【未来データレポート 2024年7月版】花火シーズン到来!花火大会へ行く予定を決めるタイミングに早期化の兆し
大会当日から2ヶ月以上前の予定登録はコロナ禍を経て約1.4倍に。今年も去年並の予定登録傾向あり
株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)の社内研究所『TimeTree未来総合研究所』(https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute)は、TimeTreeユーザーの予定動向をまとめた「未来データレポート」の7月版を公開したことをお知らせいたします。
今回は、代表的な夏の風物詩として知られる「花火」の予定について調査いたしました。
■分析データについて
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2019年1月~2024年5月の期間で登録されたデータを対象として分析(登録ユーザー数は2019年時点で1200万、2024年5月時点で5500万)
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分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しています
コロナ禍で発生した「観覧席の有料化」「長期間の大会中止」により花火予定の登録時期が大きく変化
2020年から始まったコロナ禍では、多くの観客が集まり感染リスクになり得る花火大会は開催中止や無観客開催といった対応を余儀なくされました。「花火」というキーワードを含む予定数の推移を見ると、2023年はようやく予定数がコロナ禍以前に戻りつつあることが読み取れます。
2023年に開催された花火大会数はコロナ禍前に戻りつつあるものの、コロナ禍を経て花火大会には新たな課題が生まれています。その一つが開催にあたっての運営資金の確保です。
花火の火薬代や、人が密集しない安全な大会運営のためにかかる警備費用などが、近年の物価や人件費の高騰の煽りを受けて膨れ上がり、クラウドファンディングや有料観覧席の増加といった手段で資金確保をする花火大会が増えています。
長岡花火や亀岡平和祭保津川市民花火大会、戸田橋花火大会といった歴史ある花火大会でも全観覧席を有料化する方針が取られました。このような運営の変更が生まれる中、花火大会の予定データを見ると、コロナ禍以前の2019年は花火大会直前に予定の登録が多かったのに対し、2023年はチケット販売開始時に予定登録タイミングが集中する変化が起きていることが見てとれます。
また、特に数年の中止を経て久しぶりに開催された花火大会においては、開催決定の情報が出るタイミングで予定登録が集中する傾向も見られています。
例えば2023年に4年ぶりの開催で過去最高の103万人の動員を記録した隅田川花火大会に関して2019年と2023年の予定データを比較すると、2023年は開催決定告知タイミングに予定登録が極端に集中し、花火大会への期待から予定登録時期が大幅に早まっていました。
こうした予定登録の早期化傾向は、個別の大会に限らず「花火」予定全体でも見られ、2019年と2023年で「花火」を含むキーワードでの予定登録タイミングを比較すると、登録タイミングが早い時期ほど2023年で登録率が増加しており、花火大会当日から60日以上前に予定を登録する人の割合は2019年が11.5%に対し、2023年は16.0%と花火大会の予定を早めに登録する人が増加している変化の傾向が見えました。
予定を前もって登録するようになったことは、花火大会がコロナ禍を通して早い時期から計画され、楽しみにされるイベントとなってきた変化の表れと推察されます。
2024年も花火大会への期待感は継続。予定出現数TOP3には長岡花火、隅田川花火、なにわ淀川花火がランクイン
最後に、今年の花火大会に関する期待感を計るために、2019年、2023年、2024年各年の5月31日時点で登録されている「花火」の予定について調べました。
結果は、2019年の登録予定1万件あたりの「花火」予定の出現数を100とした時に、2023年は135、2024年は128という数値になり、2024年は2023年とほぼ同水準で、早いタイミングで花火の予定を登録する人が引き続き多いことがわかりました。
次に7月から8月に開催される花火大会のうち、5月31日時点で登録されている予定数が多かったものも2023年、2024年で調べました。
その結果、順位の変動は多少あるものの2024年の上位10位以内にランクインした大会のうち7つが、2023年にも上位10位以内にランクインしていました。新しく10位以内にランクインした花火大会としては、2023年まで中止が続いていた「鎌倉花火大会」に加え「みなとみらい花火大会」や「北海道真駒内花火大会」などが挙がり、これらの花火大会への期待度の高さが伺える結果となりました。
TimeTree未来総研所長 深川泰斗コメント
人は習慣化していたり、楽しみにしている予定ほど前もって入れるものですが、一般的にTimeTree内では、予定当日付近のタイミングで登録される予定が多い傾向があります。
例えばTimeTreeで最も多く登録されるキーワードである「休み」の予定は、予定当日から30日前までに登録される予定が約7割を占めますが、花火大会の予定を入れるタイミングはそれに比べるとずっと早い時期から登録される傾向にあります。
花火の予定がこれだけ早く登録されるのは、花火が世の中的に楽しみにされているイベントだからと言えるでしょう。
今回の未来データレポートでは、コロナ禍が花火大会に及ぼした変化を「予定登録のタイミング」という側面から分析しました。大会運営面で様々な変化が起こっているのに対して、観客側の予定データからは予定登録のタイミングが早まっていることが読み取れ、コロナ禍以前に比べ、去年と今年は花火大会を楽しみにしている方が増えているのではないかと予想されます。
大会運営者の方々の大変な努力と労力により、花火大会は実現されているものと思いますが、今後も花火が世の中の楽しみな予定として残り続けていくことを願っています。
TimeTree未来総研について
TimeTree未来総合研究所は、全世界の登録ユーザー数が5500万人を超えるカレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録された90億超の予定データを統計的に分析するTimeTreeの社内研究所です。多様性に溢れ、先の読めない時代においても、みなさまが納得して未来を選べるきっかけをつくるために、予定データから見える世の中の動きや未来の兆しを発信しています。
TimeTree未来総研Webサイト:https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute
予定データを活用したTimeTreeの広告サービスについては、以下をご確認ください。
「予定」にターゲティングできる広告ソリューション「TimeTree Ads」 https://timetreeapp.com/intl/ja/ads
未来データをもとにユーザーのモーメントをとらえた広告配信を実現する「MIRAI_DSP」https://timetreeapp.com/intl/ja/newsroom/2023-10-04/mirai-dsp
※花火やフェス、プール、BBQなどレジャー予定があるユーザー層へ効率的にターゲティング可能なメニューをご提供中
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カレンダーシェアアプリ「TimeTree」とは
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」は、共有とコミュニケーションを前提にしたカレンダーサービスです。家族、パートナー、サークル、職場など複数人数の予定共有が簡単にできて、目的に応じたカレンダーを複数つくることができます。2015年3月24日よりサービスの提供を開始、2024年4月には全世界で登録ユーザー数が5,500万を突破しました。「スマホの中の壁掛けカレンダー」として、ユーザーのみなさまの毎日の生活の中で幅広くご利用いただいています。
公式サイト
公式SNS
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Facebook https://www.facebook.com/timetreeapp
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Instagram https://www.instagram.com/timetreeapp/
株式会社TimeTree 概要
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社名:株式会社TimeTree(英語表記:TimeTree, Inc.)
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設立:2014年9月1日
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代表者:深川泰斗(代表取締役社長)
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所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-6-3 新宿国際ビルディング新館503
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事業内容:カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の運営・開発
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