日本人女性の太陽光による加齢の徴候を高解像度画像で評価顔および世界で初めて手を解析『スキンエイジング アトラス』を発表!
AI肌診断アプリにも広く活用
世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長: ジェローム・ブリュア)は、『スキンエイジング アトラス 日本人におけるフォトエイジングの特徴 顔および手』(以下「本書」)を上梓することを発表しました。
本書は、太陽光の影響によって現れる加齢徴候(エイジングサイン)を日本人女性の顔の各部位ならびに、今回世界で初めて、影響が現れやすい手の甲にも広げ「太陽光を避けるグループ」と「太陽光を好むグループ」で検証しています。また太陽光による皮膚のエイジングの進行度を高解像度画像で示した評価スケールを掲載しており、皮膚のエイジングの状態や施術・治療の結果を客観的に判断できるのが特徴です。皮膚科医、美容外科医、形成外科医、研究者、教育機関に提供していくほか、電子版を日本ロレアルのウェブサイト(http://news.nihon-loreal.jp/research_innovation_center/ebook.php)から無償でダウンロードできます。さらに、同データを最新のAI技術を利用した肌診断アプリにも展開するなど、幅広く活用しています。
■概要
この研究には15年以上東京およびその近郊に在住する日本人女性(18‐83歳)1,011名が参加しています。幼少期からの生活行動を基に「太陽光を避けるグループ」と「太陽光を好むグループ」に分け、顔および手の甲のエイジングサインの進行度を、評価スケールを用いて比較しています。評価スケールは顔、手ともに症状のない0グレードから症状が進むにしたがってグレードが上がっていく方式で、エイジングサインによって最大9グレードまで構築されています。
「太陽光を好むグループ」では「避けるグループ」と比較して、顔のシワなどのエイジングサインは18歳以降のすべての年齢層で、また色素沈着に関するものは20代以前から、さらにタルミと下垂は30代以降で有意に進行していました。手ではシミなどのエイジングサインが顕著になるのは40代以降と遅く、「太陽光を好むグループ」では「避けるグループ」と比較して60代以降に有意に進行していることがわかりました。また、同研究に参加した日本人女性について、実年齢と見かけの年齢を比較した結果、30代以降の年齢層では「太陽光を好むグループ」は「避けるグループ」に比べて平均2歳、年齢が高く見えることがわかりました。
■最新のAI肌診断アプリに活用
ロレアルはno.1ビューティーテックカンパニーとして、デジタルを通じて新しい顧客体験やサービスの提供を積極的に推進しています。ロレアル リサーチ&イノベーションは、ロレアルグループ傘下の革新的なAI技術を有するモディフェイス(ModiFace)と、今回のデータを含め、これまで行った20,000人の研究データに基づき、皮膚のエイジングサインを評価する新しいAI肌診断アプリを開発しました。皮膚の弾力、毛穴、シワ、シミなど7つのエイジングサインの検出や、お客様の肌状態に最適なスキンケアアドバイスを提供します。同アプリは2019年2月からカナダを皮切りに導入しており、日本でも来年展開予定です。
■世界規模で加齢や光老化の徴候を解析:20年にわたる実績
ロレアルグループでは2000年代から世界各国で遺伝的・文化的背景の異なる人々の皮膚や毛髪についてさまざまな分野の臨床的解析を続けてきました。その一環として、異なる国と地域の人々について皮膚の老化に関する進行度を高解像度画像によって客観的に評価できるスキンエイジングアトラスを発表しています。これまでに欧米人(2007年)、アジア人(2011年)、アフリカ系アメリカ人(2013年)、インド人(2015年)の男女に関する加齢の徴候についてアトラスを刊行しました。
2017年には欧米人とアジア人の女性に関する光老化の徴候に関する「スキンエイジングアトラス フォトエイジング フェイス&ボディ」を発表しました。そして今回、日本人女性に特化した太陽光による皮膚への影響に関する成果を発表し、顔のほか、世界で初めて手の甲に現れるエイジングサインを多角的に解析しています。
『スキンエイジング アトラス 日本人におけるフォトエイジングの特徴 顔および手』
ロレアルグループについて (https://www.loreal.com/)
1909年にパリで化学者ウージェンヌ・シュエレールによって設立され、世界150 カ国・地域で事業を展開し、86,000人の従業員を有する世界最大の化粧品会社です。「ランコム」「シュウ ウエムラ」「イヴ・サンローラン」「ロレアル パリ」「ロレアル プロフェッショナル」「メイベリン ニューヨーク」など、36ブランドをグローバルに展開しています。創立当初から研究活動を最重要視し、化粧品科学を一つの独立した科学分野へと育て上げてきました。全世界に日本をはじめ21の研究開発拠点を展開し、毎年連結売上高の3.4%以上を研究開発に投資しています。また、女性研究者を積極的に登用しており、3,993名の研究者のうち、女性が占める割合は70%に上ります。
日本ロレアルについて (http://www.nihon-loreal.jp/)
1963年から事業を開始し、1996年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。2,670人の従業員を有し、化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。現在、上記のブランドを含め18のブランドを取り扱っています。1983年にアジアで初めて日本に研究開発拠点を置き、現在、日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター(川崎市・溝の口)として、日本をはじめ、アジアの研究開発の戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。ロレアルグループが展開する研究開発拠点の中ではアジアで唯一、基礎・応用・開発・評価の全研究体制を有します。また、200名以上の研究者のうち女性研究者は56%を占めています。
■概要
この研究には15年以上東京およびその近郊に在住する日本人女性(18‐83歳)1,011名が参加しています。幼少期からの生活行動を基に「太陽光を避けるグループ」と「太陽光を好むグループ」に分け、顔および手の甲のエイジングサインの進行度を、評価スケールを用いて比較しています。評価スケールは顔、手ともに症状のない0グレードから症状が進むにしたがってグレードが上がっていく方式で、エイジングサインによって最大9グレードまで構築されています。
- 顔: 正面および斜め45度から顔を撮影し、目尻のシワ、頬のシミ、下あごのタルミなど18個のエイジングサインの進行度を二つのグループで比較
- 手: 光源を備えた特別に設計された撮影台の上で、手のひらと手首が水平の状態で手の甲を撮影。3つのエイジングサインであるシミの大きさ、シミの密度、皮膚の質感について、世界で初めて標準化された評価スケールを構築し、二つのグループで比較
「太陽光を好むグループ」では「避けるグループ」と比較して、顔のシワなどのエイジングサインは18歳以降のすべての年齢層で、また色素沈着に関するものは20代以前から、さらにタルミと下垂は30代以降で有意に進行していました。手ではシミなどのエイジングサインが顕著になるのは40代以降と遅く、「太陽光を好むグループ」では「避けるグループ」と比較して60代以降に有意に進行していることがわかりました。また、同研究に参加した日本人女性について、実年齢と見かけの年齢を比較した結果、30代以降の年齢層では「太陽光を好むグループ」は「避けるグループ」に比べて平均2歳、年齢が高く見えることがわかりました。
■最新のAI肌診断アプリに活用
ロレアルはno.1ビューティーテックカンパニーとして、デジタルを通じて新しい顧客体験やサービスの提供を積極的に推進しています。ロレアル リサーチ&イノベーションは、ロレアルグループ傘下の革新的なAI技術を有するモディフェイス(ModiFace)と、今回のデータを含め、これまで行った20,000人の研究データに基づき、皮膚のエイジングサインを評価する新しいAI肌診断アプリを開発しました。皮膚の弾力、毛穴、シワ、シミなど7つのエイジングサインの検出や、お客様の肌状態に最適なスキンケアアドバイスを提供します。同アプリは2019年2月からカナダを皮切りに導入しており、日本でも来年展開予定です。
■世界規模で加齢や光老化の徴候を解析:20年にわたる実績
ロレアルグループでは2000年代から世界各国で遺伝的・文化的背景の異なる人々の皮膚や毛髪についてさまざまな分野の臨床的解析を続けてきました。その一環として、異なる国と地域の人々について皮膚の老化に関する進行度を高解像度画像によって客観的に評価できるスキンエイジングアトラスを発表しています。これまでに欧米人(2007年)、アジア人(2011年)、アフリカ系アメリカ人(2013年)、インド人(2015年)の男女に関する加齢の徴候についてアトラスを刊行しました。
2017年には欧米人とアジア人の女性に関する光老化の徴候に関する「スキンエイジングアトラス フォトエイジング フェイス&ボディ」を発表しました。そして今回、日本人女性に特化した太陽光による皮膚への影響に関する成果を発表し、顔のほか、世界で初めて手の甲に現れるエイジングサインを多角的に解析しています。
『スキンエイジング アトラス 日本人におけるフォトエイジングの特徴 顔および手』
ロレアルグループについて (https://www.loreal.com/)
1909年にパリで化学者ウージェンヌ・シュエレールによって設立され、世界150 カ国・地域で事業を展開し、86,000人の従業員を有する世界最大の化粧品会社です。「ランコム」「シュウ ウエムラ」「イヴ・サンローラン」「ロレアル パリ」「ロレアル プロフェッショナル」「メイベリン ニューヨーク」など、36ブランドをグローバルに展開しています。創立当初から研究活動を最重要視し、化粧品科学を一つの独立した科学分野へと育て上げてきました。全世界に日本をはじめ21の研究開発拠点を展開し、毎年連結売上高の3.4%以上を研究開発に投資しています。また、女性研究者を積極的に登用しており、3,993名の研究者のうち、女性が占める割合は70%に上ります。
日本ロレアルについて (http://www.nihon-loreal.jp/)
1963年から事業を開始し、1996年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。2,670人の従業員を有し、化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。現在、上記のブランドを含め18のブランドを取り扱っています。1983年にアジアで初めて日本に研究開発拠点を置き、現在、日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター(川崎市・溝の口)として、日本をはじめ、アジアの研究開発の戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。ロレアルグループが展開する研究開発拠点の中ではアジアで唯一、基礎・応用・開発・評価の全研究体制を有します。また、200名以上の研究者のうち女性研究者は56%を占めています。
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