株式会社MAKOTO Prime、生成AIで能登復興をサポート
「カルクワークス」に加え、「カルクチャット」「カルクペーパー」を能登復興ネットワークへ提供拡大
東日本大震災を原点とするAIスタートアップが、被災地域の業務効率化と地域活性化を支援



令和6年能登半島地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
支援概要
株式会社MAKOTO Prime(本社:宮城県仙台市若林区、代表取締役:竹井智宏、以下「当社」)は、2011年3月に東日本大震災をきっかけに創業し、東北地域で起業支援・地域活性化に取り組んでまいりました。
このたび、2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の復旧・復興支援の一環として、能登地域の復興を推進する「一般社団法人能登復興ネットワーク」に対し、当社が開発・提供する生成AI SaaS「カルクワークス」の無償提供に加え、新たに「カルクチャット」「カルクペーパー」の無償提供を開始いたしました。
当社代表取締役の竹井智宏は、震災後何度も能登半島に足を運び、現地の状況や課題を直接確認する中で、東北での復興支援の経験を生かしたいとの想いを強くし、本支援の拡大を決定いたしました。
既に「カルクワークス」は能登復興ネットワークに導入されており、今回の他サービスの追加提供により、更なる支援の強化を目指します。
提供ツールについて
カルクワークス:補助金申請書や議事録など各種ビジネス文書を数分で自動生成できる多機能生成AIツールです。
カルクチャット:スプレッドシート運用だけで導入できるノーコードAIチャットボットです。FAQや問い合わせ対応を自動化します。
カルクペーパー:紙やPDFをアップロードするだけでOCRと生成AIが即時にデータ化・分類する書類DXクラウドサービスです。
期待される効果
当社は東日本大震災の際、各地で事務作業が膨大に増加し、人手不足の中で申請業務などが滞る現状を目の当たりにしました。当時、生成AIのようなツールがあれば多くの負担を軽減できたのではないかという思いがあります。今回の提供により、以下のような効果を期待しています。
・補助金等の申請書作成支援
今後増加が見込まれる各種申請書類の作成業務を「カルクワークス」「カルクペーパー」がサポートし、迅速な支援手続きに貢献します。
・問い合わせ対応の効率化とマッチング支援
「カルクチャット」を活用し、外部からの支援の申し出や地域住民・事業者からの問い合わせに対し、AIチャットボットが情報を整理・提供することで、適切なマッチングを促進します。これにより、能登復興ネットワークが地域のハブとしての機能をより円滑に果たせるよう支援します。
・書類業務の負担軽減
「カルクペーパー」が紙資料や電子ファイルをOCRと生成AIで即時データ化し、項目抽出・自動分類・CSV出力までワンストップで行うことで、面倒な手入力や繰り返し作業を大幅に削減します。
株式会社MAKOTO Prime 竹井智宏のコメント
「私たちは東日本大震災の復興支援を通じて、地方中小企業こそ最新技術を活用し生産性を高めることのの重要性を痛感しました。当時、全国各地からいただいた温かいご支援のおかげで、東北は少しずつ活力を取り戻すことができました。今度はその時の経験と、これまで培ってきたAI技術を能登の皆さまのお役に立てたいと考えています。これは、私たちが東北で受けた支援を能登へ届けるという想いです。
すでに『カルクワークス』を導入いただいておりますが、新たに『カルクチャット』『カルクペーパー』も提供させていただくことで、現場での皆さまのご負担を少しでも軽減し、一日も早い復旧、そしてその先にある地域活性化のお力になれればと心から願っております。これからも能登復興ネットワークの皆さまと連携し、伴走型で支援を進めてまいります。」
今後の展望
伴走支援と研修会の実施:現地職員や事業者がスムーズにAIツールを活用できるよう、オンラインでの使用方法説明や相談サポートを継続的に実施。またAI活用ノウハウや業務フロー改善事例を共有する研修会の開催を予定。
AI活用ノウハウの共有と横展開:能登地域の他の事業者・団体にもAI活用事例を横展開。
持続可能な地域づくりへの貢献:能登半島での支援経験を他地域のサステナブルな地域づくりにも活用。
会社・団体について
■一般社団法人能登復興ネットワークについて
所在地:〒926-0804 石川県七尾市生駒町3-3 banco 2階
代表理事:木下 徳泰(株式会社丸一観光 代表取締役社長)
理事:山本 亮(一般社団法人のと復耕ラボ 代表)
森山 奈美(株式会社御祓川 代表取締役社長)
監事:太田 殖之(株式会社おやゆびカンパニー 代表取締役)
事業内容:令和6年1月1日に発生した能登半島地震を契機に、地域内外の「ひと・もの・情報」のリソースを繋ぎ、能登が能登らしく復興するための活動を展開。災害支援、持続可能な復旧・復興、まちづくりのコーディネート、人材育成、関係組織の連携強化などを目的とする。具体的な取り組みとして、情報共有会議の開催、支援ニーズの調整、支援物資や炊き出しのマッチング、右腕派遣コーディネート、被災者の仕事づくり、勉強会の開催、避難者アセスメント、外部向け報告会の実施、インタビュー記事の発信などを行っている。
■株式会社MAKOTO Primeについて
社名:株式会社MAKOTO
本社:宮城県仙台市若林区清水小路6-1
代表:代表取締役 竹井智宏
事業内容:2011年東日本大震災を機に、東北の起業支援・中小企業支援を開始。東北復興&スタートアップエコシステム構築の中心的役割を担う。これまでファンド事業・地方創生事業などを立ち上げ、産学官金と広く連携しながら、一貫して地方企業が輝けるような経営環境作りを実施。現在は第二創業としてAI活用支援事業を立上げ。中小企業向け生成AIツール「カルクワークス」「カルクチャット」「カルクペーパー」を全国に展開。「生成AIで中小企業を元気に、生成AIで地方を元気に」を掲げて、より良い社会作りを目指している。
お問い合わせ
株式会社MAKOTO Prime 広報部
Email: info@makotoprime.com
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