DNPが内部情報漏えい対策ソリューション「CWATクラウド」を導入
~IWIがDNPの内部情報漏えい対策強化および証跡調査の運用効率化を支援~
導入の背景:内部情報漏えい対策の強化
近年、企業の内部情報漏えいが増加しており、独立行政法人情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威2023」によれば、「内部不正による情報漏えい」は第4位にランクされています。このような状況に対し、DNPは情報漏洩対策において、先進的な技術の導入により、さらなる強化の推進を図っています。今回、DNPは、不審なPC操作をリアルタイムに検知および防止できる点、重要ファイルへのアクセス制御ができる点、ログ検索および管理機能による効率的な証跡調査ができる点から、内部情報漏えい対策をさらに強化できるとし、IWIが開発する「CWATクラウド」の導入を決定しました。
期待効果:不審な操作制御の強化と調査業務の効率化
これまで、DNPでは不審な操作があった際に、経緯や影響把握のため、すべてのログを調査し分析を行っていました。「CWATクラウド」では、通常の操作ログだけではなく不審な操作のみを記録するログ機能と、「機密」や「社外秘」といった特定の文字が含まれているファイルの持出しを検出できるキーワードチェック機能を有しているため、調査の効率化が可能になりました。また、「CWATクラウド」はPC端末上のすべての操作を監視しており、不審な操作があった際にリアルタイムに管理者へ通知するほか、ポップアップによる抑止や操作を禁止する制御機能により、情報漏えい対策強化に貢献できます。
今後の展望:国内企業の内部情報漏えい対策を推進
IWIは、引き続き「CWATクラウド」の展開を通じ、企業における内部不正や操作ミスによる情報漏えい対策推進を支援していきます。
DNPは、さらなる内部情報漏えい対策強化を図るほか、今回の「CWATクラウド」導入のノウハウや知見を活かし、DNPの顧客に対して「CWATクラウド」の販売、導入および運用サポートの提供を開始します。
IWIは、DNPとの連携を通じて、国内の情報漏えい対策を一層強化してまいります。
■「CWATクラウド」について
CWATクラウドは、内部不正や操作ミスによる情報漏えいを防ぐエンドポイントソリューションです。PC端末上の操作を記録し、情報漏えいにつながる操作をリアルタイムに制御します。
CWATクラウドは、20年の実績をもつ情報漏えい対策製品「CWAT」のサービス型製品として、2023年5月に提供を開始しました。従来のソフトウェア提供と比べ、導入期間やトライアル期間の大幅な短縮だけでなく、お客様のサーバーの調達やメンテナンスのコスト、管理の負担を削減し、企業の競争力や信頼性に関わる重要な情報の漏えいを監視し制御します。
サービスページ:https://www.iwi.co.jp/products/security/cwat-cloud.html
■株式会社インテリジェント ウェイブ(IWI)について
IWIは、決済、金融、セキュリティ分野を含む、企業のビジネスリライアビリティ(※) を支えるITサービス会社です。
ペイメント決済システムにおけるオンラインネットワーク基盤のシステム構築を中心に、証券市場向け超高速株価情報システムなど、金融業界向けの大量データをリアルタイムかつ正確に処理するシステムの開発・構築・保守を手がけ、国内における高いシェアを獲得しています。また自社開発の内部情報漏洩対策製品をはじめ、海外の先進的なソリューションを国内に紹介普及させていく情報セキュリティ対策事業も、その領域を大幅に拡大させています。
※ビジネスリライアビリティ:顧客事業の信頼性および当社事業の信頼性を高め続けること (当社の造語)
■本件に関するお問合せ先
株式会社インテリジェント ウェイブ
経営企画室 広報担当
E-mail:pr_info@iwi.co.jp
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