いま「美術を学ぶ」ことの意味とは? 『美術手帖』2月号は「みんなの美術教育」特集
すべての人が経験する「美術教育」。「上手につくる」にとどまらない、その目的や幅広いあり方とは? 『美術手帖』2月号は「みんなの美術教育」特集!
『美術手帖』2019年2月号は、10年ぶりの「美術教育」特集。
「美術教育」という言葉は、アーティストを育てる専門教育だけでなく、学校における図工・美術科、子どものためのプログラム、そして生涯学習までを指す。すべての人を対象にし、多様な領域を含む現代における美術教育。そのあり方と可能性から、いま美術を学ぶ意味を考える。
巻頭企画は、実際に遊べる「美術教育すごろく」。幼稚園から美大まで、現代日本の美術教育に関わる機関が登場し、楽しみながらそのしくみや課題を知ることができる。
PART1では、誰でも・どこでも取り組める「誌上授業」を企画。ものづくりにとどまらない授業を展開する、現役中学校教員の田中真二朗がディレクションを担当している。ものの見方について考え、柔軟な発想力を育てる課題を体験でき、Instagramを使うことで、読者も実際の授業のように作品を発表したり、ほかの人の作例を見ることが可能だ。
また、アーティストの片山真理、美術家・批評家の黒瀬陽平ら7人に、恩師との思い出、自身の取り組みなど美術教育にまつわるエピソードを聞く。
PART2では、「学校編」「美術館編」「幼児教育編」「美大・予備校編」の4つの領域に分け、現代の美術教育の様相を探る。
学芸員、小学校から中学・高校までの教員、現役美大生らが登場するほか、子供を対象とした各地のユニークな実践ファイル、予備校教育の最新状況レポート、海外の注目事例紹介、ニーズに合った教育機関がわかる学校&講座ガイドなど、盛りだくさんの内容となっている。
PART3では、ともに教員経験を持ち、現在は様々な立場から美術教育にかかわる4人による座談会を実施。美術館を多様な人が集う場にする活動「とびらプロジェクト」を運営する伊藤達矢、「学習指導要領」の改定に携わる東良雅人、美大と学校をつなぐプロジェクト「旅するムサビ」を手がける三澤一実、子供とのワークショップも行うアーティストの山本高之の4人が、美術教育の可能性と意義をテーマに語る。
また、アーティストとも協働する研究者の神野真吾が、「美術教育」と「美術」を考える論考を寄せた。
「美術を学ぶ」ことは、制作の技術を身につけるだけでなく、自由に発想し、思い描いたものを実現する手段を知ることでもある。その内容にも、あり方にも正解のない「美術教育」について、幅広い事例や議論を通じて考える特集となっている。
また、第2特集は「人新世」。T.J.ディーモスによる論考「人新世にようこそ!」と大森俊克による解題で、美術と新しい地質年代「人新世」の関わりをひもとく。ほか、特集とあわせてチェックしたい「アート&デザイン学校ガイド」、梅沢和木のロングインタビューも掲載。
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特集
みんなの美術教育
ようこそ、「正解」のない教室へ!
美術教育すごろく
間芝勇輔=イラスト 伊藤達矢=監修
PART1 「美術を学ぶ」とは?
世界の新しい見方を発見する誌上授業開講!
田中真二朗=ディレクション
わたしと美術教育
片山真理/黒瀬陽平/梅津庸一/岡田裕子/小沢剛/豊島ミホ/山縣良和
PART2 美術教育のいまを知る
[学校編]
美術の授業で目指すものって?
花里裕子×山内佑輔×門脇郁実
[美術館編]
「観ること・つくること」から、何を学ぶのか?
成相肇×白木栄世
鑑賞プログラムの20年とこれから
稲庭彩和子=文
世界のアート×教育レポート
[幼児教育編]
こどものためのアートプログラム
[美大・予備校編]
現役美大生6名が語る 美術と美大と美大生
21世紀の美術予備校の諸相
荒木慎也=文
データから読み解く美大生の「キャリア形成」
喜始照宣=文
目的別 アートスクール&講座ガイド
PART3 美術教育の未来を考える
これからの美術教育に大切なことってなんですか?
伊藤達矢×東良雅人×三澤一実×山本高之
近現代日本の美術教育史年表
[論考]美術で何を学ぶのか?
神野真吾=文
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第2特集
人新世 Anthropocene
T.J.ディーモス「人新世にようこそ!」
『人新世に抗して:視覚文化と今日の環境』より
人新世をめぐる「美術」:T. J.ディーモスの思想
大森俊克=文
アート&デザイン学校ガイド
ARTIST PICK UP
チェン・ラン
ラッシュ・サックス
特別寄稿
50年あるいは100年後の鑑賞者 日本・マルセル・デュシャン論再考
中尾拓哉=文
ARTIST INTERVIEW
梅沢和木
美術手帖2月号 1月7日(月)発売
定価1600円+税
発行元=美術出版社
『美術手帖』公式サイト http://www.bijutsu.press/books/magazine/
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「美術教育」という言葉は、アーティストを育てる専門教育だけでなく、学校における図工・美術科、子どものためのプログラム、そして生涯学習までを指す。すべての人を対象にし、多様な領域を含む現代における美術教育。そのあり方と可能性から、いま美術を学ぶ意味を考える。
巻頭企画は、実際に遊べる「美術教育すごろく」。幼稚園から美大まで、現代日本の美術教育に関わる機関が登場し、楽しみながらそのしくみや課題を知ることができる。
PART1では、誰でも・どこでも取り組める「誌上授業」を企画。ものづくりにとどまらない授業を展開する、現役中学校教員の田中真二朗がディレクションを担当している。ものの見方について考え、柔軟な発想力を育てる課題を体験でき、Instagramを使うことで、読者も実際の授業のように作品を発表したり、ほかの人の作例を見ることが可能だ。
また、アーティストの片山真理、美術家・批評家の黒瀬陽平ら7人に、恩師との思い出、自身の取り組みなど美術教育にまつわるエピソードを聞く。
PART2では、「学校編」「美術館編」「幼児教育編」「美大・予備校編」の4つの領域に分け、現代の美術教育の様相を探る。
学芸員、小学校から中学・高校までの教員、現役美大生らが登場するほか、子供を対象とした各地のユニークな実践ファイル、予備校教育の最新状況レポート、海外の注目事例紹介、ニーズに合った教育機関がわかる学校&講座ガイドなど、盛りだくさんの内容となっている。
PART3では、ともに教員経験を持ち、現在は様々な立場から美術教育にかかわる4人による座談会を実施。美術館を多様な人が集う場にする活動「とびらプロジェクト」を運営する伊藤達矢、「学習指導要領」の改定に携わる東良雅人、美大と学校をつなぐプロジェクト「旅するムサビ」を手がける三澤一実、子供とのワークショップも行うアーティストの山本高之の4人が、美術教育の可能性と意義をテーマに語る。
また、アーティストとも協働する研究者の神野真吾が、「美術教育」と「美術」を考える論考を寄せた。
「美術を学ぶ」ことは、制作の技術を身につけるだけでなく、自由に発想し、思い描いたものを実現する手段を知ることでもある。その内容にも、あり方にも正解のない「美術教育」について、幅広い事例や議論を通じて考える特集となっている。
また、第2特集は「人新世」。T.J.ディーモスによる論考「人新世にようこそ!」と大森俊克による解題で、美術と新しい地質年代「人新世」の関わりをひもとく。ほか、特集とあわせてチェックしたい「アート&デザイン学校ガイド」、梅沢和木のロングインタビューも掲載。
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特集
みんなの美術教育
ようこそ、「正解」のない教室へ!
美術教育すごろく
間芝勇輔=イラスト 伊藤達矢=監修
PART1 「美術を学ぶ」とは?
世界の新しい見方を発見する誌上授業開講!
田中真二朗=ディレクション
わたしと美術教育
片山真理/黒瀬陽平/梅津庸一/岡田裕子/小沢剛/豊島ミホ/山縣良和
PART2 美術教育のいまを知る
[学校編]
美術の授業で目指すものって?
花里裕子×山内佑輔×門脇郁実
[美術館編]
「観ること・つくること」から、何を学ぶのか?
成相肇×白木栄世
鑑賞プログラムの20年とこれから
稲庭彩和子=文
世界のアート×教育レポート
[幼児教育編]
こどものためのアートプログラム
[美大・予備校編]
現役美大生6名が語る 美術と美大と美大生
21世紀の美術予備校の諸相
荒木慎也=文
データから読み解く美大生の「キャリア形成」
喜始照宣=文
目的別 アートスクール&講座ガイド
PART3 美術教育の未来を考える
これからの美術教育に大切なことってなんですか?
伊藤達矢×東良雅人×三澤一実×山本高之
近現代日本の美術教育史年表
[論考]美術で何を学ぶのか?
神野真吾=文
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第2特集
人新世 Anthropocene
T.J.ディーモス「人新世にようこそ!」
『人新世に抗して:視覚文化と今日の環境』より
人新世をめぐる「美術」:T. J.ディーモスの思想
大森俊克=文
アート&デザイン学校ガイド
ARTIST PICK UP
チェン・ラン
ラッシュ・サックス
特別寄稿
50年あるいは100年後の鑑賞者 日本・マルセル・デュシャン論再考
中尾拓哉=文
ARTIST INTERVIEW
梅沢和木
美術手帖2月号 1月7日(月)発売
定価1600円+税
発行元=美術出版社
『美術手帖』公式サイト http://www.bijutsu.press/books/magazine/
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