「アートになる、ふきん」誕生。中川政七商店のロングセラー『花ふきん』30周年記念モデルを限定発売
1716 年創業の奈良の老舗、株式会社中川政七商店(所在地:奈良県奈良市、代表取締役社長 千石あや)は、1995年発売以来のロングセラーであり、累計460万枚(※)の売上を誇る看板商品「花ふきん」が発売30周年を迎えたことをお知らせいたします。また30周年を記念した特別デザインの花ふきん5種を、2025年7月9日(水)より、全国の中川政七商店直営店およびオンラインショップにて数量限定発売いたします。

ふきんは「拭くもの」。そんな常識をくつがえす一枚が、2025年に誕生します。
中川政七商店の看板商品「花ふきん」は、かつて奈良の一大産業であった「蚊帳(かや)」を活かして生まれました。時代とともに需要が減ってきていた蚊帳の吸水性・速乾性に着目し、美しく機能的なふきんとして1995年に販売開始。2007年にはグッドデザイン賞金賞、2021年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞し、累計売上は460万枚(※)を超えるロングセラーとなりました。
そして今回、30年分の感謝を込めて、花ふきんは「飾りたくなるほど、華やかな花ふきん」として周年を迎えます。58cm四方の大判サイズに、四季折々の花や季節にまつわる生き物、そして奈良らしく鹿の姿を描いた絵柄は、ふきんという枠を越え、まるで一枚の絵画のよう。飾る・包む・目隠しにするなど、暮らしの中にそっと咲く花のように、日常を彩ってくれる一枚が生まれました。
(※)1995年~2024年12月までの累計売上。花ふきん含め、かや織ふきん全体の累計売上は2100万枚
原点の想いを、節目に重ねた特別デザイン

「台所や食卓に彩りを添えたい。」
そんな開発当初の想いを受け継ぎ、今回は、より華やかな季節の花文様をあしらいました。春・夏・秋・冬、そして“寿”をテーマに、それぞれ3〜10種の花々をモチーフとし、蛍やトンボなど季節を感じさせる生き物たち、さまざまな姿の鹿も描き添えました。
原画を手がけたのは、20年以上にわたりふきんの開発に携わってきた中川政七商店のデザイナー。透明水彩で描かれた絵柄をのせた生地は、一枚ずつ丁寧に手裁断され、余白が映える“額縁”のような美しいレイアウトに仕立てられています。
商品ラインアップ

花ふきん 春の花
春の花として桜、山吹、藤、雪柳、つくし、蓮華とともに、春の訪れを告げる蝶、そして親子の鹿を描きました。
〈単 品〉花ふきん 春の花 1,980円
〈セット〉花ふきん 2枚組 春の花 3,520円(限定「春の花」、定番「檜扇(無地)」、特別箱セット)

花ふきん 夏の花
夏の花として杜若、オダマキソウ、蛍袋、ミヤマホタルカヅラ、シャガ、オカトラノオ、オモダカとともに、夏の夜に輝くホタル、そして牡鹿を描きました。
〈単 品〉花ふきん 夏の花 1,980円
〈セット〉花ふきん 2枚組 夏の花 3,520円(限定「夏の花」、定番「柳(無地)」、特別箱セット)

花ふきん 秋の花
秋の花としてシュウメイギク、ホトトギス、カワラナデシコ、女郎花、萩、水引草、山帰来、われもこう、ススキとともに、秋風を連想させるトンボ、そして牡鹿を描きました。
〈単 品〉花ふきん 秋の花 1,980円
〈セット〉花ふきん 2枚組 秋の花 3,520円(限定「秋の花」、定番「水仙(無地)」、特別箱セット)

花ふきん 冬の花
冬の花として椿、橘、水仙、猫柳、サンシュユ、フキノトウ、クマザサ、万両、福寿草、千両とともに、越冬するミノムシ、そして雌鹿を描きました。椿は奈良三名椿の「糊こぼし」がモチーフ。
〈単 品〉花ふきん 冬の花 1,980円
〈セット〉花ふきん 2枚組 冬の花 3,520円(限定「冬の花」、定番「小手毬(無地)」、特別箱セット)

花ふきん 寿の花
慶事に相応しい花として梅、松、竹とともに、正倉院文様の一つで縁起のよい図柄として知られる「花喰鳥(はなくいどり)」と「花鹿(はなしか)」を描きました。
〈単 品〉花ふきん 寿の花 1,980円
〈セット〉花ふきん 2枚組 寿の花 3,520円(限定「寿の花」、限定色(無地)、特別箱セット)

花ふきん5枚組 30周年
30周年の特別なボックスに、限定商品5種「春・夏・秋・冬・寿」を詰め合わせました。ボックスには、ふきんにも描いた四季折々の花と親子鹿を添えています。
〈5枚組〉花ふきん 5枚組 30周年 11,000円
花ふきんのこれまでと、これから
かつて、奈良の特産品であった蚊帳。目の粗い生地でできた蚊帳は、日本の夏の風物詩でした。時代と共に需要が減ってきていた蚊帳の吸水性・速乾性に着目し、美しく機能的なふきんとして商品化したのが「花ふきん」のはじまりです。節目の年に、その歴史とこれからをご紹介します。
1995年 花ふきん誕生
奈良の特産品であった蚊帳。需要の失われつつあった技術を「ふきん」として再生させたのが「花ふきん」のはじまりです。

大仏さまお身拭いに献納
ふきんとして受け継がれた奈良の技術。東大寺・大仏さまのお身体を清める行事「大仏さまお身拭い」に花ふきんを毎年献納しています。

2008年 グッドデザイン賞金賞
グッドデザイン賞金賞を受賞。一枚一枚判子で手押ししていたパッケージも、時代とともに印刷へと変化しました。

2000年 ラインナップ拡充
花ふきんと同じ「かや織」生地を使った商品のラインアップを拡充。一回り小さく、厚手に仕立てたふきんも加わりました。

2005年 かや織はふきん以外へ
「かや織」はふきん以外にも、ストールやバスマットなどへと応用され、奈良の工芸を継承する取り組みへと発展しています。

これからも変わらないもの
今も変わらず、一枚一枚、丁寧に。織り、染め、糊付け、裁断、縫製、仕上げ。そのすべてに、クラフトマンシップを込めてこれからもお届けします。

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