スタディポケット、板書計画や教材イラストを高品質に作成する「画像生成Pro」を提供開始
Gemini 3 と Nano Banana Pro を採用、高精細な板書案・教材イラストの生成に対応

スタディポケット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:山地瞭/鶴田浩之)は、同社が提供する教育支援AIプラットフォーム「スタディポケット for TEACHER」において、高品質な板書計画やリスニング教材用イラストの生成に対応した、教育現場に特化した画像生成機能「スタディポケット 画像生成Pro」をリリースいたしました。
本機能は、既存のすべての契約ユーザーおよび今後の新規ご契約者さまに対して、追加費用なしでご利用いただけます。(12月中旬までに順次、新機能を配信予定)
「スタディポケット 画像生成Pro」では、Google が提供する最新の画像生成AIモデルである「Gemini 3」および「Nano Banana Pro(注釈* )」を採用しており、授業で即座に利用できる高精細・高い実用性を備えたビジュアル素材を安定して生成することが可能になりました。
また、コストバランスと教育現場での利用実態を踏まえた適正な運用枚数として、現在は1ユーザーあたり月間30枚まで生成いただけます。
*1 Nano Banana Pro(正式名称:Gemini 3 Pro Image) は、Google(Google DeepMind)が 2025年11月にリリースした最新の画像生成・編集AIモデルです。 テキストやスケッチ、既存の写真を入力することで、高精細な図解・イラスト・スライド資料風画像などを生成可能。4K解像度への対応、複数画像の統合、文字の描写精度の向上、日本語や多言語のテキスト配置、照明/構図/アングルなどのクリエイティブな調整機能など、実務用途にも耐える高性能が特長です。
背景と「スタディポケット 画像生成Pro」の特長
学校現場では、授業の構成案となる板書計画の作成や、英語のリスニングテスト・道徳の授業などで使用する挿絵・イラストの準備に、多くの時間がかかっています。既存の素材では授業のねらいに合うものが見つからないことも多く、結果として手書きや自作で対応せざるを得ない状況が生まれていました。
こうした課題に対し、スタディポケット 画像生成Proは、学校現場で求められる画像生成を、「かんたんに、高品質に」実現する機能として開発されました。Google の最新モデル Gemini 3 ならびに Nano Banana Pro を搭載し、実用性の高い素材を安定して生成できます。
「板書計画」「学習内容をマンガで表現」「スライドに添えるイラスト」「英語のラベル付き単語イラスト」など、代表的な利用シーンごとのサンプルも多数用意。複雑なプロンプトを覚える必要はなく、ICT活用に慣れていない先生でも、「こういう表現ができるんだ」とイメージしながら、すぐに活用を始められます。
「スタディポケット 画像生成Pro」活用例
1. 板書計画に新たな可能性: 授業準備に必要な「板書計画」の自動生成

「中学3年生の二次関数」「歴史の年表」など、単元名やテーマを入力するだけで、黒板全体のレイアウト案(板書計画)を自動生成できます。また、先生が手元で描いたラフスケッチがあれば、その構成を尊重しつつ、より見やすいデジタル板書として再構成することも可能です。これまで時間のかかっていた板書づくりを、短時間で高品質に仕上げられます。
教材イラストの生成: 英語のリスニング教材や単語帳イラスト生成

教材づくりの場面では、要点を整理して伝えるためのイラストをかんたんに生成できます。英語の「状況説明」や「場面描写」の問題、国語・道徳の物語の情景、理科の実験手順、社会の歴史的場面など、言葉だけでは伝わりにくいシーンを視覚的に示すことが可能です。学年や教科を問わず、説明補助・活動導入・スライド素材として幅広く活用できます。

教材マンガも作成可能
スタディポケット 画像生成Proでは、教材の工夫の一環として、マンガスタイルの生成も可能。従来の画像生成AIでは課題となっていた「文字の描写」や「描画の正確さ」が飛躍的に向上しました。

スタディポケット 画像生成Pro は、授業や校務でよく使うパターンを中心に、すぐに生成できるサンプルをご用意しました。板書・スライド・挿絵など、手間がかかる準備物に「こういう表現が欲しかった」がすぐに作れるよう、授業で使われやすい事例をまとめています。まずは気になる例をクリックして、AI体験をはじめてみてください。

著作権の考え方と、Gemini のAPI 年齢制限について
本機能は、学校現場での安心・安全な活用を最優先に設計されています。著作権や商標に関するリスクについては、Google Cloud の生成AIに適用される著作権補償制度(Generative AI Indemnified Services)の対象となる形での運用を行っており、正規の利用範囲において第三者から権利指摘があった際にも対応できる仕組みを備えています。ただし、既存キャラクターやブランドに類似する画像生成を意図的に行うことは避けるよう、注意ください。
また、2025年12月3日現在、Google が定める規約上、API を経由したパートナー製品からの Gemini 環境の利用は、18歳未満のユーザーには許可されていません。そのため本機能は、生徒による利用を前提とせず、教員専用機能として提供しています。生徒の前で生成結果を提示すること自体は可能ですが、プロンプト入力や操作を生徒が行うことは避けていただき、教員が責任を持って活用いただく必要があります。 お客様におかれましては、各種ガイドラインや学校の情報セキュリティポリシーに準拠したご利用をお願い申し上げます。当社としても、教育現場の皆さまが安心して生成AI技術を活用できる環境づくりに継続して取り組んでまいります。
◆詳細は2025年12月4日開催「スタディポケット カンファレンス 2025 冬」で発表<観覧受付中>
今回ご紹介した新機能については、2025年12月4日(木)開催のオンラインイベント「スタディポケット カンファレンス 2025 冬」にて、さらに詳しくご紹介いたします。学校現場での生成AI活用に関心のある皆さまは、ぜひご参加ください。

イベント名:スタディポケットカンファレンス 2025 冬
日時:2025年12月4日(木)16:00〜18:15
形式:オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:無料(要事前申込)
定員:500名(先着順)
対象:学校・教育委員会関係者、塾・教育産業関係者、自治体、官公庁/省庁、教育関連企業、パートナー企業、保護者、学生・教職課程の方 ほか
【イベント特設ページ(申し込みフォーム)】
https://events.studypocket.ai/conf2025winter/
● 教育AIイノベーションラボ(AIラボ) プロジェクト一覧
【第1弾】2025年9月1日(月)発表
「AI辞書」:AIが図解も生成。「やさしい説明」や、出典表記にも対応。
「AI翻訳」:「やさしい日本語」 を含む20言語以上。 「学習者モード」を搭載。
【第2弾】2025年9月8日(月)発表
「AIタイピング」:好きなお題でタイピング練習、教材からの自動生成にも対応。
【第3弾】2025年11月14日(金)発表
「AIスライド」:授業用スライド・校務用資料を最短1分で自動生成。
【第4弾】2025年11月27日(木)発表
「AI英会話」:生成AIを活用した次世代の英会話サービス
【第5弾】2025年12月3日(水)発表
「画像生成Pro」:校務で活用できる画像を生成。
■ 会社概要
【会社名】スタディポケット株式会社
【所在地】〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント19F
【代表者】代表取締役 山地 瞭/鶴田 浩之
【設⽴】2019年7⽉
【事業内容】
・生成AIを活用した教育ソフトウェアの開発事業
・校務DXに関する支援事業
・教育サービス事業
【認定/採択】
・文部科学省「学校DX戦略アドバイザー事業」サポート事業者 (生成AI分野)
・経済産業省「未来の教室」令和6年度教育イノベーター支援プログラム(EOL)採択企業
・ISMS国際規格「ISO/IEC 27001:2022」認証取得組織
【スタディポケット 公式サイト】
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