IFS Cloud 25R1をリリース、産業用AIから価値創出を加速

IFSジャパン株式会社

2025年4月23日、英国バーミンガム発-エンタープライズクラウドおよび産業用AIソフトウェアのリーディングプロバイダーであるIFSは、IFS Connect 2025において、最新リリース「IFS Cloud 25R1」を発表しました。本リリースでは、IFS.aiを通じて導入された産業用AI技術を活用し、より迅速かつ大規模にビジネス価値を引き出すことを可能にするエージェント型AI機能が強化されています。

この新たなリリースでは、Industrial AIと持続可能性が中核に据えられており、資産およびサービス集約型の業界に特化した200以上のAIベース機能がIFS Cloud上で利用可能となりました。これにより、ユーザーはワークフローの自動化、サプライチェーンの最適化、重要なサービス機能の向上を含む、資産ライフサイクル全体および製造プロセス全体にわたる産業用エージェントの活用が可能になります。

IFS Cloud 25R1の主な新機能:

  • IFS.ai 予測と在庫補充

    お客様はスペアパーツの需要計画と在庫補充を迅速化し、グローバルかつ一元的な在庫管理を最適化できます。この機能は、サービスおよび資産部品の需要に基づき、保守プロセスで使用される部品の安全在庫、再発注点、最適ロットサイズを算出します。 

  • IFS.ai XD統合と可視化

    AIを活用したデータマッピングによって高速化された2Dまたは3DデータをIFS Cloudに取り込み、より深い洞察を引き出すことが可能になります。早期に状況を把握できることで、保守チームとエンジニアリングチームは先を見越した意思決定を行えるようになり、より効率的で保守性の高い資産管理へとつながります。技術者は、未処理の作業指示などの保守情報が重ねて表示された3Dモデル内で、注意が必要な部品を視覚的に確認できます。一方、エンジニアリングチームは、グラフ化されたパフォーマンスデータやリアルタイムのアラートを活用して、資産の保守により迅速に対応できるようになります。 

  • IFS.ai ドキュメントからのデータと作業生成

    時間と労力を節約できます。第三者業者の保守レポートからデータや推奨事項を抽出し、フォローアップ保守作業の特定や次のステップの決定を効率化します。

  • IFS.ai サプライチェーンイベントの要約

    非構造化データから価値あるインサイトを生成し、お客様が重要なサプライチェーンと生産プロセス全体に対する可視性を高められるようにします。マクロ経済の変動にいかに対応すべきか、国、業界、そして企業が模索している今、このレベルのインサイトは、これまで達成不可能だった管理能力とレジリエンスをもたらします。

  • IFS.ai Copilot(営業見積)

    これにより、顧客対応の効率は高まり、より的確な推奨によって販売が促進されます。さらに、注文エラーの削減と生産性の向上を通じて、収益増を実現します。 

  • IFS.ai Copilot(出荷指示)

    自動化された柔軟な輸送手段の選択により、サプライチェーン管理を改善するとともに、営業チームの生産性向上と顧客サービスの強化を実現します。

  •  IFS.ai Copilot(顧客オーダー)

    AIを活用してサプライチェーンシナリオにおける受注関連の重要イベントを要約し、サプライチェーン分析を強化する機能です。より深い洞察を提供し、意思決定を迅速化することで、サービス向上やステークホルダーとのコミュニケーション改善につながります。 

  • IFS.ai 作業時間予測

    AI/MLを活用して製造オーダーの作業時間を予測し、潜在的な遅延リスクを特定することで、業務効率の向上、遅延コストの削減、顧客満足度の向上を実現します。リスクを早期に特定することにより、遅延の発生を未然に防ぎ、その影響を軽減するとともに、体系的な問題を明らかにし、計画データの調整を可能にします。 

  • IFS.ai 排出量管理

    IFS Cloudは、スコープ1および2の排出量の管理と報告に対応しており、お客様は排出量を算定し、その進捗を正確に追跡できます。これは、IFSとClimatiqとのグローバルパートナーシップにより提供される16万以上の検証済み排出係数を活用することで可能になります。

IFSの最高製品責任者であるクリスチャン・ペダーセンは、次のようにコメントしています。「IFSの産業環境でAIを提供する能力は、現実の複雑な産業課題の解決に根ざしています。IFS.aiは不確かな情報に基づいた推論ではありません。サプライチェーンと生産が課題となっているときに、世界最大の産業企業がナビゲートし、リードするのをすでに支援しています。IFSの一貫した成長と実世界のAI機能の数の増加は、IFSの特化したフォーカス、固有のエージェント機能、AIの進歩の俊敏な統合により、画一的な巨大企業よりもIFSを選択しているお客様にとって永続的な価値を示しています。」

「このターゲットを絞ったアプローチにより、これらの複雑な業界特有の課題と要件に密接に対応した個別のソリューションを提供できます。これは、25R1で利用可能な新機能によって実現されます。私たちの使命は、AIで次の産業革命を推進することであり、25R1でお客様にもたらすインパクトのある進歩を誇りに思っています。」

規制と地政学的状況が変化する中、IFS Cloudは企業が混乱を予測し、計画と生産サイクルを最適化し、持続可能性の目標を利益を上げながら達成しながら、運用のレジリエンスを強化することを可能にします。IFS Connectシリーズのイベントに参加するお客様は、IFS Cloudの動作を見て、今日のAIから価値を引き出す方法をご理解いただけます。

本リリースにあわせて、IFSは2025年6月末までの導入支援プランを提供。12か月のサブスクリプションには、IFS.aiのすべてのユースケースへのアクセスと初期導入用トークンが含まれ、リスクを抑えながら迅速に効果を確認できます。また、AIの使用量を標準化し、変動コストのリスクを回避する仕組みも組み込まれています。

IFS Connectに参加された皆さまは、実際のユースケースを通じてIFS Cloudの最新機能とその価値をいち早くご体験いただいています。AIを「今」、現場でどう使うか。その答えが、IFS Cloud 25R1にあります。

IFSについて

IFSは、製造、サービス、および地球に電力を供給するハードコアビジネス向けの産業用AIおよびエンタープライズソフトウェアの世界有数のプロバイダーです。当社のテクノロジーにより、商品の製造、複雑な資産の保守、サービス中心の業務の管理を行う企業は、産業用AI™の変革の力を解き放ち、生産性、効率性、および持続可能性を向上させることができます。

IFSクラウドは、完全に構成可能なAIを搭載したプラットフォームであり、お客様の特定の要件とビジネスの進化に対して究極の柔軟性と適応性を実現するように設計されています。企業資源計画 (ERP)企業資産管理 (EAM)サプライチェーン管理 (SCM)情報技術サービス管理 (ITSM)、およびフィールドサービス管理 (FSM) のニーズに対応しています。IFSのテクノロジーは、AI、機械学習、リアルタイムデータ、アナリティクスを活用して、お客様が十分な情報に基づいて戦略的な意思決定を行い、サービスの瞬間 (Moment of Service™) を実現できるように支援します。

IFSは1983年に、最初のお客様の敷地の外にテントを張った5人の大学の友人によって設立されました。彼らは、年中無休で対応し、お客様のニーズを第一に考えていました。それ以来、IFSは80カ国で7,000人以上の従業員を抱えるグローバルリーダーに成長しました。機敏性、顧客中心主義、信頼という基本的な価値に基づいて、IFSは価値を提供し、戦略的変革を支援することで世界的に認められています。当社は、この分野で最も推奨されるサプライヤーです。その理由については、ifs.com/jaをご覧ください。

※本プレスリリースは、2025年4月23日に英国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

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会社概要

IFSジャパン株式会社

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URL
https://www.ifs.com/jp/company/about-ifs/at-a-glance/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1‐2-1 Otemachi Oneタワー 27階
電話番号
03-5456-5480
代表者名
大熊 裕幸
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年01月