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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【報道参考資料】シリアの新学期に合わせて子どもたちに通学用かばんと文具を提供

ユニセフ バック・トゥ・ラーニング

公益財団法人日本ユニセフ協会

9月15日に新学年がスタートし、新学期を迎えたシリア。ユニセフは、シリア教育省やパートナーと
ともに、小学校に通う年代の子どもたち100万人を対象に、「バック・トゥ・ラーニング
(再び学ぼう)」キャンペーンを行っています。

 

 

 

シリア国内の都市・ダルアーにあるユニセフが支援している学校で英語の授業を受ける男の子たち。© UNICEF Syria/2013/Kanawatiシリア国内の都市・ダルアーにあるユニセフが支援している学校で英語の授業を受ける男の子たち。© UNICEF Syria/2013/Kanawati

【2013年9月18日シリア発】

ペンやノートなどの文具が入った通学用カバンを用意し、シリア国内全14県の100万人の

子どもたちに提供。その半数は、最も厳しい状況が続いているラッカ県やデリゾール県、
またホムス県、ハサケ県、ダマスカス郊外県の学校に通う子どもたちに配布される予定です。

くわえて、指導用教具5000セット、遊具などがつまったレクレーションキット3000セット、
幼児向けの学習キット800セットも提供します。

 

 

 

学校に届けられた物資たち。子どもたちが日常を取り戻すために、学校に通える環境を整える必要がある。 © UNICEF Syria/2013/Kanawati学校に届けられた物資たち。子どもたちが日常を取り戻すために、学校に通える環境を整える必要がある。 © UNICEF Syria/2013/Kanawati

■5校に1校は使えない状況

3年半に及ぶシリア内戦。これまでに、国内の約4000の学校、つまり5校に1校は損壊や破壊、
自宅を離れ避難してきた人たちの仮住まいとなっており、学校として使用できません。
昨年度以降、6歳から15歳までの約200万人のシリアの子どもたちは、治安の悪化や紛争によって
通学できず、中退してしまいました。

ユニセフ・シリア事務所のアブデル・ジェリル代表は、「このキャンペーンでは、特に生活の場を
変えざるを得なかった国内避難民の子どもたちの就学を向上させることを目指しています。
3年も学校に通えていない子どももいます。子ども自身の幸せのためにも、そして社会の
未来のためにも、子どもたちが勉強できるようにすることは不可欠です」と述べました。

 

 

 

ユニセフが支援したかばんを嬉しそうに受け取る男の子。© UNICEF Syria/2013/Kanawatiユニセフが支援したかばんを嬉しそうに受け取る男の子。© UNICEF Syria/2013/Kanawati

■在宅学習プログラムの立ち上げ
キャンペーンでは、メディアやポスター、チラシなどを使って「新学期にあわせ、子どもたちを
再び学校へ」と呼びかけています。しかし、治安情勢の悪化から通学途中の危険を案じて、
子どもを学校に通わせられない地域や家庭もあります。

こうした地域に暮らす子どもたちのために、ユニセフは新たに在学学習プログラムを開発、
40万人の子どもたちを対象に実施します。プログラムの対象は1年生から4年生で、アラビア語、
英語、算数、科学を学びます。教科書に加え、子どもたちの学習をサポートする教師や保護者向けの
トレーニングを用意し、子どもたちが学び続けられるようにしています。

 

 

                       * * *
シリア国内の子どもたちに、教育支援を行うための資金が必要です。ユニセフはシリア国内での
支援事業のために、教育分野での3300万米ドルを含む1億1000万米ドルの資金を
必要としていますが、現在、1600万米ドルしかありません。

『シリア緊急募金』の告知にご協力いただけますよう、お願い申し上げます。

                   <シリア緊急募金>
郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「シリア」と明記 *窓口での振り込みの場合は、送金手数料は免除されます
インターネットからも募金を受け付けています www.unicef.or.jp

 

 

 

 

■参考情報(UNICEF Syria Education August 2013より)
<教育分野の概況>
・ シリアにある小学校の数: 22650校
3004校が損壊または破壊、931校が国内避難民の仮住まい(シェルター)として利用されている
(2013年7月時点)2012-2013年度に基礎教育(1~9年生)を中退した子どもたちは推定190万人

・ 2012-2013年度の小学校の出席率は国全体で62%
紛争が激しい地域では出席率が低く、アレッポ県23%、イドリブ県30%、ハマ県とダーラ県50
紛争がさらに激しいデリゾール県とラッカ県では、データ収集不能

・ 教師の数も減少しており、国内避難民が避難している地域では、1クラスに定員を超える
子どもたちがおり、授業の質も低下している

・ 備品、教科書、使用用教材、水と衛生設備などが足りない

 

 

 

ユニセフが支援する学校に集まった子どもたち。教育を受ける、という事は将来の国家を担う世代を育てることにもつながる。 © UNICEF Syria/2013/Kanawatiユニセフが支援する学校に集まった子どもたち。教育を受ける、という事は将来の国家を担う世代を育てることにもつながる。 © UNICEF Syria/2013/Kanawati


                   <ユニセフの取り組み>
・ シリア教育省に夏休み期間中も学校をあけ、補習授業を行うように要請

・ 9県で7月から8月に学校をあけ、シリア教育省のカリキュラムに沿ってアラビア語、算数、
英語、科学の補習授業を実施

・ 5歳~18歳の子どもたちを対象に、補習と同時に、スポーツや音楽などのレクレーション活動で
心のケアを受けられるクラブ活動を実施し、9県で15万人以上の子どもたちが参加

・ 学校や設備の修繕のほか、プレハブの仮校舎の建設、教科書の提供などを実施

※ 本信は、ユニセフ本部から提供された情報を元に日本ユニセフ協会が作成・配信しています

__________________________________________________________________________

■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール: jcuinfo@unicef.or.jp  

 

日本ユニセフ協会では、ユニセフ現地事務所から発信されるシリア国内外の情報を、
ホームページ(www.unicef.or.jp)やツイッター(@UNICEFinJapan)、
Facebook(日本ユニセフ協会)を通じて、随時配信しております。


シリア及び周辺国で、日本人スタッフ4名がシリア難民支援活動に従事しています。

現地へのお問い合わせや取材のご希望がございましたら、
日本ユニセフ協会 広報室までご連絡ください。

 

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種類
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URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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