埼玉工大、川崎区内における自動運転バスの実証実験運行に参加します
共創モデル実証プロジェクトについて
「共創モデル実証プロジェクト」とは交通を地域のくらしと一体として捉え、地域の多様な関係者の共創により、その維持・活性化に取り組む事業を指します。
川崎区の交通網の特徴について
川崎区内における路線バスは川崎駅から海側に向かって放射状に伸びる路線が大半であり、その路線網を縦串で縦断する地域交通が少ないことが課題となっています。このような川崎区内における地域交通の課題解決に向けて、新モビリティサービスの実証実験運行を通じて、利用者のニーズを商業施設や外出の目的づくりイベント等とも連携して把握することにより、持続可能な地域公共交通ネットワークを目指します。
自動運転バス実証実験運行について
川崎の交通における大動脈である産業道路において行われる自動運転バスの実証実験は、将来的な社会実装を見据えながら、まずはバス運転者の負担軽減を目指しレベル2での実証実験運行を行います。
●自動運転バス実証実験概要
(1)実施期間:2023年10月23日(月)~27日(金)
(2)実証区間:臨港バス塩浜営業所~産業道路~大師橋駅
(3)車両:日野レインボーⅡをベースとした自動運転バス
(定員:運転席1名、座席 24名)
※埼玉工業大学が開発する車両を使用します
(4)運行便数:1日6往復(運行時間:9:00~17:00)
※今回は技術検証を目的としており、一般のお客様はご乗車できません。ご了承ください。
※当日の天候や車両のメンテナンス状況などにより運行予定が変更となる場合があります。
(5)自動運転レベル:レベル2・・・運転士が乗車し、状況に応じて自動・手動を切替えて運転します。
*報道関係者の皆さまへ
報道関係者の皆さまを中心に、概要説明、車両やシステムの見学、取材対応が10月23日(月)10時~、
行なわれます。別紙参照願います。
自動運転バス実証実験運行の役割について
参加予定企業名:主な役割
川崎鶴見臨港バス株式会社 :実証全体管理、コーディネート運行管理、及び、保安ドライバー
アイサンテクノロジー株式会社:高精度3次元地図作成、運行支援
A-Drive株式会社: 自動運転サービスの社会実装支援
株式会社東海理化: 遠隔監視システム
埼玉工業大学: 車両技術提供
損害保険ジャパン株式会社: 自動運転リスクアセスメントの提供
SOMPOリスクマネジメント株式会社: 自動運転リスクアセスメントの提供
自動運転車両について
写真:実証実験車両(埼玉工業大学開発の自動運転大型バス)
自動運転システム:Autoware(ティアフォー)
乗車定員:58名(23名)実証時は最大18名程度を予定
装備品:LiDAR:5機、GNSS:2機、IMU:1機
カメラ:1機(信号認識・物体認識)
遠隔システムカメラ:車室外:10機 車室内:5機
走行方法:GNSS+3Dマップ方式
各種システム:高精度3次元地図(アイサンテクノロジー)
遠隔監視システム(東海理化)
運行体制:保安ドライバー(川崎鶴見臨港バス)
オペレーター(アイサンテクノロジー)
●Autoware…自動運転システム用のオープンソフトウェア。
Autowareは、The Autoware Foundationの商標です。
●LiDAR(ライダー)…対象物に光を照射し,その反射光を光センサーでとらえ物の位置や距離を測定します。
●GNSS…GPSを含む衛星測位システムで、地球上の任意の位置を正確に特定するために使用される
位置情報サービスの総称
●IMU…機体の姿勢制御を行うためのセンサー
参考情報
アイサンテクノロジー株式会社 https://www.aisantec.co.jp/
A-Drive株式会社 https://a-drive.jp/
株式会社東海理化 https://www.tokai-rika.co.jp/
埼玉工業大学 https://www.sit.ac.jp/
損害保険ジャパン株式会社 https://www.sompo-japan.co.jp/
<関連情報>
●自動運転関連情報
・埼工大 自動運転特設サイト:http://saikocar.sit.ac.jp/
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