アドバンテック、NVIDIA Jetson AGX Orin、Orin NX、およびOrin Nano搭載のエッジAIソリューション新製品を発表
ロボティクスおよびビジョン解析アプリケーション市場がターゲット
アドバンテック株式会社（本社:東京、以下 アドバンテック）は、NVIDIA Jetson AGX Orin搭載のエッジAIシステム「AIR-030シリーズ」と、NVIDIA Jetson Orin NXおよびOrin Nano搭載の産業用ベアボーンPC用「EPC-R7300シリーズ」を近日発売します。
また、これらのエッジ AI ソリューション向けには、DeviceOn for Edge AI ソフトウェアが提供されます。これにより、AI コンテナーのデプロイや AI モデルのOTA更新から、再トレーニングならびにパフォーマンスの最適化まで、AI 開発のライフサイクル管理が容易になります。
AIR-030：Jetson AGX Orinを搭載した高性能エッジAIシステム
AIR-030シリーズは、200 x 220 x 74 mm の小型で堅牢なデザインを特徴とし、NVIDIA Jetson AGX Orinを活用することでエネルギー効率の高い自律型システム向けに強力なAI推論能力を提供します。モーションおよび方向制御用のCANBusやカメラ入力用のLANおよびPoEオプション、センサー制御用のDI/Oなど、包括的なI/Oオプションを備えています。
本シリーズは、Linux Ubuntu 20.04 OS環境をバンドルし、NVIDIA JetPack 5.0 およびそれ以降のバージョンのソフトウェア開発キットならびにIsaacプラットフォームに対応しており、量産に向けたAIやロボットの開発期間とコストの削減を実現します。AIR-030の詳しい紹介はhttps://blog.advantech.co.jp/topics/27809をご参照ください。
AIR-030
EPC-R7300：Jetson Orin NX、Orin Nano対応の産業用ベアボーンPC
Jetson Orin NXおよびOrin Nanoモジュールと完全互換性のフォームファクターとピン配置を持つ生産用キャリアボードを搭載しいるEPC-R7300は、産業用システムとして設計されており、高品質のアルミニウム筐体は、放熱性と静電気放電保護性能を向上させ、最適なシステム保護を提供します。熱設計においては、それぞれのJetsonモジュール専用にモジュラーデザインのヒートスプレッダを用意しているため、開発者はJetsonモジュールの選択に応じて最適な熱ソリューションを使用することができます。EPC-R7300については、https://blog.advantech.co.jp/topics/27809ご確認ください。
EPC-R7300
AIR-030の初期サンプルは11月に、EPC-R7300シリーズは2022年12月（Orin NX）、2023年1月（Orin Nano）に受注を開始する予定です。
エッジAI処理を可能にする製品群 組込み デザイン・イン・フォーラムで登場
先日、東京・品川でアドバンテックは「組込み デザイン・イン・フォーラム」を開催しました。アドバンテックのソフトウェアとサービスでAIのデプロイメントの加速を実現、NVIDIA Jetson搭載のコンパクトAIシステム、ハイパフォーマンスAIプラットフォームを紹介しました。
プレゼンテーションの様子
Orinを搭載したコンピュータ AIR-030
【アドバンテックについて】
アドバンテックは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet（インテリジェントで持続可能な地球を実現する)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AI・IoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AI・IoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。(www.advantech.co.jp)
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