総務省「シンガポールにおける医療・介護・健康情報共有システム展開に向けた実証の請負」事業に採択されました

株式会社カナミックネットワーク

2025年9月9日 11時32分

株式会社カナミックネットワーク（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：山本拓真、以下「当社」）は、総務省が公募した「シンガポールにおける医療・介護・健康情報共有システム展開に向けた実証の請負」事業において、当社の提案が採択されたことをお知らせいたします。

本事業の規模（契約金額）は113,865,386円（税込）であり、シンガポール現地における調査・研究に加え、現地環境でのクラウドシステム稼働による実証および検証が業務内容に含まれております。

本事業は、高齢化が急速に進むシンガポールにおいて、日本の健康・医療・介護に関する情報共有システムの有用性を検証し、その海外展開と国際競争優位性の確保を目指すものです。シンガポールでは2023年7月より、60歳以上の国民を対象とした予防医療イニシアティブ「健康促進SG（Healthier SG）」が開始されており、本実証はこれに貢献することが期待されています。

当社は本事業において、以下の強みを活かし、実証を推進してまいります。

豊富な導入実績と専門性：当社が提供する「カナミッククラウドサービス」は、日本の地域包括ケアシステムを支える多職種連携クラウドサービスとして、全国1,300地域以上、50,000事業所以上で導入されており、医療・介護連携に関する長年の運用経験と専門的ノウハウを有しています。
現地との強固なリレーションシップ：当社グループは、シンガポールにITコンサルティング子会社であるThe World Management Pte. Ltd.（以下、「TWM」）を擁しており、創業1980年以来の現地での深い知見、英語・中国語対応、文化的背景への高い適応力、および病院・クリニック・介護施設を含む顧客基盤を保有しています。当社の代表取締役社長である山本拓真がTWMの代表も兼務しており、迅速かつ効果的な活動が可能です。
信頼性と高度な技術力：当社は東証プライム市場上場企業として厳格なコンプライアンス体制を構築しており、「介護ソフト業界初」となる「受託業務に係る内部統制の保証報告書（SOC1®Type2報告書）」をはじめ、プライバシーマーク認定やASPIC医療情報ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度を取得するなど、高度な情報セキュリティ環境と品質管理体制を誇ります。また、総務省をはじめとする省庁プロジェクトへの参画実績も豊富です。

本事業を通じて、当社は日本の先進的な医療・介護・健康分野のDXモデルがシンガポールに適用可能かつ有用であることを検証し、将来的にはシンガポールを拠点としてASEAN地域全体（マレーシア、タイ、ベトナムなど）への展開を目指してまいります。これにより、ASEAN各国が直面する超高齢社会における医療・介護人材不足や医療費増大といった社会課題の解決に貢献し、「社会貢献＋経済利益」の両立を実現するとともに、日本の医療・介護産業の国際競争力強化に寄与してまいります。