高発電効率のガスタービンを採用した,新居浜北火力発電所が営業運転を開始
本設備は住友化学株式会社愛媛工場新居浜地区内にあり,航空エンジン転用型ガスタービン「LM6000(*1)PF」3基を用いた15万kW級ガスタービン発電設備です。天然ガスを主燃料とし,化学プラントで発生する副生ガスの水素も有効利用する計画となっています。また,発電効率に優れたコンバインドサイクル発電方式を採用するとともに,蒸気を供給する熱電併給のコージェネレーションを構築することで,お客さまの省エネルギーおよび二酸化炭素排出低減を実現します。
IHIとIPSは,今後も,優れた環境性能を持ち,高い発電効率と信頼性を誇る発電設備の提供や,メンテナンスおよび運用支援サービスをはじめとするライフサイクルでの運用サポートを通じて,脱CO₂・循環型社会と快適で安心な自律分散コミュニティの実現に貢献していきます。
(*1) LM6000ガスタービン:
B747などの大型旅客機に搭載されているGE社のジェットエンジン「CF6-80C2」を発電用に転用したもので,現在実用化されている40MW級ガスタービンの中で,世界最高レベルの性能を発揮する高効率ガスタービン。
詳細はこちら:https://www.ihi.co.jp/ips/products_land/gt_IM_LM/LM6000.html
【新居浜北火力発電所の概要】
所在地: | 愛媛県新居浜市惣開町5番1号 |
原動力の種類: | ガスタービン及び汽力 |
発電出力: | 約15万kW |
燃料の種類: | 天然ガス,副生ガス(水素) |
営業運転開始日: | 2022年11月25日 |
【関連リリース】
2018年02月27日 国内新設天然ガス火力発電所向けガスタービン発電設備を受注 ~世界最高レベルの高発電効率を誇る航空機転用型ガスタービンを採用~
https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2017/resources_energy_environment/2018-2-27/index.html
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