亀田総合病院 新透析センター開設に伴い、日本トリムの「電解水透析」を新規導入
~透析ベッド数70床、透析患者約200名に対して電解水透析®を実施~
整水器を製造販売している株式会社日本トリム(本社:大阪市、代表取締役社長:森澤紳勝)が販売する電解水透析®を行うための医療機関向けのシステムである電解水透析®多人数用透析用水作製装置が、2022年5月に稼働をはじめた医療法人鉄蕉会 亀田総合病院※(所在地: 千葉県鴨川市、院長: 亀田俊明)新棟「G棟」の新透析センターに採用されました。
新透析センターでは、治療中のすべての透析患者約200名に対して電解水透析®が提供されます。千葉県南部の基幹病院である亀田総合病院に電解水透析®システムが導入されることにより、日本国内の透析施設への電解水透析®のさらなる普及が期待されます。
※亀田総合病院は、救急医療から小児医療、周産期医療、在宅医療に至るまで地域の医療ニーズに応じた幅広い医療体制を整備しています。また、基幹災害拠点病院として、東日本大震災や令和元年房総半島台風では被災地域の医療機関から透析患者の受け入れを行った実績から、透析センターの入る新棟では臨時透析が可能な災害時受入室を設けたほか、屋上に自家発電装置を設置、井水による水の確保など、災害対策に向けた機能がより強化されました。
腎不全患者の治療に用いられる血液透析は、水を大量に使用する治療法で1回あたり約120リットルの水を使用します。日本トリムではこの「水」に着目し、抗酸化性を持つ「水素(H2)」が含まれた電解水素水を透析液の希釈水に応用することを、東北大学をはじめとした研究機関との産学共同研究で推進してまいりました。
日本では世界トップクラスの透析治療が行われていますが、それでも透析患者の平均余命は一般人の約半分と言われており、その死亡原因は心脳血管死(心不全、脳血管障害、心筋梗塞)が32.0%(*)と最多です。その原因として、治療中に発生する酸化ストレスや炎症が関与し、動脈硬化を促進していると考えられています。この酸化ストレスや炎症を抗酸化性がある水素(H2)の作用により抑制し、透析患者の方々のQOL(生活の質)向上に貢献することを目指しているのが「電解水透析®」です。電解水透析®は、次世代の新規治療法として注目されています。
当社ではこの電解水透析®システムを2011年より製造販売し、2020年には、医療機関から製品導入の多くの要望に応え、導入を加速するため、標準化タイプの「多人数用装置EW-SP75シリーズ」を発売しております。現在、日本では28施設(2022年6月10日現在)の透析施設、計886床で導入されています。
(*)日本透析医学会2020末統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」より
(1)Renal Replacement Therapy (2016) 2 23(総説論文)
「抗酸化療法としての水素分子:血液透析への臨床応用と展望」
URL:https://www.nihon-trim.co.jp/news/1554/
(2)Scientific Reports (2018) Jan 10;8(1):254 (5年間の前向き観察調査)
「電解水透析は血液透析患者の死亡・心脳血管合併症発症リスクを41%低減」
URL: https://www.nihon-trim.co.jp/research/1048/
「電解水透析は透析関連疲労の原因酸化ストレスを低減」
URL:https://hospital.luke.ac.jp/home/pdf/pr20210708.pdf
(4) Renal Replacement Therapy (2021) 7:58
「電解水透析で重度の透析関連疲労感をほぼ消失」
URL: https://www.nihon-trim.co.jp/research/3829/
*:P<0.05, **:P<0.01(変更前に比べ有意差あり)
株式会社日本トリムは、医療機器である電解水素水整水器製造販売を主軸とした事業を展開しています。当社は世界に先駆けて水が持つ機能に着目し、25年以上にわたる産官学共同研究により健康に寄与する電解水素水の機能、有用性を追求しています。現在では、電解水素水の活用は飲用にとどまらず、血液透析における次世代新規治療法や農作物の栽培など様々な分野へと応用し展開しています。また、グループ会社では国内最大手の民間さい帯血バンク(ステムセル研究所、東証グロース市場:7096)事業を展開するなど、日本トリムグループはグローバルなメディカルカンパニーを目指しています。
□設立年月日:1982年(昭和57年)6月12日
□代表取締役社長:森澤 紳勝 (もりさわ しんかつ)
□資本金:992,597,306円
□従業員数:576名(関連会社等を含む)
□企業ホームページ:https://www.nihon-trim.co.jp
※亀田総合病院は、救急医療から小児医療、周産期医療、在宅医療に至るまで地域の医療ニーズに応じた幅広い医療体制を整備しています。また、基幹災害拠点病院として、東日本大震災や令和元年房総半島台風では被災地域の医療機関から透析患者の受け入れを行った実績から、透析センターの入る新棟では臨時透析が可能な災害時受入室を設けたほか、屋上に自家発電装置を設置、井水による水の確保など、災害対策に向けた機能がより強化されました。
- 電解水透析®とは
腎不全患者の治療に用いられる血液透析は、水を大量に使用する治療法で1回あたり約120リットルの水を使用します。日本トリムではこの「水」に着目し、抗酸化性を持つ「水素(H2)」が含まれた電解水素水を透析液の希釈水に応用することを、東北大学をはじめとした研究機関との産学共同研究で推進してまいりました。
日本では世界トップクラスの透析治療が行われていますが、それでも透析患者の平均余命は一般人の約半分と言われており、その死亡原因は心脳血管死(心不全、脳血管障害、心筋梗塞)が32.0%(*)と最多です。その原因として、治療中に発生する酸化ストレスや炎症が関与し、動脈硬化を促進していると考えられています。この酸化ストレスや炎症を抗酸化性がある水素(H2)の作用により抑制し、透析患者の方々のQOL(生活の質)向上に貢献することを目指しているのが「電解水透析®」です。電解水透析®は、次世代の新規治療法として注目されています。
当社ではこの電解水透析®システムを2011年より製造販売し、2020年には、医療機関から製品導入の多くの要望に応え、導入を加速するため、標準化タイプの「多人数用装置EW-SP75シリーズ」を発売しております。現在、日本では28施設(2022年6月10日現在)の透析施設、計886床で導入されています。
(*)日本透析医学会2020末統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」より
- 代表的な電解水透析®に関する掲載論文
(1)Renal Replacement Therapy (2016) 2 23(総説論文)
「抗酸化療法としての水素分子:血液透析への臨床応用と展望」
URL:https://www.nihon-trim.co.jp/news/1554/
(2)Scientific Reports (2018) Jan 10;8(1):254 (5年間の前向き観察調査)
「電解水透析は血液透析患者の死亡・心脳血管合併症発症リスクを41%低減」
URL: https://www.nihon-trim.co.jp/research/1048/
(3)Renal Replacement Therapy(2021)7:37
「電解水透析は透析関連疲労の原因酸化ストレスを低減」
URL:https://hospital.luke.ac.jp/home/pdf/pr20210708.pdf
(4) Renal Replacement Therapy (2021) 7:58
「電解水透析で重度の透析関連疲労感をほぼ消失」
URL: https://www.nihon-trim.co.jp/research/3829/
※実質的疲労感有り無しのカットオフ値はオリジナル質問票のROC曲線から求め、VAS値4以上を実質的疲労感有りとした。
*:P<0.05, **:P<0.01(変更前に比べ有意差あり)
- 日本トリムとは
株式会社日本トリムは、医療機器である電解水素水整水器製造販売を主軸とした事業を展開しています。当社は世界に先駆けて水が持つ機能に着目し、25年以上にわたる産官学共同研究により健康に寄与する電解水素水の機能、有用性を追求しています。現在では、電解水素水の活用は飲用にとどまらず、血液透析における次世代新規治療法や農作物の栽培など様々な分野へと応用し展開しています。また、グループ会社では国内最大手の民間さい帯血バンク(ステムセル研究所、東証グロース市場:7096)事業を展開するなど、日本トリムグループはグローバルなメディカルカンパニーを目指しています。
- 会社名/株式会社日本トリム(東証プライム市場:6788)
□設立年月日:1982年(昭和57年)6月12日
□代表取締役社長:森澤 紳勝 (もりさわ しんかつ)
□資本金:992,597,306円
□従業員数:576名(関連会社等を含む)
□企業ホームページ:https://www.nihon-trim.co.jp
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