【独自調査】DXと電子化・クラウド化・RPAが混同されている?

DXに関するアンケート結果についてテキストマイニングによる分析を実施

株式会社スキルアップNeXt

 スキルアップAI株式会社(以下スキルアップAI、東京都千代田区神田三崎町3丁目3-20 VORT水道橋Ⅱ 5F、代表取締役 田原 眞一)は、DXに関するアンケート調査を実施しました。アンケートの結果から、DXの中心イメージは「デジタル」と「業務」であり、そこに「AI」の活用も結び付けられていることがわかりました。一方、DXと電子化・クラウド化・RPAが混同されている可能性が推察され、DXとは何かについて理解を浸透させていくことが大切であると考えられます。
 アンケート調査は2021年8月にオンラインで実施し、スキルアップAIの講座やイベントの参加者コミュニティ、一般社団法人日本ディープラーニング協会や日本マイクロソフト株式会社のコミュニティ、SNSなどで広く呼びかけ、有効回答数は131件でした。アンケートではDXがどのようにイメージされているかを調べるために、「DXと聞いて思い浮かべること」を3つ自由記述で回答いただきました。

 分析にはテキスト型(文章型)データを統計的に分析するためのツールであるKH Coder※を活用しました。 ※立命館大学の樋口耕一教授が開発したフリーソフトウェア

DXのイメージは「業務」と「デジタル」が中心、AIの認識も

図1 KHCoder 共起ネットワーク 中心性(媒介)、Jaccard係数図1 KHCoder 共起ネットワーク 中心性(媒介)、Jaccard係数

 図1は抽出された語の媒介中心性を表しています。媒介中心性とは、共起ネットワーク(文章中の単語同士の関連度をネットワーク状に図示したもの)内の各ノードの重要度を評価する指標の1つです。ノード同士を繋ぐ最短経路上に位置するノードを高く評価する指標で、図1では、中心性が高い順に青→緑→黄色で示しています。

 図1では「業務」と「デジタル」の中心性が高くなっており、ビジネス文脈の話題であること、デジタルと結びついていることがわかります。次いで「AI」が高くなっていることから、DXとAIの結びつきも良く理解されていることがわかります。

単なる電子化、クラウド化、RPAと混同している層も一定数

図2 KHCoder 共起ネットワーク サブグラフ検出(modularity)、Jaccard係数図2 KHCoder 共起ネットワーク サブグラフ検出(modularity)、Jaccard係数

 図2はノード同士のリンクの強さが強い集合ごとに色分けをして示しています。赤色はデジタルによる業務の改善や改革に関するグループ、緑色はビジネスにおけるイノベーションや変革に関するグループ、紫色はデータとAIの活用に関するグループと捉えることができます。一方、黄色は電子化やクラウド化、RPAによる自動化などに関するグループと捉えることができます。従来の電子化やクラウド化、RPAといった文脈とDXの文脈が混同されている側面もあると言えそうです。

◆関連講座情報
DX講座 https://www.skillupai.com/dx/
新入社員向けDX研修 https://www.skillupai.com/dx-training/



 

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会社概要

株式会社スキルアップNeXt

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URL
https://www.skillupai.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区神田神保町2丁目40−5
電話番号
-
代表者名
田原 眞一
上場
未上場
資本金
1億2300万円
設立
2018年05月