東京科学大学発ベンチャー称号認定企業aiwell株式会社、 AIプロテオミクス®に関する二つ目の特許が成立
AIを用いたタンパク質の網羅的解析技術「AIプロテオミクス」サービスを提供する東京科学大学(旧東京工業大学)発ベンチャー称号認定企業 aiwell株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:馬渕 浩幸、以下「aiwell」)は、AIプロテオミクス®に関連する特許出願について、日本における特許査定通知を受領いたしましたのでお知らせします。
これによりAIプロテオミクス®に関連する二つの目の特許が成立し、病や投薬効果の兆しをより正確に把握することができる可能性が高まりました。
■本特許の概要
【発明の名称】情報処理システム、特定システムおよびプログラム
【特許出願番号】特願2022-099319
【出願人】 aiwell株式会社、国立大学法人 東京工業大学
■特許成立の背景
本特許は東京工業大学(現:東京科学大学)・林 宜宏 教授が発明したAIプロテオミクス®に関するものです。当社は既に、ある時点でのプロテオミクス画像によってAIで生体の状態を把握することを権利範囲とする特許(特許第7215682号)を取得済みですが、今回は、時間経過の中でのプロテオミクス画像の変化からAIで生体の状態を把握することを権利範囲とする特許が認められました。これにより、AIによる判断のポイントが「一つの時点」であるものだけでなく「時間経過に伴う変化」であるものも特許の権利範囲に含まれたこととなります。これは2つの特許によって守られる権利範囲が広がり、当社プロテオミクスの進展に寄与することを意味します。
時間経過が伴う解析により、疾患判断の精度向上、疾患予後の推測、投薬効果の把握など病や投薬効果の兆しをより正確に把握することができる可能性が高まりました。

今後当社は、本特許によりAIプロテオミクス®を含む統合プロテオミクスソリューション (aiwell IPA/aiwell Integrated Proteomics Analysis) を推進し、ミッションである「未来型健康社会の実現」に向けて更に邁進いたします。
統合プロテオミクスソリューション (aiwell IPA/aiwell Integrated Proteomics Analysis) の提供開始のお知らせ
■aiwell株式会社について
人・動物・植物などのタンパク質を、二次元電気泳動を用いて画像化し、AIで比較検証するプロテオミクス技術「AIプロテオミクス」を提供しています。AIプロテオミクスは国立東京工業大学林宣宏教授によって開発、発明された国際特許技術です。精緻なプロテオミクス画像をAIで比較検証することで、病気や生態変化に起因する特定タンパク質バイオマーカーの探索を迅速化。人々の健康管理や病気の早期発見、創薬などの場面で利用されています。また、人のみならず、競走馬や牛、豚などの家畜、農作物、食料品などの現場で、幅広い市場ニーズを獲得。aiwellでは現在、新川崎にプロテオミクスイノベーションセンター(通称PIC)を開設し、タンパク質の解析技術を求める様々な現場に技術提供しています。
aiwellは以下3件の特許が認められています。
・ピレンを基本骨格とした無洗浄タンパク質ゲル染色剤(特許第7113446号)
・情報処理システムおよびプログラム (特許第7215682号)
・情報処理システム、特定システムおよびプログラム (特開2024-000582、査定済)
【会社概要】
会社名 aiwell株式会社(英文表記:aiwell Inc.)
代表者 代表取締役 馬渕 浩幸
設立 2018年1月23日
所在地 東京都千代田区二番町9番3号
会社HP https://www.aiwelljapan.com
【本件に関するお問い合わせ先】
aiwell株式会社
E-mail:info@aiwelljapan.com
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