[大阪版]【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率 2ヵ月連続で低下し、3％台半ばへ（三幸エステート）
募集賃料 18,000円／坪台前半で横ばい傾向
※1：主要3区＝大阪市北区・中央区・西区
2023年9月号概要
大規模ビル 空室率＆潜在空室率：潜在空室率 2ヵ月連続で低下し、4％台が目前に
大規模ビル 募集賃料＆募集面積：募集賃料 2ヵ月ぶりに下落
規模別 空室率：「大型」4％台前半で小幅な動き
大規模ビル 主要3区 空室率：「北区」大幅に低下し、8か月ぶりに3％台へ
※大規模ビル：1フロア面積200坪以上、大型ビル：同100坪以上200坪未満、中型ビル：同50坪以上100坪未満
※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/
支店長の視点
既存ビルでは大口の面積帯での成約が徐々に増加している。フリーレント等のキャンペーンの実施や、コロナ前の需給バランスのひっ迫で高騰した賃料が見直されたビルでの成約が散見される。高価格帯のビルでは引き続きテナント誘致に時間を要する一方、こうした割安感を出した既存ビルには、経済活動の活発化も背景にテナントの注目が集まっている。(大阪支店長 齊藤典弘)
大阪市 大規模ビル 空室率＆潜在空室率
潜在空室率 2ヵ月連続で低下し、4％台が目前に
空室率は前月比マイナス0.28ポイントの3.49％となり、2ヵ月連続で低下した。大口の空室を抱えたビルで外部募集が停止され、低下要因となっている。エリア別では「北区」が前月比マイナス0.7ポイントの大幅な低下となった。潜在空室率は前月比マイナス0.28ポイントの5.09％だった。拡張移転や館内増床等、前向きな需要の割合が引き続き高い。テナントの移転に向けた動きは小口の面積帯が中心だが、大口の需要も増加傾向となっている。
＜空室率＆潜在空室率＞
※大規模ビル：1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※空室率：貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率：貸付総面積に対する「募集面積」の割合
既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※統計開始日： 2000年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
大阪市 大規模ビル 募集賃料＆募集面積
募集賃料 2ヵ月ぶりに下落
募集賃料は前月比マイナス109円／坪の18,081円／坪となった。2ヵ月ぶりに下落したものの比較的小幅な動きであり、18,000円／坪台前半での横ばい傾向にある。
＜募集賃料＆募集面積＞
※大規模ビル：1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※募集賃料： 共益費込
※募集面積： 各統計日において公開されているテナント募集中面積の合計
※統計開始日： 2000年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
大阪市 規模別 空室率
「大型」4％台前半で小幅な動き
＜規模別 空室率＞
※大規模ビル： 1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※大型ビル： 同100坪以上200坪未満の賃貸オフィスビル
※中型ビル： 同50坪以上100坪未満の賃貸オフィスビル
※統計開始日： 2000年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
大阪市 大規模ビル 主要3区 空室率
「北区」大幅に低下し、8か月ぶりに3％台へ
＜主要3区 空室率＞
※統計開始日： 2000年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
6大都市 空室率 募集賃料（大規模ビル）
＜空室率の推移（6大都市 大規模ビル）＞
＜募集賃料の推移（6大都市 大規模ビル・主要駅前地区）＞
※募集賃料 ： 共益費込
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
その他の全国6大都市の大規模ビル（東京・札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡）のマーケットデータをまとめた各都市のプレスリリースは、下記リンク先よりダウンロードいただけます。
https://prap.gigapod.jp/fde6908175f37b14bb1bfc44c85df0470b40c48e4
三幸エステートHP：https://www.sanko-e.co.jp/
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社（1977年5月17日設立）は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。
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