北海道の根室警察署と「高齢者の見守りに関する協定」を締結

高齢者専門宅配弁当の地域貢献　～宅配時に高齢者の異変を発見したら警察署に連絡～

株式会社シニアライフクリエイト

2023年10月17日 11時00分

株式会社シニアライフクリエイト（本社：東京都港区、代表取締役：高橋洋、以下：当社）が展開する高齢者専門宅配弁当サービス『宅配クックワン・ツゥ・スリー』の加盟店である『宅配クックワン・ツゥ・スリー根室店(運営法人：神田新聞店合同会社、代表社員：神田要)』は、2023年10月11日(水)に根室警察署と「高齢者の見守りに関する協定」を締結しました。

◆創業時から高齢者の見守り活動を実践する強みを活かし、地域に貢献

物品授与の様子

2021年度～2023年度の「第8期根室市介護福祉事業計画」※1によると、根室市の65歳以上の老年人口は2019年まで一貫して増加していましたが、2019年をピークに減少傾向となっています。しかし、老年人口の比率は増加傾向が続き、2020年には高齢化率が34.8％となっており、北海道全体の高齢化率31.7％を超えています※2。こうした状況を踏まえ、根室警察署では、高齢者被害の犯罪や事故のない、安全かつ安心に暮らせる根室市の実現に貢献することを目的として、事業者との連携による「高齢者の見守りに関する協定」の締結を推進しています。根室市を配達地域とする『宅配クックワン・ツゥ・スリー根室店(2023年9月13日オープン)』は、高齢者にお弁当をお届けする際に特殊詐欺被害防止の啓発や交通安全のための見守り等で社会貢献となる活動を行いたいとの想いが強く、この想いが根室警察署の意向に合致したことから、この度の「高齢者の見守りに関する協定」締結に至りました。締結式では、根室防犯協会から特殊詐欺被害防止のためのマルチクロス、根室交通安全協会から反射材を寄贈いただきました。

※1　第8期根室市介護保険事業計画(令和3～5年度)第2章高齢者を取り巻く状況

https://www.city.nemuro.hokkaido.jp/material/files/group/13/4dai2syo.pdf

※2　北海道の高齢者人口の状況

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/khf/koureishajinkou.html

◆宅配中に高齢者の異変を発見したら関係各所に連絡

今回の協定締結による当社の具体的な役割は、お弁当の宅配中に配達スタッフがお届け先の高齢者について異変を感じた際に、警察署に連絡する見守り活動です。配達スタッフは、利用者に毎日※3お弁当を手渡しにてお届けしているため、「郵便物がポストに溜まっている」「雨戸がずっと閉まったまま」といった外観の異変や、「話がかみ合わなくなった」「顔色が悪く、具合が悪そうに見える」といった対面時の異変など、普段の様子を把握しているからこそ気付くことができる変化があります。過去には、配達時に呼び出しを行っても返事がなく、当日何度か訪れても鍵が開かなかったことから、配達員がケアマネジャーやご家族に連絡を入れ、ご家族が駆け付けたところ、利用者が家の中で倒れていたという例もありました。

※3　正月三が日（1月1日～1月3日）のみ休業　

◆「すべてはご高齢者のために」の具現化に向けた取り組みを推進
高齢者に密接な事業を展開する当社にとって、「高齢者の見守り」への取り組みは加盟店共々重要と考えています。今回の根室警察署との協定締結をはじめ、今後も各自治体や警察署等との連携を図りながら「すべてはご高齢者の為に」という想いの具現化に向けて、加盟店と一体となって取り組んでまいります。