一年の価値を最大化する。浪人生が見出すべき勉強時間と合格率のバランスの重要性

1日12時間以上勉強していた浪人経験者が53.8%と最も高い合格率だが、合格率は勉強時間に比例せず。成功へのカギを握るのは？

じゅけラボ予備校（所在地：大阪市北区、代表取締役：後藤智則）は、浪人経験がある19歳〜26歳の男女330人を対象に、浪人生の勉強時間と合格率の関係性に関する実態調査を実施しました。

■調査概要

調査概要：浪人生の勉強時間と合格率の関係性に関するアンケート

調査期間：2023/12/21～2023/12/25

調査方法：インターネット調査

有効回答：事前調査で「浪人の経験がある」と回答した19歳〜26歳の男女330人

浪人の42.1%が浪人１年目で第一志望大学合格！

• 第一志望大学に合格 42.1%

• 第一志望大学に落ちて第二志望大学に合格 30.3%

• 第一・第二志望大学に落ちて第三志望大学に合格 11.5%

• 第一・第二・第三志望大学に落ちて第四以降の志望大学に合格 6.1%

• 浪人1年目は全て不合格 10.0%

調査によると、浪人経験者の42.1%が浪人１年目で第一志望大学への合格を実現していることがわかりました。

浪人生の勉強時間は一体何時間必要なのか？という事に関して浪人生にとって気になるポイントになりますので、浪人生の勉強時間と浪人１年目の合格率との関係性についても調査しましたので以下に共有します。

長時間勉強が合格の秘訣である一方で、適切な勉強時間で効率的かつ集中的な学習が成果をもたらす可能性が明らかに

勉強時間と浪人1年目の合格率の関係

勉強時間と1浪目の合格率の調査結果によると、第一志望大学の合格率が最も高かったのは、12時間以上勉強する学生で53.8%でした。しかし、この数字に次ぐのは意外にも6時間以上8時間未満勉強する学生で合格率は46.0%となり、さらに驚くべきはその次に合格率が高かったのは4時間未満の学生で44.2%であることです。

長時間勉強する学生が最も高い合格率を誇る一方で、短時間でも集中して質の高い勉強を行うことで、高い合格率を実現する浪人生も少なくありません。この結果は、長時間勉強が合格の秘訣である一方で、生徒一人ひとりに適切な勉強時間で効率的かつ集中的な学習が、仮に短時間だとしても成果をもたらす可能性を示しています。

現役高校生時代の学力にも留意する必要がある

しかし、これらの勉強時間と合格率の数字は浪人生の現役高校生時代の学力や基礎知識にも大きく左右されることを留意する必要があります。例えば、現役高校生時代の学力が高い浪人生は短時間の勉強でも効率よく知識を吸収し、結果として高い合格率を示すことがあります。逆に、現役時代に学力が低かった浪人生はより多くの時間を勉強に費やす必要があるかもしれません。このため、各浪人生は自身の学習スタイルや能力に合わせて最適な勉強時間を見極めることが大切です。また、自身の生活リズムや負担感、そして継続可能性も考慮し、自分にとって最良の学習計画を立てるべきでしょう。

勉強不足の代償。最も不合格率が高い勉強時間は1日4時間未満

浪人1年目の浪人生が全ての志望大学に不合格となる割合にも着目してみました。特に、4時間未満と4時間以上6時間未満の勉強時間帯の浪人生が最も不合格率が高いことが判明しました。4時間未満の勉強時間帯では18.6%、4時間以上6時間未満では13.5%の学生が全ての志望校に不合格となっています。これらの数字は、十分な勉強時間を確保しないことが、志望大学への道を閉ざす一因となり得ることを示唆しています。

しかし、長時間勉強する学生の中にも、12時間以上勉強して7.7%が全ての志望校に不合格となっている事実から、勉強時間だけでなく学習の質や方法、そして個々の浪人生の基礎能力が大きく影響していることが伺えます。

浪人生は自分に合った勉強法を見つけること、そして自身に必要な勉強時間を理解し持続可能な学習計画を立てることが、１浪目での第一志望大学合格を勝ち取る鍵となります。

まとめ

今回の勉強時間と浪人1年目の合格率に関する調査結果によると、浪人1年目の浪人生が第一志望大学に合格するためには、長時間勉強が有効である一方で、効率的かつ集中的な学習が可能な適切な勉強時間を見つけることも重要です。

特に、12時間以上勉強する学生が最も高い合格率を誇りますが、6時間以上8時間未満勉強する学生や4時間未満勉強する学生も高い合格率を示しています。現役高校生時代の学力によっても最適な勉強時間が変わるため、浪人生は個々の学力や学習スタイルに合わせて、効果的な学習計画を立てる必要があります。また、不足する勉強時間は不合格のリスクを高めるため、特に短時間勉強の浪人生は勉強法と学習計画が最適かどうかを再度確認または見直すことが勧められます。

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