【建設×DX】現場作業の省力化で2024年問題に挑む

CuboRex、大手建設会社と合同で電動一輪車の実証実験を実施

株式会社CuboRex

2024年5月14日 10時30分

株式会社CuboRex（本社：東京都葛飾区、以下「当社」）は、2023年11月〜2024年4月、一輪車電動化キット
「E-cat kit2」を用いた建設現場における重量物の運搬作業の効率化にまつわる実証実験を実施いたしました。

国土交通省の調査によると建設業界の人口は年々減少し、高齢化が進んでいます*。現場の急速な高齢化と若者離れが深刻化する中、建設業の2024年問題と呼ばれている働き方改革関連法が進められています。

2024年4月より時間外労働に罰則付きで上限が設けられるなど規制が増えていますが、人手不足の課題を解決しないまま長時間労働の是正を推進すれば、工期の遅れや生産性の低下が懸念されるため、人材の有効活用と現場の生産性向上のためのDX推進が急がれています。

当社は「現場のキツいをロボティクスで解消する」をミッションに、土木・建設の現場DXを推進することで業界課題に貢献したいという想いで製品開発を行なっています。

今回その想いにご賛同をいただいた6社の建設会社様と共同で、業界全体の生産性を向上すべく共同実証実験を実施いたしました。

通常の手押し一輪車に後付けで電動化ができるタイヤキットです。

建設土木、農業、防災などあらゆる現場で運搬労力を軽減します。

・作業時間の短縮効果

最も効果の大きかった山間部の現場では、運搬時間が70%短縮、それ以外の建設現場でも15〜40%の作業時間の短縮が実証されました。

運搬作業時間の短縮は工程全体の時間短縮にも繋がり、運搬だけではなく工事全体の効率化に寄与していることが明らかになりました。

・疲労度の軽減効果

使用後のアンケートの「通常の一輪車と比べての作業時の疲労度」という設問に、全体の95％が「通常の一輪車に比べて疲れない」と回答しました。（回答数44件）

実証実験の結果、作業時間の短縮、疲労軽減に大きな効果があるという結果になりました。

各現場の詳細や実証結果はこちら

今回の実証実験を通じて、電動一輪車の導入が作業効率の向上と作業員の負担軽減に貢献し、現場の課題解決の一助になる可能性が明らかになりました。

この成果は、「現場のキツいをロボティクスで解消する」というミッションを体現するものです。今後も当社は建設業界との協力を深め、建設現場のDXを促進し、より安全で効率的な作業環境の実現を目指します。

今回建設業界のみなさまとご一緒することで、様々な現場で大きな省力効果が実証されました。

今後、農林水産業や製造業、倉庫作業など、業界を問わず現場で省力化の実証実験にご協力いただける企業様を広く募集しております。実証実験期間中は無償でトライアル機を貸し出しいたします。

共同実証の詳細条件は下記よりお気軽にお問い合わせください。

社名：株式会社CuboRex

事業内容：電動クローラー等の製品開発・製造 / 受託開発

設立年月日：2016年3月31日

代表取締役：嘉数正人

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