【ソーシャル・エックス】関西エリアでの官民共創による社会課題解決事業を加速化

複数の官民共創プロジェクト始動を機に、関西における拠点設置及び体制強化を進めます

　

　株式会社ソーシャル・エックス（東京都渋谷区、以下、当社）は、このたび、関西エリアでの官民共創による社会課題解決事業を推進するために、新たに関西に拠点を設置するとともに、体制を強化することとなりましたのでお知らせします。当社は2021年の創業以来、「逆プロポ」シリーズのサービス提供や「ソーシャルXアクセラレーションプログラム」の事業展開を通じて、全国の自治体及び民間企業との共創による社会課題解決と新産業育成を進めてきましたが、今般、関西エリアにおいて複数の官民共創プロジェクトが始動することを契機として、新たに拠点を設置し、関西エリアにおける体制の強化を図って参ります。

• 関西における新たな取り組み

１．東京海上日動火災保険株式会社と連携した関西における官民共創プロジェクトの推進
２．一般社団法人うめきた未来イノベーション機構と連携した関西の官民共創プロジェクトの推進（XKANSAI官民共創ソーシャルイノベーション・プログラムの企画運営）

３. 一般社団法人リリースと連携した京都エリアの「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業」（経済産業省 中小企業庁事業）の推進
４. 関西拠点の新規設置（本年９月以降の予定）

５. 関西エリアにおける官民共創プロジェクト推進体制の充実

• 背景

　急激な少子化や高齢化、社会的需要の多様化、財政逼迫による課題の顕在化などの影響によって、自治体は従来のようにすべての行政サービスをフルセットで維持することが難しくなり、部分的に民間と連携して持続可能な公共、地域社会の形成を担うようになってきています。他方、民間側においても、政府の掲げる骨太の方針において、「社会課題の解決と持続的な経済成長の実現に向け、官民が連携」という文言があるように、従来の財務リターンだけではなく、社会課題の解決（社会的インパクト創出）も求められるようになっています。

　関西エリアでは、大阪・京都・ひょうご神戸の各エリアがスタートアップエコシステムを形成し、2020年に内閣府により、「グローバル拠点都市」に選定され、相乗効果を発揮すべく一体的にスタートアップ成長支援が行われています。また関西全域の社会課題解決と持続的な経済成長、新産業創造の中心的な役割を担うことが期待されるうめきた２期プロジェクトの中核事業である「グラングリーン大阪」も本年９月に開業することとなり、関西エリアの機運が高まっています。

　当社は、すでに京都市や大阪府枚方市などで「逆プロポ・コンシェルジュ」事業を展開するなど、関西エリアにおいて一定の事業基盤を有していますが、東京海上日動火災保険株式会社や、一般社団法人うめきた未来イノベーション機構との共創プロジェクトが先般始動したことから、関西において新拠点を設置するとともに体制を強化し、機運高まる関西エリアにおいて、より一層の事業活動の推進を進めて参ります。

　　民間企業が社会課題起点で自治体を公募する「逆プロポ」では、関西の自治体からの応募が多く多数採択されていることからも、関西における個々の自治体の官民共創による社会課題解決の取り組みは熱量があると考えられます。当社としては、関西の個々の自治体や企業が持つ熱量やポテンシャル、社会的資本をコレクティブ（集合的）に繋ぎ合わせ、関西エリアという大きな社会的インパクト市場を創造するとともに、日本社会を牽引するイノベーションの場づくりに貢献していきます。

• 一般社団法人うめきた未来イノベーション機構（U-FINO）　理事長　中沢則夫様のコメント

　来月、グラングリーン大阪が先行まちびらきするタイミングで、関西の複数の自治体が官民連携して社会課題解決に向けて取り組むプロジェクトを、株式会社ソーシャル・エックス様と連携して、開催することとなりました。このプロジェクトは、官民連携して活動するU-FINOならではの活動であり、今後、グラングリーン大阪から関西の社会課題が次々と解決していくことを楽しみにしています。

• 東京海上日動火災保険株式会社　専務取締役　柿木一宏様のコメント

　当社は「お客様や社会の“いつも”を支え、“いざ”をお守りする」というパーパスを掲げており、複雑化・多様化する社会課題に直面するお客様に対して、有事だけではなく平時にもお役に立つために、保険の領域に留まらず、保険以外のソリューションも提供していきたいと考えています。株式会社ソーシャル・エックス様と連携し「社会課題起点の価値提供」ができる社員の育成を図り、自治体や企業の皆さまとの知と知の交流を通じて関西のお役に立てるよう取組んでまいります。

• 一般社団法人リリース　代表理事　桜井肖典様・風間美穂様のコメント

　2018年秋、規模の大小を問わず地域に根ざし、地域とともに発展する企業たちが全国で初めて「京都・地域企業宣言」を行い、翌年には「京都市地域企業の持続的発展の推進に関する条例」が施行されました。ソーシャル・エックス様と連携する中小企業庁の事業では、まちに必要だと互いに感じる仕組みを“自らつくろう”と呼びかけ、体現されようとする公益的な事業者連携の取り組みを後押しすべく、社会的インパクトの可視化を試みています。ぜひご注目ください。

• 会社概要

社名：株式会社ソーシャル・エックス
事業内容：「官民共創に最高の体験を。」を掲げ、官民共創新規事業開発プラットフォーム「逆プロポ」をはじめとする「逆プロポ」シリーズの企画運営、および、社会課題解決型の新規事業開発を支援しています。

住所：東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ32F
逆プロポ・サービスサイト：https://gyaku-propo.com/
ソーシャルXアクセラレーション公式サイト：https://sac.socialx.inc/
官民共創事例紹介サイト「SOCIAL TIMES」：https://media.socialxlab.co.jp/

【本件問い合わせ先】
プロジェクト担当＆広報担当：藤井哲也
メール：[e-mail]