台湾工作機械・工作機械部品メーカーランキング<ワイズ機械業界ジャーナル2021年7月第4週号発行>

〜台湾機械業界の動向が分かる〜

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の7月第4週号を発行しました。今週号では、汎用機械設備業界、工作機械業界、半導体関連材料メーカーのLINTEC、機械設備業界について紹介します。

<210722号内容>
1 台湾汎用機械設備製造業の景気予測2021年
2 台湾工作機械・工作機械部品メーカーランキング
3 台湾半導体産業における接着のベストパートナー 琳得科先進科技(LINTEC)
4 新型コロナウイルス感染症の拡大とコンピュータ支援製造(CAM)の需要

 

●今週号記事の一部を紹介します。
<台湾工作機械・工作機械部品メーカーランキング>
一、工作機械部品メーカー

 経済誌『天下雑誌』による2020年「2000大企業調査ランキング」によると、工作機械部品上場・店頭公開メーカーのうち、1位は上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)で、20年の連結売上高は前年比5.23%増の212億6,700万台湾元だった。▽第5世代移動通信システム(5G)のインフラ整備、▽半導体設備、▽自動化設備、▽医療機器の需要増加を受けて、20年下半期から売上高が大きく回復した。なお、安定した市場需要は21年末まで継続する見通しだ。
 伝動部品大手の全球伝動(TBIモーション)と直得科技(CPC)は、中国市場の自動化設備と5Gインフラ整備の需要増加を受けて、2020年の連結売上高はプラス成長に転じ、それぞれ前年比29.98%増の27億4,000万台湾元、同6.31%増の13億8,200万台湾元となった。伝動部品市場の需要増加とメーカーの稼働率回復によって、20年下半期の伝動部品メーカーの売上高は成長傾向を維持した。また、多数のメーカーが21年の業績もプラス成長を維持できると楽観視している。
 精密主軸大手の健椿工業(KENTURN)は、▽中国市場における自動車部品加工、▽3C産業(コンピューター、通信、家電)、▽風力発電産業、▽5Gインフラ整備から派生した設備調達需要が強まったため、2020年の連結売上高は前年比34.6%増と大きく伸びた。

二、台湾工作機械・工作機械部品メーカーランキング


三、まとめ
 ランキング全体を見ると、多数の工作機械・工作機械部品上場・店頭公開メーカーの順位が落ちたことが分かる。これは、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響で、輸出需要が大きく減少し、工作機械産業の販売額が世界的に減少したためだ。しかし、2021年に入って感染状況が落ち着きつつある中、世界の景気は回復の兆しをみせ、市場の投資意欲が高まったことから、受注量は成長している。このため、各メーカーの21年第1四半期の売上高は前年同期比10%以上の成長幅となった。
 台湾の工作機械メーカーの7割は輸出中心である。近頃、台湾元の為替レートの変動が大きいことから、台湾工作機械産業の国際競争力は大きな打撃を受けた。また、コンテナ不足によってメーカーの出荷速度が制限され、その影響は徐々に供給からメーカーの業績へと拡大している。一部のメーカーは生産量の制限、または生産ラインのシフト調整によって、生産量を調整している。2021年第2四半期に入って、新型コロナウイルス感染症の流行が再拡大していることから、産業の景気に対する不確定要素はまだ多い。
 これまで、工作機械産業は機械の生産効率と精度の向上に集中してきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行後、▽環境保護、▽複合化加工能力、▽スマート化など産業の構造転換に関連する需要が増加している。これらの需要に対して、サービス製造業としての能力を強化することが、今後の発展のポイントとなるだろう。
 これに対し、台湾工作機械・工作機械部品メーカーは以下の2つのポイントから着手することができる。
1)新たな応用分野を開拓し、海外技術への依存度を減らすことで、工作機械産業全体の利益率と付加価値を向上させる。
2)産業発展のトレンドとエンドユーザーの需要を把握し、顧客に加工技術のサポートとトータルソリューションを提供することで、工作機械産業の永続的発展を目指す。

ワイズ機械業界ジャーナルとは

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代表者:吉本康志
設立:1996年11月
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