マーサー「プライベートアセット・サーベイ2020」結果を発表
プライベートアセットに投資している、または投資を検討している企業年金は全体の約8割を占める
世界最大級の組織・人事コンサルティング会社マーサーの日本法人であるマーサージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 草鹿 泰士)は、同社初となる日本の企業年金を対象とした「プライベートアセット・サーベイ2020」(以下、本サーベイ)の結果を発表した。
本サーベイ(回答年金数:95年金)では、参加者全体の78%(74年金)がプライベートアセットに「投資している」あるいは「投資を検討している」と回答しており、日本の企業年金におけるプライベートアセットの活用が進捗していると回答した。また、資金規模の大きい年金で「投資している」の割合が相対的に高いものの、「投資を検討している」を含めると資産規模に関わらず幅広く浸透しつつある。一方、「投資している」投資家の多くは実務面で様々な課題を抱えている点も明らかとなった。
マーサージャパン 資産運用コンサルティング部門 シニアコンサルタントの細谷弥穂は、本調査結果について次のように述べている。
「長引く低金利環境の中、日本の企業年金においてもプライベートアセットの活用が進んでおり、今後もこの流れは継続すると予測されます。多くの企業年金がまだ初期段階にあり手探りで投資を進めている状況の中、本サーベイ結果は、本邦企業年金におけるプライベートアセットの投資状況、投資手法、投資計画、課題に関するデータが含まれており、新たにプライベートアセットへの投資の検討を進めるにあたって、また現行の投資プログラムの見直しを行う際にも、お役立ていただけるものと考えています」
調査結果ハイライト
1.95の企業年金が本サーベイに参加。
2.参加年金の62%がプライベートアセットに「投資している」、16%が「投資していないが、投資を検討している」と回答し、全体の78%を占めた。
3.資金規模の大きい年金で「投資している」の割合が相対的に高いものの、「投資を検討している」を含めると、全ての資産規模で6割を超えており、プライベートアセット投資が資産規模に関わらず幅広く浸透しつつある。
4.すでにプライベートアセットに「投資している」及び「投資を検討している」年金において、今後12か月に投資を予定しているプライベートアセットは、「プライベートデット」が35%、「プライベートエクイティ」及び「私募インフラストラクチャー」がそれぞれ28%、「私募不動産」が23%となった。
5.すでにプライベートアセットに投資している年金では、56%がすでに「プライベートデット」及び「私募不動産」に投資を行っており、「プライベートエクイティ」の41%、「私募インフラストラクチャー」の29%がこれに続いた。
6.すでにプライベートアセットに投資している年金において、今後5年間の総資産額に占めるプライベートアセットの割合の見込みは、「増加する」が41%、「変化なし」が34%と合計で全体の75%を占め、「低下する」の3%、「わからない/未回答」の22%を大きく上回った。
マーサージャパン株式会社
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1061号
加入協会:一般社団法人日本投資顧問業協会 投資助言・代理会員
・ 本資料は、情報提供を目的として作成されたものであり、有価証券や金融商品の売買の申込みもしくは売買の申込みの勧誘を行うものではありません。本資料ではお客様の個別の状況を考慮した投資助言のご提案は記載されておりません。
・ 当社との間で投資顧問契約をご締結いただいた場合には、お客様と合意した投資顧問報酬をいただきます。投資顧問報酬は、お客様の事情、運用スタイル、契約資産額、サービス内容等に照らして、当社の裁量によって決定するため、具体的な報酬料率、上限額等を事前に示すことができません。
・ 弊社はお客様との投資顧問契約に基づき、有価証券の価値等の分析に基づく投資判断を含む様々なコンサルティング・サービスをご提供いたします。当社の助言に基づいて、お客様が投資を行った成果は、すべてお客様に帰属します。当社の助言は、お客様を拘束するものではなく、有価証券等の売買を強制するものではありません。売買の結果、お客様に損害が発生することがあっても、当社はこれを賠償する責任は負いません。
マーサーについて
マーサー(https://www.mercer.co.jp/) はより輝かしい未来は築くことができるものと信じています。私たちはクライアントと共に、仕事そのものを再定義し必要な改革に導き、退職制度や年金の投資成果を再構築します。そして、真の健康とウェルビーイングへと導くビジョンを掲げています。全世界約25,000名のスタッフが44ヵ国をベースに、130ヵ国以上でクライアント企業と共に多様な課題に取り組み、最適なソリューションを総合的に提供しています。マーシュ&マクレナン(NYSE:MMC)グループの一員として、日本においては 40年以上の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス支援を行っています。
マーシュ&マクレナンについて
マーシュ&マクレナン(ニューヨーク証券取引所コード: MMC)は、グローバルプロフェッショナルサービスを提供する企業グループとして、顧客企業にリスク、戦略、人材分野の助言とソリューションを提供しています。マーシュ(保険仲介とリスクマネジメント/https://www.marsh.com/jp/)、ガイ・カーペンター(再保険仲介・コンサルティング/http://www.guycarp.com/)、マーサー (組織・人事マネジメント・コンサルティング/https://www.mercer.co.jp/)、そしてオリバー・ワイマン(戦略コンサルティング/https://www.oliverwyman.jp/)から構成されており、年間総収入170億米ドル、全世界に76,000名の従業員を擁し、世界各地の顧客に分析・アドバイスを提供しています。
本サーベイ(回答年金数:95年金)では、参加者全体の78%(74年金)がプライベートアセットに「投資している」あるいは「投資を検討している」と回答しており、日本の企業年金におけるプライベートアセットの活用が進捗していると回答した。また、資金規模の大きい年金で「投資している」の割合が相対的に高いものの、「投資を検討している」を含めると資産規模に関わらず幅広く浸透しつつある。一方、「投資している」投資家の多くは実務面で様々な課題を抱えている点も明らかとなった。
マーサージャパン 資産運用コンサルティング部門 シニアコンサルタントの細谷弥穂は、本調査結果について次のように述べている。
「長引く低金利環境の中、日本の企業年金においてもプライベートアセットの活用が進んでおり、今後もこの流れは継続すると予測されます。多くの企業年金がまだ初期段階にあり手探りで投資を進めている状況の中、本サーベイ結果は、本邦企業年金におけるプライベートアセットの投資状況、投資手法、投資計画、課題に関するデータが含まれており、新たにプライベートアセットへの投資の検討を進めるにあたって、また現行の投資プログラムの見直しを行う際にも、お役立ていただけるものと考えています」
調査結果ハイライト
1.95の企業年金が本サーベイに参加。
2.参加年金の62%がプライベートアセットに「投資している」、16%が「投資していないが、投資を検討している」と回答し、全体の78%を占めた。
3.資金規模の大きい年金で「投資している」の割合が相対的に高いものの、「投資を検討している」を含めると、全ての資産規模で6割を超えており、プライベートアセット投資が資産規模に関わらず幅広く浸透しつつある。
4.すでにプライベートアセットに「投資している」及び「投資を検討している」年金において、今後12か月に投資を予定しているプライベートアセットは、「プライベートデット」が35%、「プライベートエクイティ」及び「私募インフラストラクチャー」がそれぞれ28%、「私募不動産」が23%となった。
5.すでにプライベートアセットに投資している年金では、56%がすでに「プライベートデット」及び「私募不動産」に投資を行っており、「プライベートエクイティ」の41%、「私募インフラストラクチャー」の29%がこれに続いた。
6.すでにプライベートアセットに投資している年金において、今後5年間の総資産額に占めるプライベートアセットの割合の見込みは、「増加する」が41%、「変化なし」が34%と合計で全体の75%を占め、「低下する」の3%、「わからない/未回答」の22%を大きく上回った。
マーサージャパン株式会社
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