銃を捨て対話を目指す~米軍駐留が続くアフガニスタンで平和を築く現地NGO代表が来日、沖縄で交流・訪問

昨年、第9回沖縄平和賞を受賞した国際協力NGO「認定NPO法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)(東京都台東)」が実施するアフガニスタン事業の現地パートナー団体「Your Voice Organization(YVO)」の代表サビルラ・メムラワル氏が来日、沖縄を訪問、講演も行います。

■11/22(金) 18:00~19:30
公開講演会「アフガニスタン・ピースアクション」@沖縄キリスト教学院
https://ngo-jvc.info/2O12f5f

■11/23(土) 14:30~16:30
僕が銃を捨てた理由(わけ)~米軍駐留が続くアフガニスタンで平和を作る~@浦添社会福祉センター
https://ngo-jvc.info/2nUeWG4

*いずれもお申し込み不要・参加無料
*日本語通訳が入ります

自身が暴力ではなく「対話の力」に気づいた経緯や、米軍の駐留が続く紛争下、武器や暴力が蔓延する地域で推進している平和教育の活動についてお伝えします。アフガン人が直接お伝えするなかなかない機会に、ぜひお越しください。

◆暴力と隣り合わせの日常
アフガニスタンでは、暴力による支配が蔓延しており、近年もタリ
バンやIS(いわゆる「イスラム国」)など武装勢力による自爆攻撃などで民間の死傷者数が過去最悪を更新するなど、治安状況が非常に厳しく、人々はいつ自分が、そして家族や友人が犠牲になるか分からない恐れの中での暮らしを余儀なくされています。

 

JVC現地事務所(2018年当時)近くで攻撃事件が起きた際、現場から逃げる人々。JVC現地事務所(2018年当時)近くで攻撃事件が起きた際、現場から逃げる人々。


◆武力から対話の力へ
サビルラ氏は紛争が続くアフガニスタンに生まれ、難民となり「力がモノを言う」環境に育ち武力へ傾倒しており、彼自身も青年時代は兵士を目指していました。
しかし、偶然のきっかけでJVC アフガニスタン現地事務所のスタッフとなり、医療支援を行っていた村への米軍の誤爆に対する抗議の話し合 いなどの活動を通じて、武力によらない物事の解決方法に気づくことになります。そして、「まずは身近なところから」と始めた子ども向けモデルガンの廃止や家庭・地域レベルでの平和交流の取り組みが大統領に陳情するまで人々を巻き込み、条例となるといった経験を持ちます。
 

No Toy Gun(玩具の銃にNo!)キャンペーン。おもちゃの銃ではなく車のおもちゃを手に掲げる。No Toy Gun(玩具の銃にNo!)キャンペーン。おもちゃの銃ではなく車のおもちゃを手に掲げる。

 

 

平和と教育のフェスティバルで インタビュー受けるサビルラの長女平和と教育のフェスティバルで インタビュー受けるサビルラの長女

 

平和について話し合うNGO主催のワークショップで東部の市民社会の代表として発言するサビルラ氏。右から2番目はガニ大統領(当時)。(首都カブール。2013年7月)平和について話し合うNGO主催のワークショップで東部の市民社会の代表として発言するサビルラ氏。右から2番目はガニ大統領(当時)。(首都カブール。2013年7月)

サビルラ氏のそのような経験を踏まえて、JVCでも対話の力を人々に伝える平和構築活動「ピース・アクション」を2017年から開始しました。(参照:アフガニスタンで始まった「ピースアクション!」(平和と非暴力の学び合) http://ngo-jvc.info/2s4acu9
そして、2019 年4 月より、JVC アフガニスタン現地事務所はJVC から独立して現地団体「Your Voice Organization(YVO)」となり、サビルラ氏はYVOの代表となりました。
現在は平和構築の活動はこれまでの活動村から治安が悪い地域へと展開するための連携にも取り組んでいます。

(参照:チャレンジ!ピース・アクションin『トラボラ』 https://ngo-jvc.info/2lndvOs / https://ngo-jvc.info/2qnfIwb

◆沖縄を訪問
この度、アフガニスタンでの平和の取り組みをぜひ日本の市民にも伝えてほしい、ということでご支援をいただき、サビルラ氏が来日し、JVCが2018年に沖縄平和賞を受賞したご縁から沖縄を訪問できることとなりました。
メディアではあまり報道されてない現地の「今」や平和を取り戻すための活動を、アフガニスタンに生きる現地NGO代表から直接聞ける機会です。アフガニスタンを通して、も「対話による平和」について考えてみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

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■11/22(金) 18:00~19:30
公開講演会「アフガニスタン・ピースアクション」
会場:沖縄キリスト教学院 シャローム会館内、1-1教室(沖縄県中頭郡西原町字翁長777番地)
https://ngo-jvc.info/2O12f5f

■11/23(土) 14:30~16:30
僕が銃を捨てた理由(わけ)~米軍駐留が続くアフガニスタンで平和を作る~
会場:浦添社会福祉センター 3階大研修室(沖縄県浦添市仲間1丁目10-7 )
https://ngo-jvc.info/2nUeWG4

*いずれもお申し込み不要・参加無料
*日本語通訳が入ります
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◆認定NPO法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)とは
1980年に日本人によりタイで設立されたNGO。現在はアジア・アフリカ・中東の世界11の国・地域で地域開発や人道支援など多岐にわたる支援を実施しています。「問題の根本原因の解決」をポリシーに、ただものをあげたりするのではない、現地の人の力を引き出す支援を重視しています。
https://www.ngo-jvc.net/

◆アフガニスタンでの活動
JVCは2019年4月から、これまでのJVCアフガニスタン事務所が現地法人化した新しい団体「Your Voice Organization(YVO)」とともに、識字教育、平和構築、提言という3つの活動を行っています。
同国では40年近く紛争状態が続き、政府と反政府武装勢力による戦闘や他国の介入などもあり、人々の命や暮らしが脅かされ続け、民間人の犠牲者は過去最悪となっています。また、最も基礎的な医療保健・教育などの公共サービスの整備さえ必要性に追いついていません。同国と国際社会の努力もあって教育環境には改善が見られるものの、識字率は38%程度しかなく、社会参加の機会も奪われているという声を多く聞いてきたことから、JVCは2018年度から地域教育(識字)の活動を開始しました。
また、長引く紛争の影響で暴力が常に身近に存在し、家庭や地域社会にも銃や武器が蔓延しています。「憎しみの連鎖を断たなければ戦争は終わらない」と危機感を強めた現地職員から、家庭や地域での非暴力の学び合いが提案され、2017年度から平和構築の活動を開始しました。
https://www.ngo-jvc.net/jp/projects/afghanistan/

◆本件に関するお問い合わせ
日本国際ボランティアセンター(JVC)広報担当 仁茂田芳枝
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F
TEL:03-3834-2388 Mail:nimoda@ngo-jvc.net


 

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会社概要

URL
http://www.ngo-jvc.net/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都台東区上野 5-22-1 東鈴ビル 4F
電話番号
03-3834-2388
代表者名
熊岡 路矢
上場
未上場
資本金
-
設立
1980年02月