「お分かりでしょうけれど、私は画家であることをやめてはいません。」がWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO (浅草) にて8月16日(水)より開催
本展は「展覧会」という形式を用いて、2つの時間と状況、つまり、1923年9月1日に起きた関東大震災と現在を重ね合わせようとしています。
今からちょうど100年前の文化的、社会的状況は、多くの点で「現在」(たとえば、2011年3月11日の東日本大震災以降の状況)と似通っていると同時に、現在を考えるための複数の視座を与えてくれます。
展覧会タイトルになっている言葉「お分かりでしょうけれど、私は画家であることをやめてはいません」は、東京の芸術家たちが「震災後」を生きていた時期に、マルセル・デュシャンが書きつけた言葉です(1924年4月17日 フランシス・ピカビア宛の手紙)。 もちろん、デュシャンは日本で被災したわけでもなければ、この極東の災害に直接言及したわけでもありません。しかし「現在」から見れば、その言葉には、ある種の同時代性と「画家(芸術家)であること」をめぐる共通の困難や問題意識を読み取ることができます。
本展では、この100年間、美術のなかで何度も頓挫し、先延ばしにされ続けてきた「問い」に対する、現在の「画家(芸術家)」たちからの応答を提示します。
開催概要
会期:2023年8月16日(水) ~ 8月31日(木) 12:00 - 19:00 ※月曜定休
会場:ソノアイダ#新有楽町(第1会場)、WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(第2会場)、ほか
来場:1,000円(第1、2会場共通券。高校生以下は無料)
※本展は「全3会場構成」です。WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOは「第2会場」となります。
詳細は以下、展覧会公式HPをご確認ください。
展覧会公式HP:https://gakaten23.studio.site/
Instagram: @watowagallery
CONTACT: gallery@watowa.jp
参加作家/代表作品(第2会場のみ) (五十音順)
井田 大介
今井 新
大木 裕之
下村 悠天
都築 房子
宏美
藤城 嘘
Houxo Que
堀江たくみ
キュレーター:黒瀬陽平
WATOWA GALLERYとは
WATOWA GALLERYは、現代日本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや「ジャパニーズ・フィロソフィー」を取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト/プロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大します。
現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信していきます。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートし、アーティストと支援者の交流を促進します。
WATOWA GALLERYを媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティの育成によって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を目指します。2019年より特定の場所を持たないプロデュース集団としての活動をしておりましたが、2022年9月より、初のWATOWA GALLERYの本拠地となる WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOを浅草・今戸にローンチ。
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