作品も楽しみ」
「毎度、作品の理解が深まりありがたい限り」
「台湾欠乏気味の枯渇した心が一気に潤いました」
また、後半の映画ライターの杉山亮一さんとの対談トーク“台北電影奨のゆくえ”も、興味深く楽しんでいただけたようです。
さらに、王婉柔(ワン・ワンロー)監督からのムービーメッセージも喜んでいただけました。
☆王婉柔(ワン・ワンロー)監督メッセージの内容
「この映画を気に入っていただけましたでしょうか。実はとても緊張しています。
映画の中に出版社やたくさん日本のことが描かれているので、日本のみなさんがこの鄭問さんの物語を どうご覧になったのか気になっています。私たちは真面目に前衛的に取り組んだ芸術家のことを伝えたくて、真剣に取り組みました鄭問さんはすでに他界されていますが ドキュメンタリーという形で記録を残しました。
いまコロナ禍でみなさんと直接お会いしてこの映画の事を話すことができないのは残念ですが、気に入っていただけるとうれしいです。」
このアフタートークは、どなたでもご覧いただけるように、10月31日まで
アーカイブ配信しています。
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=f91f6e1e7de295d02b8089f4862bb14b
次回は8月21日(土)、台湾南部の少女2人の愛と友情、成長を描いたロードムービー『Mickey On The Road(中文題:迷走廣州)』を上映、申込みは8月6日(金)です。
トークは作品解説とコロナ禍での台湾映画界。
ご期待下さい。
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