横浜市の「YOKOHAMA Hack!」交通量調査ICT化プロジェクトの実証実験が成功裏に完了
オフライン型AIアプリケーション「Praxis(プラクシス)」により、効率的かつ高精度な映像解析を実証
Intelligence Design株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中澤拓二)は、横浜市が主催するオープンイノベーション・プラットフォーム「YOKOHAMA Hack!」において、交通量調査ICT化を目的とした実証実験を成功裏に完了いたしました。本実験では、AIを活用したオフライン型解析アプリケーション「Praxis(プラクシス)」を用いて、カメラ映像から得られる交通量データ解析の有効性を検証しました。

◆実証実験について
横浜市は、AIカメラやLiDAR(ライダー)、ドライブレコーダーなどのデジタル技術を活用した交通量調査のICT化の実証実験を開始しました。この実証実験では、交差点における車両や歩行者の流れを従来の人手観測に代わる方法で測定し、データを取得することを目指しています。特に、走行速度、軌跡情報など、従来の手法では得られなかった付加価値データを収集し、交通管理や道路計画に活用します。
実証実験は、横浜市内の複数の交差点で行われ、データの取得・解析は当社が開発したオフライン型AIアプリケーション「Praxis(プラクシス)」を使用して進められます。
◆本プロジェクトの目的
本プロジェクトの目的は、横浜市内の交通状況をより効率的に把握し、道路計画や維持管理に役立つデータを取得することにあります。従来の人手による観測では対応が難しい複雑な交差点や時間帯における交通の流れを、AI技術を用いて詳細に分析することで、より正確な交通データの取得が可能になります。また、取得したデータは、交通渋滞の緩和や安全対策の強化にも役立つことが期待されています。
◆実験結果の総評
本実験は横浜市内の主要交差点で実施され、LiDAR、カメラ映像、GPS付きドライブレコーダーの3手法による交通量調査が行われました。当社が担当した「Praxis」による映像解析では、以下の結果を達成しました。
・解析精度は90%以上を達成し、実用水準であることを確認
・特別な機材や高価なインフラを必要とせず、コスト面でも従来手法より優位性を実証
・映像データのみで多様な解析が可能なため、広域的な調査展開も容易
<その他期待される活用方法に関する検討内容>
・異常走行軌跡の自動検出による交通事故防止策への応用
・渋滞要因や危険箇所を抽出し、効率的なインフラ改善提案への活用
■オフライン型AIアプリケーション「Praxis(プラクシス)」とは
Praxisは、担当者自身が簡単な操作で高度な映像解析を実施できるオフライン型AIアプリケーションです。映像を取り込み解析エリアや基準線を設定するだけで、交通量の計測はもちろん、性別・年齢・車種の属性推定、滞留時間の算出などが行えます。結果はCSV形式で即時出力され、従来の調査方法に比べて迅速かつ正確なデータ活用が可能です。
・URL:https://idea.i-d.ai
■ AI画像認識技術を持つIntelligence Design株式会社について
Intelligence Designは「AIを中心とした先端技術を社会実装する」ことをテーマに2018年5月に事業を開始いたしました。 AI関連技術は世の中に広く認知されるようになった一方で、その技術を利用した社会実装はまだ進んでいないのが現状です。そこで、だれでも、簡単、かつリーズナブルにAI関連技術を使えるようにすることが、テクノロジーの発展にも寄与すると考え「IDEA(イデア)」シリーズを開発し、UDX(アーバンデジタルトランスフォーメーション)を推進しています。
Intelligence Design株式会社概要(URL:https://i-d.ai)
会社名 :Intelligence Design株式会社
代表者 :代表取締役 中澤 拓二
所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目28番5号 3階
事業内容:◆先端技術の社会実装事業
◆AIを用いたプロダクト開発・販売
◆AIビジネスの事業企画、サービス開発支援、コンサルティング業務
設立 :2018年5月
資本金 :2億3200万円(資本準備金を含む)
〈本件お問い合わせ先〉
Intelligence Design株式会社
担当 :Business Development Group
TEL :03-6869-4055
E-mail :contact@i-d.ai
すべての画像