AWL、NVIDIA Metropolisを活用したエッジAI映像解析基盤を拡充
~映像を「構造化データ」へ。クラウドを介さないリアルタイム解析で、現場のDXを加速~
北海道大学発認定スタートアップとして、エッジAIのコア技術を自社開発し、映像解析ソリューションとして社会実装を進めるAWL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 兼 CEO:北出 宗治、以下「AWL」)は、NVIDIAのビデオ解析プラットフォーム「NVIDIA Metropolis」を中核とするエッジAI映像解析ソリューションの展開を強化していることをお知らせします。
■ 背景
AI技術の進化と社会実装が加速するなか、AIの活躍の場はデジタル空間にとどまらず、人やモノが行き交うリアル空間へと広がりつつあります。実世界を知覚・理解し、現場の判断や行動につなげる「フィジカルAI」は、次のAI活用の主戦場として世界的に注目を集めています。一方、国内では少子高齢化に伴う労働力不足が深刻化しており、小売・製造をはじめとする現場では、限られた人員で安全・品質・顧客体験を維持・向上させることが喫緊の課題となっています。
リアル空間の状況を最も豊かに映し出すデータが、現場に既設のカメラが捉える映像です。これは課題解決に資する貴重なデータ資産である一方、クラウド依存型の解析には、通信遅延・回線負荷・プライバシー保護の観点から活用が進みにくいという制約がありました。これを受け、映像を現場(エッジ)で即時に処理し、必要な情報のみを構造化データとして活用する「エッジAI映像解析」は、フィジカルAIの社会実装を支える基盤技術として期待が高まっています。
■ AWLBOXとNVIDIA Metropolisによるソリューション概要
AWLが提供するエッジAI端末「AWLBOX(アウルボックス)」は、NVIDIA Jetsonシリーズを基盤とするエッジコンピューティング技術を採用しており、既設のカメラに接続するだけで映像のAI解析を可能にします。専用カメラの新設や大規模な配線工事を要しないため、導入負荷を大幅に抑えながら、小売店舗・商業施設・製造現場など幅広い環境で活用が進んでいます。
本基盤では、NVIDIA Metropolisのソフトウェアスタックを活用し、DeepStreamによる高効率な映像処理パイプラインと、NVIDIA TAOによるAIモデルの学習・最適化を組み合わせることで、高精度な映像解析を実現しています。さらに、複数カメラ間で同一対象を追跡するMCMT(Multi-Camera Multi-Target Tracking)や、映像内容を意味レベルで理解するVLM(Vision-Language Model)を組み合わせ、「誰が・いつ・どこで・何をしているか」を構造化データとして抽出します。
これらの処理はNVIDIAのCUDAおよびTensorRTにより最適化され、映像をクラウドへ送信することなく端末内でリアルタイムに完結します。低遅延・省電力での運用を可能にするとともに、映像データが現場の外に出ない設計はプライバシー保護の観点からも有効であり、現場における迅速な意思決定を支援します。また、AWLは、NVIDIAが新たに提供するエージェント向けスキル群を活用し、開発プロセスのさらなる加速に向けた検討を進めてまいります。
■ 活用領域と導入実績
AWLのソリューションは、来店者の行動分析や商品接触の可視化といったリテールマーケティング用途で国内小売業を中心に導入が進んでおり、サツドラをはじめとする企業での運用実績を有しています。近年は、工場における作業員の動線分析や安全管理の高度化といった製造業への展開に加え、人流解析を活用した賑わい創出やまちの安全・防犯など、スマートシティ領域における導入も進めています。
■ 今後の展望
AWLは今後も、NVIDIA Metropolisをはじめとする先進的なAI技術の活用を通じて「人とリアル空間のリアルタイムな可視化」を推進し、現場データの価値最大化とお客様の業務変革の実現に貢献してまいります。
■ AWL株式会社について
北海道大学発認定スタートアップとして、エッジAIのコア技術を自社開発し、映像解析ソリューションとして社会実装してきた企業。国内では小売業を中心に16,000台超のエッジAIカメラを展開するなど、研究開発にとどまらない「現場への実装力・展開力」を強みとする。少子高齢化・人手不足など様々な社会課題が先行して顕在化する課題先進地域・北海道を拠点に、ベトナム・インドの開発拠点を擁するグローバルなエンジニアリングチームが、現場に最適なソリューションを高品質かつ優れたコスト効率で提供。独自開発したAI技術が「人の目」を補い、あらゆる現場で「人とリアル空間をリアルタイムに可視化」。グローバルなお客様と共に社会課題に挑み続けています。

設立:2016年6月1日
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 北出 宗治
所在地:
【東京本社】東京都品川区西五反田2丁目24番4号 THE CROSS GOTANDA 8階
【札幌本社】北海道札幌市東区北8条東4丁目1-20
事業内容:エッジAI映像解析ソリューションの開発・提供
■ お問い合わせ先
AWL株式会社 担当:土田、和田
info@awl.co.jp
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