中高生1,400人に聞いた「“水泳”の授業に対する意識」、水泳授業の有無や好意度、スクール水着のタイプは?~調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.208「中高生の “水泳”の授業に対する意識」~
https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol208
菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂 以下:カンコー学生服)は毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.208にて、「中高生の“水泳”の授業に対する意識」の調査データを公開しました。
夏が近くなると、プール開きをして「水泳」の授業が始まります。水泳授業は学校で「スクール水着」に着替えて行われますが、近年はLGBTQ(※)の生徒への配慮や、生徒の多様性・個性を尊重するという意識が高まり、男女の区別なく着用できるスクール水着を導入する学校もみられます。
では、中高生は水泳の授業をどのように感じているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,400人を対象に、水泳授業の有無、水泳授業の好意度、水泳授業で着用している水着のタイプについて調査しました。
※「LGBTQ」とは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)、クエスチョニング(Q)の性的少数派の中で代表的な5つの頭文字を取った総称です。
- 調査結果サマリー
●水泳授業の好意度は、中学生は約4割、高校生は約5割が水泳授業が好きと回答する一方で、「とても嫌い」(全体25.5%、中学生34.2%、高校生20.4%)という回答も
●水泳授業で着用している水着のタイプは、中高生約9割が「男女それぞれ別のタイプ」で、「男女共用のタイプ」は1割に満たない程度
- まとめ・見解
今回、全国の中学・高校生1,400人を対象に、学校の体育授業での「水泳」の有無を調べたところ、中学生「ある」(70.3%)、高校生「ある」(35.5%)という回答結果で、中学校と高校で水泳授業の有無の違いがうかがえます。
水泳授業があると回答した中高生の水泳授業の好意度は、中学生は約4割、高校生は約5割が水泳授業が好きと回答しています。一方で「とても嫌い」(全体25.5%、中学生34.2%、高校生20.4%)という回答も一定数みられます。
水泳授業で着用しているスクール水着のタイプは、「男女それぞれ別のタイプ」(全体91.1%、中学生92.0%、高校生90.6%)という状況で、「男女共用のタイプ(セパレーツ水着など)」(全体8.9%、中学生8.0%、高校生9.4%)の着用は1割に満たないという結果になりました。
日本では、「水泳」の授業があるという学校が多いため、水泳授業を学校で経験する人は多いようですが、中高生で水泳授業が嫌いという声も聞かれます。中高生が水泳授業を嫌いという理由は、「泳ぐのが苦手」「着替えるのが面倒」「濡れるのが嫌」「日焼けする」という以外にも、「水着が恥ずかしい」「体を露出したくない」「体に傷があるから見られたくない」「スクール水着を着たくない」という『水着』への抵抗が影響していることも大きいようです。時代の変化とともに、色やデザインで男女を分けない、肌の露出を控えて体のラインが目立たなくするなど、スクール水着のジェンダーレス化や改良が求められているようです。
- 調査結果
1.中高生の水泳授業の有無
●中学生の約70%、高校生の約35%で水泳授業あり
学校の体育授業で「水泳」の時間は、「ある」(全体43.4%、中学生70.3%、高校生35.5%)という状況で、中学生の約7割が水泳授業があると回答しているのに対し、高校生はその半数となり、中学校と高校で水泳授業の有無の違いがうかがえます。
Q.あなたの通う学校では、体育授業で「水泳」の時間はありますか。(単数回答)
2.水泳授業の好意度
●中学生は約4割、高校生は約5割が水泳授業が好きと回答
水泳授業があると回答した中高生の水泳授業の好意度は、「とても好き」(全体18.8%、中学生15.6%、高校生20.6%)という状況で、「まあ好き」(全体29.4%、中学生21.8%、高校生33.9%)をあわせると、中学生は約4割、高校生は約5割が水泳授業が好きと回答しています。一方、「とても嫌い」(全体25.5%、中学生34.2%、高校生20.4%)も一定数みられました。
Q.あなたは「水泳」の授業は好きですか。(単数回答)
3.水泳授業で着用しているスクール水着のタイプ
●男女それぞれ別のタイプが9割以上で、男女共用タイプは1割未満
現在、中高生が着用しているスクール水着のタイプは、「男女それぞれ別のタイプ」(全体91.1%、中学生92.0%、高校生90.6%)が9割を超え、「男女共用のタイプ(セパレーツ水着など)」(全体8.9%、中学生8.0%、高校生9.4%)の着用は少ないという結果になりました。
Q. 「水泳」の授業の水着のタイプは、どちらのタイプですか。(単数回答)
- 調査概要
・調査対象:全国の中学・高校生 1,400人
・サンプルサイズ:
中学生 | 高校生 | 計 | |
男子 | 112 | 588 | 700 |
女子 | 208 | 492 | 700 |
計 | 320 | 1,080 | 1,400 |
・調査方法:インターネットリサーチ
・実施時期:2023年2月・調査委託先:株式会社ネオマーケティング
※結果公開URL: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol208
【菅公学生服株式会社】
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服に代表される「ものづくり」と子どもたちが未来を生きるために必要な力を育む「ひとづくり」を通じて、子どもたちと学校を取り巻くさまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニー。
【カンコーホームルーム】
菅公学生服株式会社が、生徒を取り巻く環境や生徒の意識・ライフスタイルについて多角的に調査・分析し、毎月最終火曜日に、結果を発信している調査レポート。
テーマは、「中高生が着たい制服・体操服」、「部活動で身につく力」、「学校教育とSDGs」など多岐にわたる。調査結果は、当社の事業エビデンスとしてだけでなく、広く一般に公開することで論文や教材、新聞・テレビ番組で引用転載されるなど、多方面でも活用されている。
発行日:毎月1回最終火曜日更新
公開方法:WEB https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom
調査テーマの募集、ご意見・ご要望受付:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/demand
引用・転載のお申込み: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/quotation
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