【新レポート発行】2022年度「第4回人事・退職給付一体サーベイ(人的資本編)」の調査結果
本サーベイは三菱UFJ信託銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(以下MURC)が昨年10~12月に共同で実施したサーベイ調査で、三菱UFJ年金情報3月号で公表した「概要版」に引き続き、「詳細版」として更なる分析結果を公表するものです。
■第4回調査の目的と概要
「ヒト」への投資が「ヒト」による価値創造を最大化する「人的資本(human capital)」戦略の考え方が広まりつつある状況下、人的資本経営への取組状況や開示方針などを中心に実施したアンケート調査の分析結果をお伝えします。
【アンケート調査概要】 第4回人事・退職給付一体サーベイ「人的資本編」
■実施期間 : 2022年10月31日~12月9日
■対象企業 : 弊社の企業年金お取引先
■回答企業 : 253社
■実施方法 : Webアンケートへの回答
■設問数 : 42問(業種・従業員数等の基本属性の設問を含めて)
出所:弊社とMURC「第4回人事・退職給付一体サーベイ(人的資本編)」
(1)人的資本経営の考え方と情報開示への対応状況
人的資本経営を推進するための取組状況では、従業員規模による情報開示へのスタンスの違いに差がありました。
従業員3,001人以上の企業:「法令で義務化された以上に開示」が多い(23.4~25.5%)
従業員1,000人~3,000人の企業:「義務化された開示項目のみ開示」が多い(27.1%)
1,000人以下の企業:「決めていない」が多い(40.4%)
人的資本の情報開示を進める上での課題でも、従業員規模によるスタンスの違いが見られます。
従業員3,001人以上の企業:「具体的に開示する情報の特定および指標化」48.9%
従業員1,000人~3,000人の企業:「具体的に開示する情報の特定および指標化」45.7%
1,000人以下の企業:「社内の人的リソースや専門的知見の不足」30.1%
(2)Afterコロナとワークプレイスの考え方
テレワークに対するスタンスでは、従業員数の多い企業ほど、「テレワークの実施割合」が高い傾向にありました。また、製造業42.7%、非製造業34.4%と業種によっても差があることが示されました。
(3)定年延長への取組状況
定年年齢の動向については、従業員規模が大きいほど65歳定年の割合が高くなる傾向が見られます。
レポート全文はこちらからご覧ください。
https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/nenkinjoho/pdf/mutb_202305.pdf?20230501
※5月号配信次第、リンク先変更予定(上記は4月号へのリンク)
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