ペッツファーストグループ 里親探し活動レポート 2025年3月度
すべてのペットを幸せにする取り組み
ペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:正宗伸麻)は、「Pets always come first」を理念に掲げ、ペットの一生に寄り添う企業です。当社グループでは、すべてのペットが家族と共に幸せな生涯を送れるよう、さまざまな取り組みを行っており、その一環として里親探し活動も実施しています。
2025年3月度時点での里親探し活動実績と、現在里親を募集しているペットについてご紹介します。
■ペッツファーストグループの里親探し活動とは
ペッツファーストグループは、経営理念に基づき、関わるすべてのペットに幸せな家族を見つけるため、里親探し活動を行っています。当社で里親探し活動を行うペットは、主に下記の3種類に分けられます。
① 要ケアペット
当社が運営するペットショップ「P's-first」では、販売前の健康検査において健康管理に細心の注意を払っていますが、疾患が確認されるペットもいます。そのようなペットに対しては、ペッツファースト動物病院や当社グループのウェルネス管理センターで適切な治療を施します。継続的な投薬や定期的なケアが必要となるペットについては、十分な療養期間を経た上で、その特性をご理解いただけるご家族を里親として探します。

② アダプションペット
当社では、いかなる場合でも終生飼養を条件としてペットを販売していますが、飼い主の逝去や長期入院など、予期せぬやむを得ない事情が発生した際には、行き場を失う不幸なペットが発生しないよう、ペットの受け入れと里親探し代行を実施しています。
③ 保護犬・猫の譲渡活動
日本におけるペットの殺処分数を減らすため、2013年より保護犬・猫の譲渡活動を行っています。動物愛護センターや保健所などで保護されたペットを、健康診断や性格の見極めを慎重に行った上で預かり、社内検疫期間を経て里親探しを実施しています。
どのような背景を持つペットでも生涯を全うできるよう、最良の家族を見つけ出すことが、「Pets always come first」を掲げるペッツファーストの使命です。
■譲渡会の開催について
すべてのペットが幸せで健康に、そして一人でも多くの方に豊かなペットライフを送っていただきたいという思いから、里親探しをしているペットと新しいご家族とが出会う機会を増やすため、定期的に譲渡会を実施しております。2023年から譲渡会の取り組みを開始し、多くのペットが里親様のご家庭へとお迎えされ、現在も幸せな生活を送っています。
この取り組みとともに、里親様との出会いを待つペットのことをより多くの方に知っていただくべく、3月22日に栃木県の「遊ingプラザ鬼怒川」様にて、出張譲渡会を開催いたしました。当日は100名近くの方にお立ち寄りいただき、獣医師・ケアスタッフのサポートのもと、ワンちゃんたちと触れ合っていただきました。

また、その翌週の3月29日には里親探しをするペットたちが生活するペッツファーストのケア施設「ペットケア&アダプションセンター日光」にて第6回目となる譲渡会を行いました。当日は雪の降る悪天候でもありましたが、関東近郊から17組のお客様が足をお運びくださいました。また、過去にペットケア&アダプションセンター日光にて生活をし、その後里親様にお迎えされたペットとそのご家族が里帰りとして遊びにもきてくださいました。

3月22日の出張譲渡会では1頭、3月29日の譲渡会でも2頭の譲渡が決まり、スタッフ一同大変うれしく思っております。今回、3月22日の出張譲渡会にて、ポメラニアンの「もち吉くん」をお迎えいただいた里親様にインタビューさせていただきました。

【里親様のインタビューより】
●もち吉くんをお迎えするまでの経緯
娘が以前からポメラニアンを迎えたいと言っており、ずっと探していました。過去にペットケア&アダプションセンターでワンちゃんを迎えたご縁もあり、昨年11月の譲渡会に参加したところもち吉くんに出会いました。可愛い子だなと思ったのですが、投薬が必要とのことで飼育の心配が拭いきれず、一度はお迎えを諦めました。
しかし、家族みんながもち吉くんを忘れられず、再び鬼怒川の譲渡会に行くことにしました。すると、前回より健康状態が改善しており投薬も不要になったと伺ったんです。それで、お迎えを決意しました。
●もち吉くんの現在の様子
とても元気いっぱいに過ごしています!体調を気にかけながら、毎日娘たちと一緒におもちゃ遊びをしています。人が大好きで、とても懐っこい子です。家族全員その可愛さにメロメロです♪
●今後の生活について
今の生活にゆっくりと慣れてもらい、今までにしたことのない経験をたくさんさせてあげたいです。
【ケアスタッフより、里親様へのメッセージ】

入居当初は発作が何度か見られ、心配が多かったもち吉くん。
初めてのものや環境に対してパニックになってしまうことも多く慣れるまで、誰よりも時間が必要な子でした。
お散歩も始めは全く歩けず、いつもと違う雰囲気にパニックになってしまうことも多々ありました。
しかし、根気よくお散歩練習を繰り返していくうちに自分の足で園内を一周できるまで成長した姿にとても嬉しかったです。
日光で過ごした期間が約2年と長くスタッフにとっても、とても思い入れのある子だったからこそ、旅立ちの日はもちろん寂しさもありました。しかし何よりももち吉くんに目一杯の愛情を注いでくれるご家庭で過ごせることに嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいでした。
施設での生活が長かった子だからこそ、これからの犬生、たくさん甘えて、誰よりも幸せになって欲しいと強く願っています。
本年5月以降、こういった譲渡会を定期的に開催し、里親探しをするペットたちとご家族の出会いの場を増やすことで、一日でも早く譲渡ペットに最良の家族を見つけてまいります。
■2025年3月末時点での里親探し活動実績
里親探し活動開始から着実に譲渡を積み重ね、累計での譲渡頭数は1,290頭(2025年3月末時点)となりました。直近での譲渡数推移は以下のようになっており、2025年3月度の譲渡頭数は19頭(要ケアペット14頭、保護犬・猫0頭、アダプションペット5頭)となっております。

■里親募集中のペットについて
現在、ペットケア&アダプションセンター日光には2025年3月末時点で74頭が生活し、主に治療を終えた、または回復期にある64頭が⾥親を募集中です。なお、8頭は里親探し代行サービスの猶予期間中のため募集待ち、1頭は治療中、1頭は終生飼養を行う予定です。

最後に、現在、ペットケア&アダプションセンター日光にて生活をしながら、里親様を募集しているチヂミちゃんとあさりちゃんをご紹介します。2頭とも門脈体循環シャント*1という先天的な疾患から手術を行い、療養後、日常生活に問題がない状態となったため、投薬を行いながら里親様を探しているペットとなります。
*1:門脈体循環シャント:全身につながる大きな静脈と門脈(腸管から肝臓につながっている血管)をつなぐ異常な血管(シャント血管)が存在する状態です。これにより、本来、肝臓で解毒されるはずの体にとって有害な毒素が体中に運ばれてしまい、さまざまな障害が引き起こされます。そのため、状況に応じて手術や内服薬等によって治療します。
① ミヌエット チヂミちゃん(女の子(避妊手術済) / 誕生日:2023年3月6日)
はじめは控えめですが、慣れるとすりすりとすり寄ってくれる甘えん坊のかわいい女の子です。そばに行ったときの甘えた鳴き声がとてもかわいいです♪現在は投薬と療法食を食べることで経過観察を行っていますが、日常生活に問題はありません。
定期的な動物病院の受診は必要となりますが、その点も踏まえてチヂミちゃんをかわいがってくださる里親様を募集しております。

② トイプードル あさりちゃん(女の子(避妊手術済) / 誕生日:2022年7月22日)
甘えん坊の元気な女の子です。チヂミちゃんと同様、現在は投薬と療法食を食べながら経過観察を行っていますが、日常生活に問題はありません。今年の7月で3歳となり、立派なお姉さんになりました。お散歩やほかのワンちゃんとの遊びも上手にできます♪
定期的な動物病院の受診は必要となりますので、あさりちゃんの生活をサポートしつつ、たくさんの愛情を注いでくださる里親様を募集しております。

その他の里親募集中のペットも、下記サイト・SNSよりご確認いただけます。面会のご希望やお問い合わせは、こちらから受け付けております。
【公式Instagram】@petcare_adoption_nikko
【公式Youtube】https://youtube.com/@pfirst_nikko?si=dXSFQpN7Xe3Gm5hq
【里親募集中のペット一覧】https://www.pfirst.jp/protected_activities.html
私たちは受け入れたすべてのペットの命に責任を持ち、そのペットと家族が幸せなペットライフを送れるよう、今後も里親探し活動を続けるとともにペットの幸せのためにできる取り組みを実践してまいります。
■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長COO 正宗伸麻
【従業員数】1,212名(うち獣医師66名 愛玩動物看護師66名※業務委託含む)2025年3⽉末時点
●公益財団法人日本補助犬協会と連携し13頭の聴導犬と1頭の介助犬を育成しユーザーへ提供
●動物病院URL(https://pfirst-ah.jp/)
●ニュースレターアーカイブページ(https://www.pfirst.jp/newsletter.html)
<本掲載関連記事>
・vol.1 ペットの命を守るための取り組み〜売れ残ったペットはどうなるのか
・vol.3 ペッツファースト初の医療センター「ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター」を開院
・vol.4 「ペッツファースト動物病院 福岡大野城医院」開院〜なぜ動物病院を拡大するのか〜
・vol.5 第1回譲渡会を開催〜なぜペットケア&アダプションセンター日光を開業したのか〜
・vol.6 私たち動物病院グループの高度医療への取り組み
・vol.7 日本獣医生命科学大学との猫の難病FIPの共同研究の取り組み〜不治の病を治る病気へ〜
・vol.8 ペットの遺伝子病対策の取り組み〜重篤な遺伝子病で苦しむペットを生み出さないために〜
・vol.9 2023年マンスリーペットレポ―ト総括〜売れ残りを一頭も出さない、病気や死亡事故根絶のための取り組み〜
・vol.10ペット販売の生後8週齢(56日齢)規制に対する私たちの考え方〜生後60日齢での取引基準への引き上げに関するお知らせ〜
・vol.11ペット業界におけるペットオークションやブリーダーなどの日齢偽装問題への対策〜「生後60日齢以上への取引基準引き上げ」に関する進捗報告〜
・vol.12 すべてのペットが幸せな⽣涯を送るための取り組み〜いわゆる衝動買いや飼い主を失うペットをゼロにするために〜
・vol.14 ペッツファースト動物病院「FIP予防検診」開始のお知らせ〜不治の病から治る病気へ、そして予防できる病気を目指す〜
・vol.15 獣医師監修 社内資格制度「ペッツファースト社会化トレーナー」の導入について〜子犬・子猫の社会化のために〜
・vol.16 当社獣医師によるブリーダー向け往診事業について〜ペットの健康を出⽣前から守る取り組み〜
・vol.17 ペッツファーストは、ペットをご購⼊される前のご契約者様へ「ペットのお迎え前セミナー」を実
施しています。〜ペットの衝動買いを抑え、責任ある終⽣飼養のために〜
・vol.18 2024 年 ペッツファーストマンスリーペットレポート総括〜 売れ残りを⼀頭も出さない、病気や死亡事故を根絶するための私たちの取り組み〜
●マンスリーペットレポート (https://www.pfirst.jp/protected_monthlyreport.html)
■お問い合わせ先
【本掲載内容について】
ペッツファースト株式会社 広報部
電話番号 03-6417-3503/E-mail pr@pfirst.jp
担当者 粕谷・西河・小野

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