【沖縄美ら海水族館】「琉球弧の水辺」エリアがリニューアルオープン~ 生息環境を再現した絶滅危惧種の紹介 ~

 沖縄美ら海水族館(所在地:沖縄県国頭郡本部町 館長:佐藤 圭一)では、琉球弧の森や河川などの水辺に生息する生物を紹介する「琉球弧(琉球弧)の水辺」エリアを令和7年4月4日(金)にリニューアルオープンしましたのでご案内いたします。 ※【琉球弧】とは、奄美から沖縄、八重山まで弓状に連なる島々を指します。

 このエリアでは、日本で唯一海岸に生息するミヤコトカゲや、親ガエルがオタマジャクシの世話をするアイフィンガーガエルなど、琉球弧に生息する珍しい両生類・爬虫類・マイマイ類(陸産貝類)を展示しています。展示水槽では、これらの生物が生息している自然環境を身近に感じ取っていただけるよう、可能な限り忠実に再現いたしました。

展示生物リスト

動物群

種名

概要

爬虫類  

ミヤコトカゲ

国内で唯一、海岸に特化して生息するトカゲ。初展示種。

両生類

ヤエヤマハラブチガエル

湿地の土手にオスが産卵用の穴を掘る。初展示種。

リュウキュウアカガエル

冬季に集団産卵を行う。初展示種。

ハナサキガエル

世界中で沖縄本島北部“やんばる”にのみ生息する固有種。

アイフィンガーガエル

国内で唯一、母ガエルがオタマジャクシに餌を与える種。

陸産貝類   

アマノヤマタカマイマイ

国内外来種で沖縄県の指定外来種に指定されたヤエヤママドボタルに捕食され、激減。絶滅危惧Ⅰ類、国内希少野生動植物種に指定。

オオアガリマイマイ

南大東島のみに生息する固有種。国内希少野生動植物種に指定。

ヘソアキアツマイマイ

北大東島のみに生息する固有種。国内希少野生動植物種に指定。

その他、リニューアル前からの継続展示種

(爬虫類)クロイワトカゲモドキ、リュウキュウヤマガメ (両生類)オキナワイボイモリ、シリケンイモリ、オキナワアオガエル

※クロイワトカゲモドキ、ヤエヤマハラブチガエル、アイフィンガーガエル、アマノヤマタカマイマイ、オオアガリマイマイ、ヘソアキアツマイマイは当館で繫殖に成功した個体を展示しています。

沖縄美ら海水族館では、展示水槽を含む飼育下で得られる生態学的データを生息域内および生息域外の保全活動に活用することで、持続可能な自然環境の保全に貢献してまいります。

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会社概要

URL
-
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
沖縄県国頭郡本部町石川888
電話番号
0980-48-3645
代表者名
湧川 盛順
上場
未上場
資本金
-
設立
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