第11回「就職したい企業・業種ランキング」発表! ~選定ポイント「勤務地」が初の1位、公務員人気は依然健在もトップ20の半数が入れ替わり~

リスクモンスター

 法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一、以下リスモン)は、第11回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表いたしました。

調査の背景

 厚生労働省発表の2024年の平均有効求人倍率は、1.25倍となりました。依然として「売り手市場」が続いている就職活動において、学生がどのような意識で就職活動に臨んでいるのかに着目し、第11回となる「就職したい企業・業種ランキング」調査を実施しました。

「就職したい企業・業種ランキング」調査結果サマリー

●就職したい企業ランキングでは、1位「地方公務員」(回答率10.8%)、2位「国家公務員」(同6.9%)、3位「三井住友銀行」(同3.0%)、4位「味の素」、「三菱ケミカル」、「任天堂」(同各2.4%)となりました。トップ20のうち約半数が前回調査から入れ替わっています。

 

●トップ20企業の業種をみると、化学工業3社(三菱ケミカル、旭化成、富士フイルム)、飲食料品製造業2社(味の素、日清食品)、電気機器製造業2社(ソニー、日立製作所)、鉄道業2社(東日本旅客鉄道(JR東日本)、西日本旅客鉄道(JR西日本))、銀行業2社(三井住友銀行、三菱UFJ銀行)がランクインしています。

 

●就職先の選定において気になる点では、1位「勤務地」(回答率32.6%)、2位「給与額」(同32.3%)、3位「福利厚生」(同30.5%)となりました。第3回調査から不動の1位であった「給与額」を、今回調査では「勤務地」がわずかに上回りました。

 

▼本編はダイジェスト版です。本調査の詳細は、「リスモン調べ」掲載サイトよりご覧いただけます。

 https://www.riskmonster.co.jp/study/research/

 

▼動画版はこちら 「YouTube リスモンちゃんねる」

 https://youtu.be/TeEt-y2fgLQ

調査概要

・調査名称       : 第11回「就職したい企業・業種ランキング」調査

・調査方法       : インターネット調査

・調査エリア      : 全国

・期間         : 2025年3月4日(火)~2025年3月10日(月)

・調査対象者      : 2026年3月卒業予定の大学3年生男女個人

・調査対象企業と選定方法: 各業界の大手企業・組織200社を抽出

・有効回答数      : 334サンプル

調査結果

(1)前回に続き、公務員、鉄道業が人気

 「就職したい企業・業種ランキング」のランキング1位は、「地方公務員」(回答率10.8%)となりました。次いで「国家公務員」が2位(同6.9%)、「三井住友銀行」が3位(同3.0%)、4位は「味の素」、「三菱ケミカル」、「任天堂」(同各2.4%)と続きました。

 トップ20の業種をみると、化学工業(三菱ケミカル、旭化成、富士フイルム)、公務(地方公務員、国家公務員)、飲食料品製造業(味の素、日清食品)、電気機器製造業(ソニー、日立製作所)、鉄道業(東日本旅客鉄道(JR東日本)、西日本旅客鉄道(JR西日本))、銀行業(三井住友銀行、三菱UFJ銀行)に複数企業がランクインしています。

 本調査においては、前回調査からのランク変動が大きく、トップ20のうち約半数が前回から入れ替わっています。他方で、「地方公務員」と「国家公務員」が7年連続でトップ2を堅持している点や、鉄道業2社(東日本旅客鉄道(JR東日本)、西日本旅客鉄道(JR西日本))が継続してランクインしている点から、公務員や鉄道業の安定した人気がうかがえます。(図表A)

 就職したい企業の選択理由を尋ねたところ、1位「地方公務員」、2位「国家公務員」では、「安定している」、「地元・国に貢献したい」という意見のほか、自身の夢の実現に関する回答が多くみられました。トップ20内の民間企業においては、「有名だから」、「憧れがあるから」、「商品やサービスに興味・馴染みがあるから」といった意見などがみられ、企業の知名度やイメージ、商品・サービスへの興味等が就職希望に繋がっている様子が読み取れます。(図表B)

図表A
図表B

(2)男性は機械系製造業・鉄道業、女性は飲食品製造業が人気

 就職したい企業を文系・理系別に集計したところ、前回調査から引き続き、文系・理系ともに「地方公務員」(回答率 文系14.4%、理系7.2%)、「国家公務員」(同 文系7.2%、理系6.6%)がトップ2を占めました。

 文系と理系の両方にランクインした企業は公務員を除くと2社に留まっています。理系では化学工業や製造業など、自身が大学で学んだ知識を活かせる専門性の高い業種が多いのに対して、文系の方が多様な業界にわたっており、傾向に差が表れています。(図表C)

 男女別では、男女ともにランクインしているのは「地方公務員」、「国家公務員」、「三井住友銀行」の3つのみであり、男性では機械系の製造業や鉄道業が多いのに対して、女性では食料品製造業が上位に目立つなどの違いが表れています。(図表D)

図表C
図表D

(3)不動の1位であった「給与額」を、今回調査では「勤務地」が上回る

 就職先の選定において気になる点について尋ねたところ、1位「勤務地」(回答率 32.6%)、2位「給与額」(同32.3%)、3位「福利厚生」(同30.5%)となりました。今回調査では「勤務地」が、第3回調査から不動の1位であった「給与額」を上回り1位になった点が大きな特徴といえ、社会人生活をどの地域で過ごすのかが重視されている様子がうかがえます。(図表E)

図表E

(4)「大学3年生前期」までの就活開始で、9割以上が内々定を獲得

 理想の就職活動開始時期について調査したところ、「大学3年生前期」(回答率35.9%)が最も多く、「大学1、2年生」(同31.1%)と合わせると、約7割の学生が就業の1年半以上前に開始することを理想として捉え、実際に全体の過半数が大学3年生前期以前に就職活動を開始していることがわかりました。

 また、理想の内定希望時期としては、「大学4年生前期」(同39.8%)と「大学3年生後期」(同32.3%)で7割超を占めており、卒業の半年以上前には就職活動を終えたい意向が読み取れます。(図表F)

 さらに、理想通りに「大学3年生前期」までに就職活動を開始した学生においては、9割以上が内々定を獲得していることもわかりました。(図表G)

図表F
図表G

総評

 今回調査では、「地方公務員」と「国家公務員」が7年連続でのトップ2となっており、安定性を重視する志向が根強く続いています。公務員以外では、鉄道業や銀行業、食品製造業などの業種が前回に続いてトップ20にランクインしました。

 就職先選定において気になる点では、「勤務地」が、これまで長期にわたり1位であった「給与額」を上回り1位となったことが大きな特徴といえ、公務員志望者の企業選択理由に代表される「地域貢献」などの地元志向が、勤務地を重視する結果に表れたと推察します。

 また、学生の就職活動において、理想的な開始時期は「大学1、2年生」~「大学3年生前期」までとの回答が多く、卒業の半年以上前には就職活動を終えたいという意向に対して、実際に理想の時期までに就職活動を行っている学生は、9割以上が内々定を獲得している状況が明らかとなりました。

 

 近年は、大学3年生以下を対象に、就業体験を建前とする企業インターンシップが多数開催されていますが、多くの企業では採用活動の一環として行われているため、結果として就職活動の早期化につながっているといわれています。就職活動の早期化は、学生にとっては十分な準備期間を活用して、企業研究や、自身のキャリア観、働き方に対する理解を深める好機となり得ますが、学生の本分である学業が疎かになるようでは本末転倒となってしまいます。

 企業は採用活動のトレンドを考慮しつつも、自社都合のみを優先することなく、適切な時期・方法で、学生に自社での就業イメージを正しく持ってもらい、その結果、多くの学生から選ばれることが望まれます。

▼本編はダイジェスト版です。本調査の詳細は、「リスモン調べ」掲載サイトよりご覧いただけます。

 https://www.riskmonster.co.jp/study/research/

 

▼動画版はこちら 「YouTube リスモンちゃんねる」

 https://youtu.be/TeEt-y2fgLQ

リスモン調べとは

 リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しております。今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。

 

掲載サイトはこちら: https://www.riskmonster.co.jp/study/research/

リスクモンスター株式会社

リスクモンスター株式会社

2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しています。
リスモングループ会員数は、2025年3月末時点で14,442(内、与信管理サービス等7,890、ビジネスポータルサイト等3,067、教育事業等2,989、その他496)となっております。

【会社概要】
社名:リスクモンスター株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
代表取締役:藤本 太一
設立:2000年9月
上場区分:東証スタンダード市場(証券コード:3768)
HP:https://www.riskmonster.co.jp/

<報道関係の方からのお問い合わせ先>
リスクモンスター株式会社 広報担当
TEL :03-6214-0350
MAIL: press@riskmonster.co.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

リスクモンスター株式会社

5フォロワー

RSS
URL
http://www.riskmonster.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
電話番号
03-6214-0350
代表者名
藤本 太一
上場
東証スタンダード
資本金
11億8816万円
設立
2000年09月