長崎県新上五島町で「町と外」「町内」交通空白解消による”歩いて暮らせるまち”実現に向けた地域共創型交通システムを官学民一体で実証

長崎県新上五島町にてデマンド交通システム『トヨタ コニック ライド』を活用した実証実験を9/16より開始

トヨタ・コニック・プロ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:武田 淳一郎)は、「"一人ひとりの幸せ"と"Mobility for All"の実現」を目指し、この度、長崎県南松浦郡新上五島町と連携し、地域に根ざしたデマンド交通サービスの実証運行を開始いたします。本実証では、トヨタ・コニック・プロ株式会社が提供する「トヨタ コニック ライド」を配車管理システムとして活用し、公共交通空白地帯域における“町内の回遊性向上”と“地域を跨いだ交通課題の解消”を実現します。停留所に設置した呼び出し端末によって、必要な時にデマンド交通サービスを呼べる、シンプルな機能の呼び出しシステムにより、新上五島町では、町内の病院やスーパーなどをつなぐ「ラストワンマイル移動支援相乗りサービス」として運用予定です。実証実験は、新上五島町役場を実証主体、株式会社コンネを運行主体、株式会社ケー・シー・エス、トヨタ自動車株式会社とともにトヨタ・コニック・プロ株式会社を協力企業として実施され、特に交通空白地域の解消、高齢者の外出支援、そして地域経済の活性化に貢献することを目的としています。

本サービスは地元の上五島高校の生徒たちにより『アオカゼライド』と名付けられ、約2か月半の実証期間中、新上五島町 青方地区にて運行いたします。

「歩いて暮らせる町」実現に向けた地域共創型交通システムの背景と目的
新上五島町では、高齢化が進み、町内での移動に課題を抱える住民が増加しています。これまで、トヨタ自動車のデマンド交通システム「SmartGOTO」により、町と外をつなぐ広域公共交通は整備されてきました。しかし、町内での移動については、例えば病院から商業施設までの徒歩距離の移動が難しい住民も多く、依然として交通課題が残されていました。現在はタクシーが町中の移動を支えていますが、第二種運転免許ドライバー不足により、町内の移動支援は現状維持で精いっぱいな状況です。

今回の実証実験では、トヨタ・コニック・プロが提供する「トヨタ コニック ライド」を活用し、町中での回遊性向上に取り組みます。これにより、従来町内で移動を提供していたタクシーが町と外の移動に専念できるようになり、町内全体の交通空白解消を目指します。

また、本実証では、時速20km未満で公道を走ることができる電気自動車であるグリーンスローモビリティを活用し、ゆっくりと町中を巡回する高齢者にも優しい移動手段を目指しています。

実証に際し、地元の高校生とともにサービス愛称(アオカゼライド)やサービス告知チラシの制作、トヨタ・コニック・プロが提供する音声ガイド(CONIQ AI GUIDE *仮称)を活用した地元魅力を発信する車内放送の企画・制作を行うことで、地域を巻き込んだ取り組みとして、町の未来を担う若者たちが地域への誇りや愛着を深めるきっかけにもつなげていきます。

トヨタ・コニック・プロは、これからもトヨタグループの一員として、モビリティ領域から広がる持続可能な未来に向けて挑戦を続け、“一人ひとりの幸せ”に貢献してまいります。

【実証運行概要】

<運行期間> 令和7年9月16日(火)~ 令和7年11月29日(土)

<運行日時> 月曜~土曜日(日曜日・祝日運休)9:00 ~ 16:00

<運行台数> 乗客定員3名と6名のグリーンスローモビリティ各1台、計2台体制

       <使用するモビリティ:ヤマハ発動機製のグリーンスローモビリティ>

YAMAHA AR-07​(7人乗り)
YAMAHA AR-04(4人乗り)

<主な走行エリア> 長崎県南松浦郡新上五島町 青方地区に14箇所の停留所を設置し、誰でも簡単に車両を呼び出せるタブレット端末を配置します。

<乗車方法>

タブレット端末から車両を呼び出すか、ドライバーに直接お声がけいただければ乗車可能です。

・目的地は乗車時にドライバーへお伝えください。エリア内であれば、車両が通行可能な道路上で自由に乗り降りいただけます。
・実証運行期間中は無料でご利用いただけます。

<実証体制>

・実施主体:新上五島町役場

・運行主体:株式会社コンネ

・協力企業:トヨタ・コニック・プロ株式会社、株式会社ケー・シー・エス、トヨタ自動車株式会社

<ウェブサイト> https://shinkamigoto-mobility.jp/

■トヨタ コニック ライドとは
トヨタグループのマーケティング会社トヨタ・コニック・プロ株式会社が提供する、公共交通空白地帯域での交通解消を実現する新しい移動サービスのシステムです。

「AIオンデマンド相乗り運行システム」「固定ルート式呼出しシステム」とニーズに合わせた2種類システムがあり、今回の新上五島町での実証では、固定ルート式呼出しシステムを導入します。

誰でも簡単に呼び出せる機能を絞ったシンプルな呼出し端末と、利用実績データ等を可視化できる管理画面が特徴です。

【本リリースに関するお問い合わせ】

トヨタ・コニック・プロ株式会社 担当:河本・森木・山本・福田・岩岡

Mail:toyotaconiqride@toyotaconiq.co.jp

【会社概要】トヨタ・コニック・プロ

■社 名:トヨタ・コニック・プロ株式会社

■設 立:2021 年 1 月(創立 1949 年 3 月)

■資本金:50 百万円

■株 主:トヨタ・コニック株式会社(100%)

<トヨタ・コニック株主:トヨタ自動車株式会社(66%)、株式会社電通グループ(34%)>

■代表者:代表取締役社長 武田 淳一郎

■事業内容:トヨタ自動車及びトヨタグループなどのマーケティングサービス・コンサルティング事業、モビリティサービス事業など

■ウェブサイト:https://toyotaconiq-pro.co.jp

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ビジネスカテゴリ
自動車・カー用品
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会社概要

URL
https://toyotaconiq-pro.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田淡路町2-101 ワテラスタワー 10F
電話番号
-
代表者名
武田 淳一郎
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
1949年03月