3年目の開催！外出が難しい障害児に「おうちでお花見」をプレゼント

人工呼吸器などを利用していて外出のハードルが高い⼦どもたちのご家庭に、桜の切り枝100本を今年もプレゼントします

TRINUS

2025年3月18日 10時00分

「美しく、うつろう四季と暮らす。」をコンセプトに掲げるECサイト「SiKiTO（シキト）」を運営する株式会社TRINUS（トリナス、本社：東京都世⽥⾕区）は、医療的ケアが必要で外出困難な⼦供たちが「おうちでお花⾒」をできるよう、昨年・一昨年に続き今年も桜の切り枝100本をプレゼントします。

今年で3回目を迎える「桜配りプロジェクト」。認定NPO法人フローレンス（本部：東京都千代田区）の協力のもと、フローレンスの障害児家庭支援事業「医療的ケアシッターナンシー」（https://nancy.florence.or.jp/）を利用している約30のご家庭に、啓翁桜の切り枝合計約100本を無償提供します。

2024年の「桜配りプロジェクト」の様子。人工呼吸器などを利用する⼦どもたちに桜をお届け

■「桜配りプロジェクト」の意義

厚生労働省によると、日常的にたんや胃ろうの吸引や人工呼吸器による呼吸管理といった医療的ケアを必要とする「医療的ケア児」といわれる子どもたちは、現在2万人を超えると推定されています（※）。

こうしたお子さんたちは、医療的ケアが必要なことで外出のハードルが高いケースもあり、外に出て季節の移ろいを感じる機会も少ないという課題があります。また、こうしたお子さんを預けられる施設が極度に不足しているため、お母さん、お父さんが24時間ケアを担うことになり、ご家族全体で大きな身体的、精神的負担を抱えられています。

こうしたご家庭に「おうちでお花⾒」を楽しんでもらうため、当社とフローレンスは2023年から毎年「桜配りプロジェクト」行っており、今年で3回目を迎えます。

（※）厚生労働省.”医療的ケア児について”.https://www.mhlw.go.jp/content/000981371.pdf

■SiKiTOと「枝もの定期便」

SiKiTO（シキト）は「美しく、うつろう四季とともに暮らす。」をコンセプトに、「枝もの定期便」やデザイン雑貨を通じて、現代的な暮らしのなかに四季を感じる心地よいひとときを提供するECサイトです。

このうち「枝もの定期便」は、春は花が咲く枝、夏は新緑のドウダンツツジ、秋は赤い実がつく野ばらなど、四季の移ろいを感じる「枝もの」を専門に、ご⾃宅へお届けするサブスクサービス。

四季折々に豊かな表情を見せる枝ものは切り花よりも存在感があり、しかも長持ち。日当たりを気にしなくていいので、リビング、玄関、キッチン、ベッドルームなど飾る場所も選びません。

【ECサイト】https://sikito.com/

【枝もの定期便】https://sikito.com/pages/edamono-sbsc-service

「美しく、うつろう四季とともに暮らす。」をコンセプトとしたECサイト「SiKiTO（シキト）」

■2023・2024年のお届け事例

＜2023年＞

わずか600gという低体重で生まれた、かいりくん。現代の高度医療で一命はとりとめたものの、脳に障害が残り、現在は日常的に人工呼吸器による呼吸管理を要します。自由に外出することは難しく、かいりくんを常に見守るご家族とともに、1日のほとんどをお家で過ごすことが多いそう。お届けした時は、少し眠たそうだったかいりくん。桜を見るや、目を大きく開いてキラキラとした眼差しに。「こんなに何かをじっと見つめることは珍しい。よほど興味を持っているんだと思う」と、かいりくんのお母さんも喜んでくれました。

　▼かいりくんへのお届けの詳細

　https://sikito.com/blogs/magazine/sakurakubari_project_report

＜2024年＞

リカちゃんも、ダウン症候群により生まれつき肺や気管支が弱く、人工呼吸器による呼吸管理が必要です。ちょっとした外出でさえ、移動用の呼吸器や酸素ボンベの準備、専用ベビーカーでの移動などに相当なエネルギーを要します。桜を間近で見たリカちゃんは、初めこそ少し戸惑った様子でしたが、そのうちに、美しく咲く花びらへと手を伸ばしはじめます。リカちゃんのお母さんも「きれいな桜を眺めながら、今夜はゆっくり晩酌ができそう」と嬉しそうに話してくれました。

　▼リカちゃんへのお届けの詳細

　https://sikito.com/blogs/magazine/sakurakubari_project_report_2024